「竹製品」を取り入れてサステナブルな毎日を!おしゃれなアイテム6選を紹介

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竹ざるや竹箸、竹串など、私たちの身近にある「竹(バンブー)」を使った製品は、昔から日本の暮らしを支えてきました。ところが近年では、プラスチックなどの人工的な素材に取って代わられることが多くなりました。

その中で、プラスチックは製造や廃棄の過程で環境に負担をかけていることから、脱プラスチックの動きが活発になっています。天然素材である竹は「エコ素材」として再び注目を集めているのです。

 

この記事では、竹製品が地球にやさしい理由や、メリット・デメリット、おすすめのおしゃれな竹製品、使うときの注意点などをご紹介します。生活の中に竹製品を取り入れて、サステナブルな毎日を送りませんか?

竹製品が環境にやさしい理由

 

竹製品は、環境にやさしい「エコ素材」といわれています。それはなぜなのか、3つの理由を見ていきましょう。

竹は環境に負担をかけずに成長する

1つ目は、竹の生育過程が環境に負担をかけないことです。成長するまでに数十年かかる木に対して、竹は地下茎の節にある芽からわずか数カ月で立派に育ちます。収穫サイクルが早いため、限られた土地でも多くの量を生産できることが長所です。さらに、繁殖力が強いので、化学肥料や農薬も必要ありません。

「脱プラスチック」を実現する

2つ目は、プラスチックで作られた日用品などを竹に置き換えることで、「脱プラスチック」を実現できることです。プラスチックは利便性が高いことから、私たちの生活に浸透してきました。しかし、海洋プラスチックごみは、日本をはじめ世界で深刻な問題です。こうした背景から、2022年にプラスチック資源循環促進法が施行されました。この法律では、プラスチック製品の原料を再生材や再生可能資源(紙など)に切り替えるなどの原則が示されています。竹は再生可能資源として、その利用に期待が高まっています。

放置竹林対策になる

3つ目は、放置竹林の問題の解決につながることです。放置竹林とは、もともとタケノコの栽培のために植えられた竹林が管理されずに放置されている状態を言います。竹は根を浅く張るため、雨が降ると土砂災害を引き起こす可能性があり危険です。また、繁殖力が強いため、竹林が早いスピードで広がる問題もあります。そこで、竹を日用品からメンマなどの食品に利用することで、放置竹林の問題の解決を図る取り組みも行われています。

竹製品のメリット

最近では、キッチングッズやカトラリーなどの身近な製品に竹が使われています。実際に竹製品を使うと、どのようなメリットがあるのでしょうか。3つのポイントをチェックしていきましょう。

軽い

竹は金属よりも軽いほか、木材の種類によっては同じくらいの重さです。竹ざるなどのキッチングッズや竹製のカトラリーが軽いことで、体への負担が少なく扱いやすいでしょう。旅行やアウトドアの際に持ち運ぶのもラクラクです。

メリット②丈夫で長持ち

竹は落としても割れにくく、繰り返して使っても長持ちすることも大きなメリットです。竹には丈夫な繊維がたくさんあるため、剛性や衝撃を吸収する力があるといわれています。そのような性質から、建材や家具にも使われるなど、機能性の高い素材です。

メリット③抗菌性がある

竹は天然の抗菌力があることもポイントです。竹の皮は、笹寿司や笹かまぼこに代表されるように、食品を包むことで鮮度を保つ働きがあります。これは、竹の皮に含まれるポリフェノールに殺菌・防腐作用があるためです。

 

竹製品には以上のようなメリットがあり、古くからさまざまな場面で利用されてきました。竹は、私たちの生活を天然の力で豊かにしてくれているのです。

竹製品のデメリット

竹製品にはメリットがある一方で、デメリットもあります。2つのポイントを確認していきましょう。

カビやすい

デメリットのひとつとしては、カビやすいことが挙げられます。竹は水分を吸収しやすい性質であるほか、含まれる糖分がカビの栄養源になります。特に梅雨の時期や湿気のある環境、例えばビニール袋などに密閉して保管するなどは、カビの生える原因になるので注意しましょう。

電子レンジやオーブンの使用は不可

食器やカトラリーなどの竹製品は、原則として電子レンジやオーブンの使用はできません。竹に含まれる水分により、焦げたりひび割れたりすることがあります。ただし竹串は料理によって使える場合もあるので、取扱説明書を確認しましょう。

おしゃれなアイテムを厳選!身近な竹製品のおすすめ6選

最近は、身近な小物にも竹の素材を利用した製品がたくさん販売されています。その中でも、使いやすいことはもちろんのこと、おしゃれで楽しくなるアイテムをご紹介します。普段使用している製品を竹製に置き換えるだけで、竹のメリットを取り入れながら環境にやさしい生活をスタートできますよ。

1.歯ブラシ

「プラスチック製の歯ブラシを使っている」という方も多いのではないでしょうか。歯ブラシは、傷んだらごみとして捨てられ、埋め立てや焼却などにより処分されています。形は小さくても、世界で発生している歯ブラシのごみは、環境に大きな負担をかけているのです。

 

その点、竹素材の歯ブラシは、土に還る生分解性があります。最近はホテルのアメニティに採用されることもあり、プラスチックごみの削減に貢献しています。毎日使うからこそ、環境にやさしい素材を選びたいものです。その中でもおすすめしたいのが、ヘッドの厚みや幅にこだわったエシカミーの「バンブー歯ブラシ」です。

「バンブー歯ブラシ」

 

「バンブー歯ブラシ」は、環境にやさしく、おしゃれで使いやすい歯ブラシを発信したいという想いから誕生しました。クラウドファンディングを実施し目標額の459%を達成。多くの方が支持した歯ブラシです。家族でそろえても誰の歯ブラシが分かるように、「星・月・リーフ・魚」の4種類の焼き印が入っています。丸みのある形がかわいい天然素材の歯ブラシをぜひ一度お試しください。

バンブー歯ブラシ<月><星><リーフ><魚> 通常価格:各385円(税込)

2.カップ

カフェやコンビニでドリンクを購入する際、使い捨てカップを使用している方も多いのではないでしょうか。毎年1,000億個のこうしたカップは、ごみとして捨てられています。プラスチックや紙製のカップは、一度きりの使用でたいていが役目を終えているのが現状です。

 

そこで提案したいのが、マイカップを持つことです。

ここで紹介する「エコーヒーカップ」は、竹繊維やコンスターチ、樹脂などで作られており、人体への有害性が指摘されているBPA、BPS、フタル酸エステルは含まれていません。竹を含む天然素材が使用されているので、環境にも貢献できます。プラスチックなどの扱いやすさはそのままに、環境にも体にも良いのが魅力です。

「エコーヒーカップ」

 

また軽いので、オフィスや家庭の中でも移動やアウトドアに持ち出すのにもぴったりです。シリコンのふたが付いているので、車の中でも安心して使えます。天然繊維を使用した手触りも心地よく、コーヒータイムが楽しくなりますよ。写真のほかにも、白黒のシックな配色や、ボタニカルでカラフルな柄などバリエーションも豊富にあります。お気に入りを見つけて、ぜひ愛用してくださいね。

エコーヒーカップ 通常価格:2,970円~3,300円(税込)

3.キッチングッズ

日々の台所仕事になくてはならないものがキッチングッズです。キッチングッズは使用頻度が高い分、買い替えるサイクルが早いアイテムも多くあります。環境にやさしいサステナブルな生活を実現するなら、キッチングッズに竹製品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

中でもキッチンブラシは、毎日の洗い物を楽にしてくれる便利なアイテムです。スポンジでは届きにくい場所を洗ったり、しつこい汚れを落としたりするのに役立ってくれます。持ち手の部分に竹が使われているアイテムもあり、ブラシの部分と併せて100%天然素材で作られている製品も少なくありません。さまざまな種類がある中でご紹介するのは、econawaの「<鍋・フライパン用>と<ボトル用>のキッチンブラシ」です。

「キッチンブラシ」

(画像:左下が鍋・フライパン用、瓶の中の左がボトル用)

 

econawaのキッチンブラシは高品質の繊維で作られているため、耐久性に優れているのが特長です。握りやすい竹製の持ち手は、洗いやすさを考えて設計されています。キッチンに置いているだけでもかわいいフォルムは、毎日の洗い物をやる気にさせてくれますよ。おしゃれなデザインは、ギフトにも最適です。

キッチンブラシ/鍋・フライパン用 通常価格:880円(税込)

キッチン用ボトルブラシ 通常価格:820円(税込)

4.カトラリー

箸をはじめ、スプーン、フォーク、ナイフなどのカトラリーは、食事をするときに欠かせない道具です。特にお弁当を持参したりアウトドアで持ち出したりする際に、軽い竹製のカトラリーは活躍します。そんな便利な竹製のカトラリーをセットにしたアイテムが、EARTH FRIENDLYの「竹のカトラリーセット」です。

「竹のカトラリーセット」

(引用元:竹のカトラリーセット EARTH_FRIENDLY_OFFICIAL

 

「竹のカトラリーセット」は、スプーン、フォーク、ナイフ、箸、ストローブラシ、ストロー、オーガニックコットンのケースがついています。ストローブラシとストロー(ステンレス製)以外は竹でできているので、和食から洋食まで、あらゆる食事のシーンに対応できる優秀なカトラリーセットです。

竹のカトラリーセット 通常価格:1,690円(税込)

5.コスメ

ここまでご紹介してきたアイテムとは違った目線でおすすめしたいのが、竹を使ったコスメです。竹には汗や余分な皮脂を吸収する力があるので、「汗ケア」と「肌ケア」を同時にかなえるアイテムも登場しています。その中でもおすすめなのが、エティークの「リフレッシュ バー」です。リフレッシュ バーは、バンブサアルンジナセア茎エキスという竹の成分が配合されているデオドラント製品です。脇など、汗やニオイの気になる部分に直接塗布します。

「リフレッシュ バー ボタニカ」

 

リフレッシュ バーには、吸着成分である竹のほか、脇をさらさらにするタピオカや、肌をなめらかで柔軟に保つホホバやアーモンドオイルが含まれています。香りは、<無香料><ライム&ユーカリ><ラベンダー&バニラ>の3種類。動物性の原料は使用していないヴィーガン仕様に加えて、パッケージにプラスチックを一切使用していない環境に配慮したデオドラントコスメです。かわいい色と絵柄は、つい手に取ってみたくなるデザイン。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

エティーク|リフレッシュ バー サンズ 70g<無香料> 通常価格 2,420円(税込)

エティーク|リフレッシュ バー ラスティック 70g<ライム&ユーカリ> 通常価格 2,420円(税込)

エティーク|リフレッシュ バー ボタニカ 70g<ラベンダー&バニラ> 通常価格 2,420円(税込)

6.文房具

文房具にも竹が使われています。竹紙のノートは、書き心地がなめらかで適度な厚みがあるため、機能性も十分です。

おすすめは「竹紙100ノート(TAKEGAMI NOTEBOOK)」です。表紙の絵柄やサイズ・紙色の組み合わせパターンが多く、使う場面に合わせて選べることもポイントです。

「竹紙100ノート(TAKEGAMI NOTEBOOK)」(表紙は「うり坊」)

(引用元:竹紙100ノート(takegami note)|里山の保全とサステナブルな暮らしにつながるノート【カムワッカ・オンラインストア】

 

ご紹介するショップで扱う竹紙ノートのサイズは、大学ノートのB5(179mm×252mm。7ミリ横罫 × 30行。30枚)と、ひと回り小さいA5(143mm×210mm。ドット方眼。40枚)。紙色は、竹の色をそのまま活かした「ナチュラル」と、白い「ホワイト」の2種類です。デザインは、どのようなシーンでも使える「クラッシク」、絵本作家むらかみひとみさんの版画作品である里山をイメージした「うり坊」、かわいい「パンダ」、生命の種が芽吹く「SEEDBOOK」、HELIO COMPASS(地球暦)と共同デザインした「EN COMPASS」の5種類から選べます。竹紙のなめらかな書き心地をぜひ一度味わってみてください。

竹紙100ノート(TAKEGAMI NOTEBOOK) 通常価格:550円(税込)

竹製品を使うときの注意点

最後に、竹製品を使用する際の注意点を確認しましょう。簡単なことを守るだけで、竹製品のデメリットを気にせずに使用することが可能です。安心して使い続けるためにぜひ参考にしてください。

使用後は水を拭き取って乾燥させる

竹は、湿気や水を含んだ状態になるとカビやすい性質があります。そのため、使用した後は水を拭き取って乾燥させましょう。ぬれたり湿ったまま保管したりしないように注意が必要です。

風通しの良い場所に保管する

竹のカビやすい性質に関連して、風通しの良い場所に保管することも大切です。周囲の環境によっては、竹が水分を含みやすくなる場合もあります。湿気がこもらないような場所を選びましょう。

食洗機を使う場合は「対応可」のアイテムを選ぶ

竹製品の中には、食洗機を使用できないアイテムがあります。購入する際は、「食洗器対応」であるかをチェックするようにしましょう。「非対応」の場合、熱によって曲がってしまうなどの可能性があります。

竹製品にカビが生えてしまったら

万が一竹製品にカビが生えてしまったら、⑴アルコールで拭き取る、⑵消毒用エタノールを噴射して乾いた布で拭き取り、水洗いをするなどの方法があります。そして最後はよく乾かしてください。ただし、あまりひどい場合は、衛生上の安全性を考えて買い替えを検討した方が良いでしょう。

竹製品を取り入れておしゃれにサステナブルな生活を

竹製品が環境にやさしい理由やメリット・デメリット、おしゃれなアイテム、注意点などご紹介してきました。竹は、古くから日本の生活を支える素材として大切に使われてきました。今は、環境に負担をかけないことや、プラスチックの代用になる、放置竹林対策になるといった理由から、竹製品が注目されています。

 

軽い、丈夫で長持ち、抗菌性があるなど、竹製品にはメリットがたくさんあります。使用する際の注意点を守りながら、毎日の生活に上手に取り入れていきたいですね。竹製品を取り入れてサステナブルな暮らしを今から始めましょう!

 

 

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