サステナブルな「みつろう」アイテム4選  ラップやキャンドルのつくり方も! サステナブルな「みつろう」アイテム4選  ラップやキャンドルのつくり方も!

サステナブルな「みつろう」アイテム4選  ラップやキャンドルのつくり方も!

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SDGsやエコ、サステナブルなどの観点から、「みつろう」が注目を集めています。

洗って繰り返し使える「みつろうラップ」や、環境に負荷がかかりにくいと言われる「みつろうキャンドル」について聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

しかし、

「そもそもみつろうって何?」

「みつろうラップってどうやって使えばいいの?」

など、詳しく知らないことも多いですよね。

この記事では、みつろうとは?という基本から成分やメリット、みつろうラップ、みつろうクレヨンなどのアイテムの特徴や使い方を解説しています。

作り方も掲載しているので、みつろうを使ってハンドメイドを楽しんでみたいという方も参考にしてみてくださいね。

 

みつろうとは?

「みつろう」は、みつばちが巣を作るときに分泌する物質のことです。

みつばちは巣を作る際、はちみつや花粉をエネルギー源としながら、腹部にある「ろう腺」からみつろうを分泌します。

分泌される量は、蜂蜜10gに対してみつろう1gほどと非常に貴重な物質です。

みつろうは、巣からはちみつを採った後に残るものを加熱し、圧力をかけて搾って採取します。

採取されたみつろうの多くは、以下のように扱いやすい形状に整えられて販売されているものが多数です。

 


画像引用:国産ミツロウ | はちみつ専門店 秋田屋

 

みつろうの成分や効果


みつろうには様々な効果があり、古代エジプトの時代から重宝されていたと言われるほどです。

一説によると、みつろうの持つ抗菌作用、防湿・防水性を活かし、ミイラの保存に使っていたのだとか。

現代では、軟膏の原料や薬のソフトカプセルなど医薬品としてその作用が活用されています。

また、みつろうの主な成分である「ワックスエステル」は肌になじみやすく、保湿性に優れているという特長も。

そのため、古くからクリームや口紅などの化粧品原料にも使用されてきました。

さらに、床ワックスや革製品のメンテナンス、フランスの代表的な焼き菓子「カヌレ」の材料としてもみつろうが使用されているのは、物質に塗るとツヤが出る「光沢性」があるためです。

みつろうは古代から現代に至るまであらゆる用途に活用され、人々に親しまれてきたと言えます。

 

みつろうのメリット・デメリット

 



みつろうの大まかなイメージがつかめたところで、みつろうが含まれるアイテムを日常で使うことで、どのようなメリット・デメリットがあるか確認していきましょう。

 

メリット

 

みつろうは天然成分であり、みつろうを使用した商品もナチュラルな成分のみで作られているものが多い傾向があります。

例えば、洗って繰り返し使える「みつろうラップ」はオーガニックコットン、みつろう、オーガニックホホバオイル、天然樹脂のみで作られている商品も。

そのため、子どもやペットが生活する場所でも安心して使いやすいというメリットがあります。

また、化学物質を使用していないため、地球に優しくサステナブルな製品とも言えるのではないでしょうか。

 

デメリット


自然由来のナチュラルな成分だからこそ、管理に手間がかかることがデメリットとして挙げられます。

例えば、革や床などを磨いてつやを出す「みつろうワックス」は、安全性や調湿作用に優れている半面、塗膜がやや剥がれやすいという特徴も。

また、保存料が含まれていないみつろうを使った化粧品などは、一般的な化粧品に比べて使用期限が短くなります。

購入前に使用期限やメンテナンスの頻度を確認し、こまめに管理を行う必要がありそうです。

 

「ボツリヌス菌」に注意


1歳未満のお子さまがいるご家庭では、みつろう製品を購入するまえに「ボツリヌス菌」の有無に関して必ず確認してください。

ボツリヌス菌ははちみつに含まれており、1歳未満の子どもがはちみつを食べると、「乳児ボツリヌス症」に感染する危険性があります。

みつろう製品の中には1歳未満のお子さまでも安心して使えるものも多数ありますが、必ず確認してから購入しましょう。

 

繰り返し使えてエコ!「みつろうラップ」


画像引用:ハギレで作ろう♪蜜蝋(ミツロウ)エコラップの作り方 | nunocoto fabric

みつろうは天然由来の成分であり、古くから化粧品や医薬品など様々な場面で活用されていること、人にも地球に優しいサステナブルな一面があることを確認しました。

ここからは、みつろうの特性を存分に活かした、日常で使えるみつろうアイテムを見ていきましょう。

まず紹介するのは「みつろうラップ」です。

みつろうラップとは、みつろうを布に染み込ませた天然素材のラップで、洗って繰り返し使えることが最大のポイントです。

みつろうには抗菌・防腐作用があるので、食材にも安心して使用できます。
 

みつろうラップの使い方

 

みつろうラップの使い方は簡単。

一般的なラップと同じように食材を包んだり、食器にかけたりするだけでOK。

ミツロウは熱で柔らかくなり、冷えると固まる性質を持っているので、食品や食器の形状に合わせて手の温度でフィットさせることができます。

また、ほのかに甘い香りを感じる方もいますが、食品に匂いが移るほどの強い香りではないようなので安心して使用できそうですね。


画像引用:aco wrap

使用後は冷たい水を使って水洗い、汚れが気になる場合は中性洗剤で優しく洗ってください。

ふきんと同じように吊るしたり干したりして、風通しの良いところでしっかり乾かしましょう。
 

みつろうラップの注意点

油分の多いものや柑橘類の保存は、みつろうを溶かしてしまう恐れがあるので注意が必要です。電子レンジでの加熱や冷凍も難しいため、食材によって使い分けましょう。

 

みつろうラップはどこで販売されている?


みつろうラップは近くのスーパーやドラッグストア、100均で販売されているケースは珍しく、天然素材の雑貨を多く扱う無印良品の商品ラインナップにもありません(2022年8月現在)。

ですので、お求めの際は通販サイトで探すのがベストです。

初めてのみつろうラップには、デザインや大きさのバリエーションが豊富なWannaBee エコショップ、素材にこだわりたいという方はオーガニックコットンと岐阜県産のみつろうを使ったラップを扱うaco wrap(アコラップ)などがおすすめです。

また、みつろうラップは手作りもできます。次項で詳しく見ていきましょう。
 

手作りもOK!みつろうラップのつくり方


「自分の好きな布でみつろうラップを作りたい」

「親子でハンドメイドを楽しみたい」という方は手作りにチャレンジしてみましょう!

  

<材料>

・好きな布(綿や麻がおすすめ)
・みつろう(粒タイプ)
・クッキングシート
・新聞紙
・アイロン

 

<作り方>
 


<ポイント>

みつろうの量の目安は、10㎝×10㎝の布で約3gほど。

細かい量の調節がしやすい、粒タイプのみつろうを使用するとさらに作業しやすくなります。楽天Amazonなどのオンラインショップで販売されているので探してみてくださいね。
 


また、以下のような手作りキットも販売されています。

 

 

画像引用:布でつくるみつろうラップ - KAWAGUCHI

みつろうと布がセットになっているので「より手軽にみつろうラップを作ってみたい」「普段手作りはしないから失敗が不安」という方でも作りやすいアイテムです。

 

子どもにも安心 みつろうクレヨン

 



続いて紹介するのは「みつろうクレヨン」。

みつろうに色素を混ぜ込んでできたクレヨンは、一般的なクレヨンよりも硬いため折れにくい、べたつかないので手や画用紙が汚れにくいといった特長があります。

また、発色に透明感があるので、クレヨン同士を重ね塗りしても色が濁りにくいのもポイント。

色の違うセロハンを重ねるのと同じように、色を塗り重ねるたびに新しい色合いが生み出され、鮮やかな色彩を楽しみやすいクレヨンです。

 

みつろうクレヨンはどこで販売されている?

 

みつろうクレヨンは通販サイトを中心に販売されています。

購入する際は、ボツリヌス菌の心配がないと明記されている商品を選ぶと安心です。

さらに安全性を考慮するなら、使用されている原料などにも注目してみましょう。

ちなみに、特に安全性の面で配慮されていると話題の商品は、ドイツ生まれの「シュトックマー みつろうクレヨン」です。

 

みつろうブロッククレヨン 12色紙箱 | ethicame - エシカミー -

シュトックマー みつろうクレヨン」は以下のポイントで品質にこだわっています。
 

・ボツリヌス菌の心配なし(製造工程で100℃以上・1時間以上の加熱処理)

・農薬・パラフィンが含まれないみつろうを使用

・クレヨンの色素は食品にも使用できるものを使用

 

また、第三者機関によっても安全性が確認されています。

 

・CE認証(ヨーロッパで最も厳しい製品の安全基準)

・AP無害米国用認証(人体への無害を保証)

・シュピールグートマーク(ドイツ優良玩具審議会推薦)

 

このように安全性への信頼度も高いことから、世界各国の幼稚園や保育園、小学校でも使用されているのだとか。


シュトックマー みつろうクレヨン」は当サイト、エシカミーでも購入できます。

小さなお子様でも握りやすいブロックタイプのものを扱っていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

 

シュトックマー みつろうクレヨン

◆12色入り 2,365円(税込)

みつろうブロッククレヨン 12色紙箱 | ethicame - エシカミー -
 

◆8色入り 1,815円(税込)

みつろうブロッククレヨン 8色缶 | ethicame - エシカミー -


※小さいお子さまがクレヨンを使用される際には、保護者の目の届くところでご使用ください。

※食べ物ではありません。誤飲しないようご注意ください。

 

保湿ケアに最適! みつろうクリーム



一般的にみつろうの用途として古くから親しまれてきたのが、クリームなどのスキンケアアイテム。

みつろうにホホバオイルなどの植物由来のオイルやはちみつ、精油などを混ぜ込んで作られるのが一般的です。

みつろうにはもともと「ワックスエステル」という保湿成分がたっぷりと含まれているため、スキンケアアイテムの原料としてはぴったり。

また、ワックスエステルは人間の皮脂にも存在し、皮膚を乾燥から守ってくれる作用もあるため、みつろうを使用したクリームで保湿することで、うるおい溢れる美肌に近づけるかもしれません!

 

みつろうクリームの使い方

 

みつろうクリームは全身の保湿に使用できるものが多く、1つあれば髪や顔、唇やひじ、かかとなど乾燥が気になる部分に万能に使えます。

また、一般的にみつろうクリームは重めのテクスチャでしっとりとした仕上がりになるアイテムが多数ですが、特にカサつきが気になる、ヘアセットに使いたいという場合は、より油分が含まれたバームタイプのものを選ぶのがおすすめです。

 


画像引用:みつろうバーム(無香タイプ)|海想 KAISOU

いずれも無添加や自然由来成分100%、国産など成分にこだわったアイテムを選ぶと、敏感肌やアトピーをお持ちの方、小さなお子さまでも安心して使用できるかもしれませんね。

 

材料4つ!みつろうクリームのつくり方

 

みつろうクリームは自宅で作ることもできます。

「無添加で、自然素材のもののみを使いたい」「好きなアロマの香りを楽しみたい」という方には手作りがおすすめです。

ここでは、材料4つで簡単に作れる方法を紹介します。

 

<材料>

・みつろう 2g(粒タイプがおすすめ)
・植物油 10ml(酸化しにくく保湿力の高いホホバオイルがおすすめ)
・アロマオイル(精油) 1〜3滴 ※お好みで
・クリーム容器 1個

 

<作り方>
 

 

 

作り方も、溶かして混ぜるだけで簡単。

慣れてきたら硬さや香り、使用感など、季節やお好みに合わせてカスタマイズもOK!

みつろうと植物オイル、そしてお気に入りのアロマオイルで、自分好みの癒しのクリームを作ってみてくださいね。

 

※1ヶ月を目安に使い切りましょう。
※アロマオイルは紫外線に当たると肌に影響を及ぼすものもあります。特性をよく確認してから使用しましょう。

 

アロマテラピー効果?みつろうキャンドル(ろうそく)

最後に紹介するのは「みつろうキャンドル」。

一般的な石油原料のワックスを使用したろうそくとは異なり、溶ける温度が高く、ゆっくりと静かに燃えるのが特徴です。

すすや黒煙なども発生せず、消した後もロウ独特の匂いが残りません。みつろうならではの甘い香りを放ちながら燃焼していくので、リラックスタイムにもぴったりなのではないでしょうか。

みつろうにアロマが加えられたキャンドルを選べば、香りの成分が心身の癒しやトラブル解消につながる、アロマテラピー効果を得られるかもしれません。

みつろうアロマキャンドルは手作りもできますので、次項で詳しく見ていきましょう。

 

みつろうアロマキャンドル(ろうそく)のつくり方

 

みつろうアロマキャンドルの材料は3つ。みつろうは、粒タイプのものが溶けやすいためおすすめです。

 


<材料>

みつろう 50g(粒タイプがおすすめ)

キャリアオイル(ホホバオイルやココナッツオイルなど) 20g

お好みのアロマオイル 50滴

キャンドル芯 適量

キャンドル容器(ジャムの空き瓶など) 適量

 

<作り方>
 


 


ゆらゆらと揺れる灯りとふんわりと香るアロマで、自宅で癒し空間を体験してみてくださいね。

また、ポジティブな気持ちになりたい時には「ネロリ」、睡眠の質を高めたい時は「ラベンダー」など、香りの効果や効能に合わせてアロマオイルを選んでみると、よりリラックスできる、自分好みのキャンドルに仕上がるのではないでしょうか。

 

サステナブルなみつろうアイテムを取り入れてみよう!

みつばち由来のナチュラルな成分で、古代から美容や医療、生活において様々な用途で活用されてきたみつろう。

この記事で紹介したみつろうラップやみつろうクレヨン、クリーム、キャンドルなどは環境にも人にも優しく、サステナブルなアイテムばかりです。

手作りにも挑戦しながら、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。



 

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