今回、本サイトでも取り扱っているノンアルコール玄米甘酒『玄米がユメヲミタ』と米ぬかカイロを展開する山燕庵の代表杉原さんにインタビューしてきました。
最高クラスのお米を生産する山燕庵
---今日はよろしくお願いします!早速ですが、山燕庵はどのような事業を行なっているのでしょうか?
杉原 甘酒や米ぬかの原料となる米の栽培から、販売、企画、営業まですべてを行なっています。
---お米の栽培から行われているのですね!以前、山燕庵さんのお米を食べたことがありますが、本当においしくて感動しました。食味検査は最高評価の「 S 」クラスを取得したとのことですが、生産で大変なことはありますか?
杉原 お米は年に1回しか作れず、雨や雪、霜といった天候との勝負です。そのため、何か一つの問題が起きるだけで1年分の収入がなくなる可能性もある。ギャンブルの側面もある大変な仕事だと思います。
こだわりの栽培方法
---かなりシビアな世界なんですね。栽培方法にこだわりはありますか?
杉原 もともと松本農法と呼ばれる自然循環型の手法を採用していましたが、今では、それをアレンジして減農薬栽培を行なっています。
良い肥料やしっかりとした堆肥を使うことを徹底しているため、時間もコストもかかりますが、「おいしい」が、一番大切なことだと考えているのでここはこだわりたかった。
その甲斐もあって、最も高い等級である一等米の評価をいただきました。
---しかも山燕庵のお米は単一米なんですよね?
産地・産年・品種が同一のもの
杉原 そうですね。普通であれば複数原料米というさまざまな農家さんのお米をブレンドして出荷されます。対してうちのお米は、自分達で生産したお米だけを出荷しています。
これによって味がぼやけず、おいしさが伝わりやすいという特徴もあります。単一米ってなかなか売っていないので、食べる機会は少ないと思いますが、一度口にしたら味の違いがわかるので是非お試しいただければ。
食べチョクなどで農家さんから直接購入する方法もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
>>食べチョク
ノンアルコール玄米甘酒『玄米がユメヲミタ』
---ここまでこだわったお米を甘酒に使っているんですよね?
杉原 そうなんです。一般的な甘酒は、加工用のお米など、大量生産されたお米を使って作られる事が多いんです。
そのため、肥料などにはそこまでこだわりがないことがほとんどです。
その一方でうちが取り扱う甘酒は、先ほど説明したお米を原料としています。これって他ではなかなか見ないかなと思います。
---ぜいたくな甘酒ですね。個人的に甘酒って苦手だったんです。でも御社の甘酒を飲んだ時に、「粒感がない」「サラサラっと飲める」「砂糖を使っていないのが信じられないくらい甘い」と感じて、どハマりしてしまいました。
杉原 ありがとうございます。ここ最近の甘酒ブームもあって、甘酒自体を口にしたことのある方は多いと思います。
そのため、うちの甘酒を飲んでいただくと、違いもわかりやすいのかなと。
甘酒おすすめレシピ
---そのまま飲んでもおいしい甘酒ですが、おすすめレシピもあるんですよね?
杉原 はい。おすすめのレシピを紹介しますね。どれも混ぜるだけなのでお手軽ですよ。
レシピ①パンケーキ
レシピ②ドレッシング
レシピ③コーヒー牛乳
---ドレッシングにも使えるのは意外でした!では、続いてカイロについてお話を伺えればと思います。
米ぬかカイロ
“「ぬくぬくのぬか」は、電子レンジで温めることで繰り返し使える、ぬか袋カイロです。
中身は、自然循環型の農法で作られた山燕庵のブランド米「コシヒカリアモーレ」の米糠・塩・米・ハーブ類のみで、化学的なものは使用していません。
精米時につきものの米糠を活用した、体にも、環境にも、お財布にもやさしいカイロ。
水蒸気のチカラでじんわりと温まり、米糠とハーブのやさしい香りにほっと癒されます。
熱すぎない、自然なあたたかさは、まさに「ぬくぬく」。
秋冬だけでなく、夏には室内の冷房対策や、冷やして熱中症対策と一年を通してお使いいただけます。”
公式HPより引用
米ぬかカイロの気になるところ
---私も愛用している米ぬかカイロですが、じんわり温まるので心地よさが抜群です。ただ、普通のカイロとは違うので、お客様から結構お問い合わせがあるので、その辺りを質問させてください。
虫は湧かないの?
---まず、最も多いのがカイロの中に虫が湧かないの?という質問です。
杉原 うちのカイロは、製造の際にぬかを焙煎・殺菌消毒し、そこにお米と塩とハーブを混ぜているので、そもそも虫が湧きにくい作りになっています。
それでも、一番怖いのが流通の過程での取扱い方です。その間に商品内に空気が入ってしまうと、虫が湧きやすくなってしまうので、弊社ではパッケージの際に脱気をして、さらに脱酸素剤を入れています。
このように製造過程と梱包の仕方に工夫をするだけで、ほとんど虫は発生しません。
---最近、御社の米ぬかカイロ以外にも種類が増えてきました。それらも同じ認識で大丈夫ですか?
杉原 意外と脱気の過程と脱酸素剤を入れていない商品が多いように思います。
消費者の方は、その辺りの判断が難しいので、ぜひ企業はこの手法を取り入れていただきたいですね。
---では脱気・脱酸素剤があれば購入後も、虫の心配はしなくても良いのでしょうか?
杉原 そうですね。これはレンジで温めるというそもそもの使い方が影響しています。
定期的に使う場合、その都度熱を加えているので、虫もカビもそこで死滅します。
---冬以外や、梅雨時期などはいかがでしょう?
杉原 梅雨時期であれば風通しの良い場所で保管していただければと思います。もう一つ、カイロをジップロックに入れて冷凍庫に保管する方法もおすすめです。
虫が湧かなくなるのと同時に、米ぬかはカチカチに凍らずにサラッとしているので、氷枕としても使えます。気持ち良いですよ。
米ぬかカイロにカビが生えた場合
---万が一、カビが生えた場合はどのような対処が必要でしょうか?
杉原 カバーであれば洗濯すれば問題ありません。
本体の袋にカビが確認された場合は、そこに薄めた洗剤をつけ、よく拭いて天日干ししてください。その後、変な匂いがしなければそのまま使用できます。
それでもカビ臭さが取れない場合は、中身の米ぬかがダメになっている可能性が高いので、可燃ゴミとして廃棄していただくしかないですね。
温かさ・冷たさはどれくらい持続する?
---もう一つ寄せられる質問が、どのくらいの時間、温かさや冷たさが保たれるのかということです。
杉原 アイピローサイズであれば、10分程度暖かさが持続します。ショルダー・レギュラーサイズだと30分程度です。
一方冷たさはアイピローサイズは同様に10分。ショルダー・レギュラーサイズが20分程度になります。
杉原 この際注意していただきたいのが、なるべくカイロを動かさないことです。
例えば、肩を温めて、次は足といったように、頻繁に移動させてしまうと保温時間も短くなってしまいます。
---保温時間を長くするコツはありますか?
杉原さん カイロの上に布などを被せておくと熱が逃げにくくなるので、是非お試しいただければ。
---では最後に購入を検討している方にメッセージをお願いします。
杉原 今回紹介した2つの商品は自分用に使うのはもちろんのこと、天然素材ですし相手の健康を考えた商品なので、プレゼントとしても喜ばれるものです。
特にカイロは冷えに悩む方が多い昨今、温もりを感じられるので、みんながハッピーになるんじゃないかなと。
ぜひこの機会に、家族や友人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
---本日はありがとうございました!
>>山燕庵公式サイト