環境に一番負担がかかることは、ゴミや廃棄物を増やすことです。埋め立てられたプラスチックなどのゴミは分解されにくく、何百年も残り続けます。
ですから私は、これ以上ゴミを増やさないために、環境に配慮した買い物を心がけています。
エコを意識したきっかけは私の母でした。母は無駄を嫌う人で、特に食べ物の無駄が嫌いでした。そのため、ペットボトル飲料やテイクアウト用の使い捨てカップは使用せず、ラップではなく繰り返し使える容器を使い、あまり物を買わないようにしていました。
その後、私はEthique(エティーク)で働くようになって、エコに対する意識はさらに高まり、買い物の仕方も大きく変わりました。物が少ないことによる不便さはなく、生活が豊かになりました。
そこでこの記事では、私がもう買わない、つまりもう捨てることがないものをいくつか紹介しようと思います。
私がもう買わないもの10選
1.ポリエステルなど化学繊維で作られた冬服
多くの洋服の素材となっているポリエステルは、プラスチックです。ポリエステル素材のコートは、保温性が低いだけでなく、生地が傷みやすくワンシーズンで捨てざるを得なくなってしまう場合があります。
一方、天然繊維は湿気を吸い上げ、熱を閉じ込めてくれるので冬でも暖かい素材で、匂いも最小限に抑えてくれます。
(私がまだポリエステル素材の服を着ていた頃の実際の映像)
しかし、ウールは値段が高いことが気になる人もいるのではないでしょうか。確かに化学繊維に比べると高価ですが、質の高い服は長持ちします。
とはいえ、出費を抑えたいこともあるでしょう。そのような時、私はリサイクルショップを活用しています。ポリエステルの新品とほぼ同じ値段で、おしゃれで高品質なウールのコートを手に入れることができるのです。
新しく購入する場合は、品質が保証されているもの、修理ができるもの(つまり、捨てられないもの)に投資しています。
たとえば、パタゴニアは製造したすべての製品を保証しており、消耗品や破損品の修理はリーズナブルな料金で行ってくれます。
(写真左)ウクライナのキエフで、全てハンドメイドのものが出品されている、素晴らしい手作り市のポスターを見かけました。
(写真右)この写真に映っているものは、すべて出店者の手作り(またはデザイン)です。
2. 質の悪いお土産
旅先でお土産を買う場合は、その土地の材料や食材を使った物を選ぶようにしましょう。地域の伝統工芸品や、地元の職人が手作りした逸品、地場産の美味しい食品などを見つけるのです。
空港でよく見かけるキーホルダーなどは、おそらく何百万個も捨てられていることでしょう。
こだわりのお土産を選べば、永く使うことができますし、何年たっても旅行の記憶を鮮やかに思い出すことができるでしょう。
3. 本当は必要のないセール品やサンプル品
セールではお得感に圧倒されて、よく考えれば必要なかった物を購入してしまうことがあります。
私が過去にセールで手に入れた、何を着たらいいのか分からないほどのたくさんの服や、サイズが半分小さかった靴(50%オフだったので購入してしまいました)は結局使うタイミングはありませんでした。
その後、そのままにしておくのも、捨ててしまうのもどちらも良い選択肢ではありません。セール価格に惑わされず、シンプルに必要なものだけを購入しましょう。
4. ペーパータオル
ペーパータオルは布で代用できるので不要です。
このような使い捨ての紙を減らすことは、伐採する木を減らすだけでなく、紙を作る際に排出される有害化学物質を減らしたり、貴重な水資源の節約にもつながります。
ちなみに、ペーパータオル1トンを作るのに、17本の木と75,708リットルの水が汚染されています。また、ペーパータオルを買わずに布を使用すればお金の節約にもなりますね。
5. 使い捨ての耳栓
私はドラムとベースが大好きで、よく使い捨ての発泡スチロールの耳栓を持ってフェスに参加していました。フェスの度に購入し、おそらくたくさんのお金も無駄にしてきたと思います。
そのため、最近繰り返し使える耳栓に買い替えました。洗えて衛生的ですし、環境にも耳にも良いのです。
6. 市販のスナック菓子
ポテトチップスなどのスナック菓子はなるべく買わないようにしています。ドライブやハイキングに出かけるときは、ブラウニーやクッキーを焼いて持っていきます。
また、スーパーやベーカリー、近所のカフェで、缶やビンなどの繰り返し使える容器に入ったお菓子を選ぶようにしましょう。
7. 特別な日の新しい服
結婚式のお呼ばれや誕生日の度に新しい服を買う代わりに、今では定番の服を1着持っています。一度しか着ていない服でクローゼットがパンパンになることはもうありません。
アクセサリーを変えれば新鮮さを保てますが、正直なところ、同じものを着ていることに気づいているのは私くらいでしょう。イベントによっては、レンタルも活用します。
8. チープなジュエリー
安くて大量に作られるジュエリーには、鉛、クロム、ニッケルなどの危険な化学物質が多く含まれている場合もあります。
また、安いがゆえに大量に購入し、結局使用せずに最後はゴミになってしまう可能性も少なくありません。そのため私は、人や環境に配慮された素材のハンドメイドジュエリーを愛用しています。
9. グリーティングカード
誕生日やお祝いのグリーティングカードは身近にある材料で簡単に作れます。環境に優しいだけでなく、手作りのオリジナルのカードをプレゼントすればさらに喜んでもらえるかもしれません。
10. バスルームのプラスチック
バスルーム用品はプラスチックを使わない代替品を作っている素晴らしい会社がたくさんあります。もちろん、私たちエティークもそうです。
バスルームにはペットボトルを一本も置いていませんし、洗面所の歯ブラシ、安全カミソリ、あぶらとりフィルム、絆創膏などもプラスチックフリー、あるいは繰り返しものを手に入れることができます。
私は時々、バスルームのゴミ箱を覗いて、「ゴミのない代替品と交換できるものは何だろう」と考えてみるのが好きです。いつも明らかに無駄なものがたくさんあることに驚かされます(例えばデンタルフロスなど)。
この記事では、地球環境のために私が買うのをやめたもの10選を紹介しました。あなたが買うのをやめたものも教えてください。