MAGAZINE 2024.05.23

おすすめサルフェートフリーシャンプー６選！メリットや選び方も

最近、サルフェートフリーのシャンプーを見かけることが増えてきました。とはいえ、「サルフェート」という言葉自体、聞きなれない方も多いかもしれません。そこで、サルフェートフリーシャンプーとはどのようなシャンプーなのか、メリット・デメリット、選び方、おすすめ６選をご紹介します。

サルフェートフリーは、これからのシャンプー選びのキーワードになる予感もあります。この記事がサルフェートフリーを知るきっかけになれば幸いです。

サルフェートフリーシャンプーとは

サルフェートフリーシャンプーとは、合成成分や石油系成分からつくられるサルフェートを含まないシャンプーのことです。サルフェートはシャンプーの洗浄成分としてよく使用され、泡立ちが良いのが特徴です。代表的なサルフェート成分に、ラウレス硫酸Naがあります。

サルフェートフリーシャンプーは、この合成成分や石油系成分の代わりに、植物由来の洗浄成分が使用されています。そのため、合成成分や石油系成分をなるべく避けたい方や、植物由来成分にこだわったアイテム選びをしたい方などにぴったりです。

「２つの違いがまだよく分からない」という方も、この後のメリット・デメリットなどを読んで、シャンプー選びの参考にしてください。

そもそもサルフェートとは？

そもそもサルフェートとは「硫酸塩」と訳され、硫酸系化合物を指します。先ほどのラウレス硫酸Naも、名前に硫酸が付いていることから分かるようにサルフェートの一種です。

ただし一般的には、合成成分や石油系成分と硫酸塩を合成した成分を「サルフェート」とし、硫酸塩と植物成分を合成した成分を「サルフェートフリー」と呼んでいます。少しややこしいかもしれませんが、例えば硫酸塩の中でも、ココアルキル硫酸Naはココナッツオイルの脂肪酸という植物由来の成分を使用しているため、多くのメーカーは「サルフェートフリー」と定義しています。

サルフェートフリーシャンプーのメリット

サルフェートフリーシャンプーには、２つの大きなメリットがあります。

髪や頭皮に優しい

サルフェートフリーシャンプーの魅力は、頭皮や髪に優しい洗浄成分が使われていることです。ラウレス硫酸Naなどのサルフェートは、泡立ちの良さと強い洗浄力があります。しかしその分、サルフェートフリーシャンプーよりも、髪や頭皮への刺激が強いのが特徴です。

そのため、サルフェートの刺激が気になる方や、より髪や頭皮に優しい成分を求めている方に最適なシャンプーです。

ヘアカラーが長持ちする

サルフェートフリーシャンプーのもう１つの魅力は、ヘアカラーが長持ちすることです。サルフェートの持つ泡立ちの良さと強い洗浄力は、頭皮や髪の汚れと一緒にヘアカラーも落としてしまう場合があります。

ヘアカラーをしている方は、髪の退色を少しでも遅らせたいもの。そんなときには、サルフェートフリーシャンプーがおすすめです。

サルフェートフリーシャンプーのデメリット

サルフェートフリーのシャンプーにはデメリットもあります。

洗浄力はマイルド

サルフェートフリーシャンプーには、髪や頭皮に優しいというメリットがある一方、サルフェートほどの泡立ちと洗浄力がなく、洗い上がりはマイルドであるのが特徴です。

そのため、泡をたくさん立てて洗いたい方や、強い洗浄力を求めている方には、サルフェートフリーシャンプーは不向きかもしれません。

サルフェートフリーシャンプーの選び方

では、サルフェートフリーシャンプーを購入しようとなった際は、どのように選んだら良いのでしょうか。大きなポイント２つを押さえておきましょう。

「サルフェートフリー」の表示を確認する

１つ目は、「サルフェートフリー」の表示があるかを確認することです。サルフェートフリーシャンプーを選ぶ際に、まずは成分表を見る必要があります。とはいえ、ラウレス硫酸Naはサルフェート、ココアルキル硫酸Naならサルフェートフリーと、成分は同じ硫酸塩であるため、見分けがつきにくいと感じる方も多いかもしれません。

そこで参考にしたいのが、メーカーが製品に付けている「サルフェートフリー」の表示です。サルフェートフリーの表示があれば、合成成分や石油系成分を含まないシャンプーであることが一目で分かります。成分表を詳しくチェックする自信がなくても、簡単に選ぶことができます。

ちなみに、シャンプーに使われる合成成分や石油系成分由来のサルフェートは、成分表に次のように表示されています。

■シャンプーに使われるサルフェート成分の表示

ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩など

サルフェートフリーシャンプーを選ぶときには、少なくともこれらの成分の入っていない製品を選ぶようにしましょう。

サルフェートフリー以外の成分にも注目する

もう１つのポイントは、サルフェートフリーであることだけを重視した場合を除いては、他の成分にも注目することです。例えば、髪や頭皮の乾燥が気になるなら、皮脂をしっかり取り除く洗浄成分は避ける、といった視点も大切です。また、シリコン入りかノンシリコンかといった好みもあるでしょう。

サルフェートフリーであることのほかに、どのようなタイプのシャンプーがあるのかを参考までにまとめました。

■シャンプーのタイプ

・高級アルコール系シャンプー

市販されている製品の多くは、高級アルコール系シャンプーです。サルフェートであるラウレス硫酸Naなどを含む成分があり、泡立ちの良さと高い洗浄力がある一方、髪や頭皮への刺激もあります。

成分名：ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na、オレフィン（C14-16）スルホン酸Naなど

・石けん系シャンプー

石けんと同じく合成の界面活性剤を使用していないシャンプーが、石けん系シャンプーです。洗浄力は、高級アルコール系シャンプーほどでないものの強いため、さっぱりと洗い上がります。原料に天然成分を含み、頭皮に優しいシャンプーです。

成分名：脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム・石けん素地、カリ石けん素など

・アミノ酸系シャンプー

アミノ酸系シャンプーは、洗浄成分にアミノ酸を配合しています。洗浄力は中程度からマイルドであり、刺激は比較的少ないシャンプーです。また、肌に必要な脂分を落とし過ぎないのが特長です。

成分名：ココイルグルタミン酸Na、ココイルグリシンK、グリシン・メチルアラニン・グルタミン酸など

・ノンシリコーンシャンプー

ノンシリコーンシャンプーは、毛髪をコーティングするシリコンが含まれていないシャンプーのことです。シリコンは、髪にツヤを与えて、しっとりとまとめます。一方、ノンシリコンシャンプーは、軽くさらりとした洗い上がりです。

シリコンの成分名：メチコン、シロキ、シリル、シラン

これらが入っていなければノンシリコーンシャンプーです。

もし気になる成分があれば、サルフェートフリーシャンプーの成分表をチェックしてみましょう。

サルフェートフリーシャンプーおすすめ６選！

「シャンプーの成分を見極めるのは難しそう」「結局どのシャンプーが良いのかを知りたい」という方におすすめしたいのが、サルフェートフリーシャンプー６選です。早速チェックしていきましょう。

１．エティーク｜シャンプーバー

エティークのシャンプーバーは、アミノ酸から得られた弱酸性の洗浄成分と、美容液成分を使用した固形タイプのシャンプーです。サルフェートはもちろん、シリコーンや鉱物油、動物性由来成分などもフリー。髪と頭皮に必要な成分だけを配合しています。

余計な成分は必要ない方や美容液成分で髪を整えたい方には、一度試してみてはいかがでしょうか。「ツヤっとまとまる」「サラサラふんわり」など、目指したい６つの髪質から選べる種類の豊富さも魅力です。

ワクワクする色と天然精油の香りが、バスタイムを楽しい時間にしてくれます。

フリー成分一覧：シリコーン、サルフェート（ラウレス硫酸Naなど）、石油系界面活性剤、パーム油、合成香料、合成着色料、鉱物油、動物由来成分、パラベン、フェノキシエタノール、イソチアゾリノン系防腐剤、アルコール、酸化防止剤、ポリエチレングリコール（ＰＥＧ）、脂肪酸アルカリ塩　（脂肪酸アルカリ塩は一部製品を除く）

エティーク｜シャンプーバー　110g　通常価格：2,178円（税込）