アメリカ・オレゴン州発祥の大人気ボトルブランド「Hydro Flask(ハイドロフラスク)」。
日本で取り扱っている、アルコインターナショナル株式会社の中野大志さんにお話をお聞きしました。
◆プロフィール
中野 大志(なかの ひろし)
1987年12月30日生まれ。兵庫県出身。
2010年にアルコインターナショナルへ入社。
2017年にHydroFlask、2020年にNOMADIXの日本初上陸展開にも携わり、現在営業マネージャーとして活動中。
全米人気NO.1のボトル「Hydro Flask(ハイドロフラスク)」はサステナブルに力を入れているブランド
Hydro Flask すべての商品
—まずは、Hydro Flask(ハイドロフラスク)について教えてください。
中野 ハイドロフラスクは、2009年にアメリカ、オレゴン州で生まれたボトルブランドです。保温・保冷性などの機能に優れているのが特徴です。
—アウトドアが盛んな地域ならではの特徴ですね。
中野 そうですね。当時のアメリカでは真空断熱二重構造※のボトルは少なく、プラスチックボトルが主流でしたので、高機能のハイドロフラスクは一気に話題になりました。
その結果、全米人気NO.1、特にハワイではシェア率80%を誇るブランドに成長しました。日本でも2017年から販売がスタートし、たくさんの方に手に取っていただいております。
※真空断熱二重構造とは
ボトルの側面や底面の壁を二重にし、その間を真空にすることで熱伝達を防ぎ、保温・保冷力を高める構造。水筒やマグボトル、タンブラー、電気ポットなど、さまざまなものに利用されている。
—世界中で愛用されているのですね。日本でも街中やInstagramの投稿でよく見かけますが、ここまで人気になったのはどのような理由があったのでしょうか?
中野 機能性の高さに加え、発売当時は他のブランドになかったポップなカラー展開や、カスタマイズができることが人気に火が付いたきっかけとなりました。
—カスタマイズとは具体的にどういったことでしょうか?
中野 ボトル購入後、蓋やストラップ、カバーを好きな色のものに付け替えられるんです。
例えば写真のように、蓋はミントグリーン、ボトルはピンク、カバーはイエローというように、いくつかパーツを揃えていただき、スポーツウェアやキャンプアイテムと色を合わせたり、その日の気分に合わせて組み合わせを変えることもできます。
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水筒とはいえ、帽子やバッグ、靴と同じくファッションアイテムの一つとして持っていただけるのも他のボトルブランドにはないハイドロフラスクの魅力です。
Hydro Flask(ハイドロフラスク)の蓋と底には環境と人への細やかな気遣い
—世界中で愛されているHydro Flask(ハイドロフラスク)は、サステナブルに力を入れているブランドだと伺いました。
中野 そうですね。ボトルのキャップと底部分が環境と人に優しい作りになっています。
一般的なボトルは、保冷・保温のためにキャップ部分にプラスチックなどから作られた断熱材を入れて製造します。
対してハイドロフラスクでは、キャップ内に蜂の巣のような空洞を多数作っており、空気の層が断熱材の役割を果たすような構造になっています。
これにより、断熱材を使用せずとも24時間保冷、6時間保温という高機能を実現しています。
—キャップの断熱に新たな資源を使用していないため、環境へ優しい作りになっているのですね。
続いて、底部分にはどのようなサステナブルなこだわりがあるのでしょう?
中野 通常の水筒の底の一部に使われる「鉛」を使用していないので、どなたでも安心して使えるようになっています。
—鉛は人体に影響があるとも言われていて、使用に不安を覚える方もいらっしゃいますよね。
中野 ほとんどの製品で、鉛が直接肌に触れないよう、表面にカバーがされていますが、それでも不安に感じる方もいると思います。ハイドロフラスクのタンブラーやボトルは、ガラス由来の成分で底を埋めているので、お子様にも安心して使用していただけますよ。
—ハイドロフラスクは、非常に細かい部分にこだわって、環境や人に優しいボトル作りを行っているブランドだと分かりました。
プラスチック削減キャンペーンをHydro Flask(ハイドロフラスク)が独自に展開
—さらにHydro Flask(ハイドロフラスク)が独自に行なっているサステナブルなキャンペーンについて教えてください。
中野 「Refill For Good(リフィル フォー グッド)」というキャンペーンを毎年7月に展開しています。
ハイドロフラスクのボトルを持った日常の写真を#RefillForGoodのタグをつけてインスタグラムに投稿し、プラスチックフリーへの取り組みを世界中にシェアしようというキャンペーンです。
また、これに合わせて、2021年には限定ボトルも販売されました。
売り上げの一部が世界中の海の環境保全に取り組むSurfrider Foundation(サーフライダーファウンデーション)へ寄付されています。
—ボトルブランドだからこそ、世界に向けてマイボトル利用推進のキャンペーンを行っているのですね。
温かいコーヒーや冷たい水を長時間キープするだけにとどまらない ハイドロフラスクの活用法
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—ここからは、Hydro Flask(ハイドロフラスク)のボトルについてさらに詳しくお聞きしていきます。
まずは、商品のラインナップや種類についてご紹介をお願いします。
中野 はい。お馴染みのタンブラーから蓋・取っ手付きのマグカップなど、たくさんの種類が揃っています!
また、炭酸を持ち運びできるものもあり、ビールを楽しみたい方におすすめです。
—コーヒーにお酒、炭酸など様々な飲み物を持ち運べるんですね。
中野 そうですね。また、飲み物を持ち運ぶ以外にもご活用頂けます。例えば21ozのボトルはスポーツやアウトドア時の氷入れとして使用していただくこともできますよ。
さらに、12ozなどの小さめのものはスープやフルーツなど食べ物を持ち運んでいただくのにも便利です。
—保冷・保温機能が高いからこそ、氷や食べ物も安心して持ち運べますね。
家族で使える ハイドロフラスクの便利機能
—さらに便利な機能もあると伺いました。
中野 そうですね。一つは、取っ手が付いているのでリュックや鞄からボトルを取り出しやすいです。写真のように手袋をしながらでも取り出せます。
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また、取っ手部分に金具を付けて、かばんやリュックに引っかけて使えばさらにスムーズに持ち運びできます。
—荷物が多くなりがちなレジャー時に活躍しそうです。
中野 さらに、蓋を付け替えられることも便利なポイントです。元々ハイドロフラスクのボトルの飲み口は広口タイプで、飲み物をごくごく飲めるようになっています。
一方、このような別売りの蓋に付け替え、飲み口の大きさを調節すると、少しずつ飲み物が出てくるようになります。熱い飲み物やお子様にも対応できますよ。
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さらに、飲み口に加え、ボトル表面には独自のパウダーコーティングが施されていて表面がザラザラしています。アウトドアで汗をかいている時も、お子様の小さい手でも滑りにくく持ちやすい作りになっているのもポイントです。
—子どもから大人まで使いやすい機能が備わっているのですね。
Hydro Flask(ハイドロフラスク)で毎日の生活をより心地の良いものに
—最後に、読者の皆さんへメッセージをお願い致します。
中野 ハイドロフラスクの製品を通じて、皆さんがより心地良いと感じるライフスタイルの実現に貢献できるのではないかと感じています。
私自身もハイドロフラスクを使用して、生活が良い方向へ変わりました。
ボトルを使用してからはコンビニで飲み物を買うことがなくなり、プラスチックの削減や節約にもなっています。また、日常でこまめな水分補給を意識するようになり、健康にも気遣うようになりました。
環境や人に優しく、サステナブルにもこだわったハイドロフラスクの商品は多様な使い方ができます。
活用すれば家事や育児の負担が減り、子どもと過ごす時間が増えたり、ランチタイムやアウトドアの時間がよりに楽しいものになったりと、毎日の生活がさらに便利に、心地よくなります。
既に世界中の方々に愛用していただいていますが、さらにたくさんの方に手に取って頂けたら嬉しいですね。
—本日は貴重なお話をありがとうございました。Hydro Flask(ハイドロフラスク)は本サイト、ethicameでも取り扱っております。
気になる方は、Hydro Flask商品ページも合わせてご覧ください。