ヒトの肌は十人十色、みんなそれぞれ異なる肌を持っています。補うべき栄養素も異なるので、肌タイプによってスキンケアを変えていくことが重要です。また、肌タイプによって、肌トラブルの出方なども異なるので、普段の生活で気を付けることも違ってきます。
この記事では、様々ある肌タイプ、そしてその中でも一番多いとも言われている「混合肌」の特徴や、スキンケア方法などを詳しくご紹介します。
押さえておきたい肌のタイプ
今の自分の肌状態をきちんと把握し、適切なスキンケアを行うためにも、肌タイプを理解することは重要です。ヒトの肌は365日同じ状態ではありません。ライフスタイルや環境によって影響を受けるので、自分が「乾燥肌」だと思っていても、実は肌状態は「混合肌」になっていた、ということも珍しくありません。まずは、押さえておきたい「混合肌」とそれ以外の肌タイプをご紹介します。
混合肌
「混合肌」とは、顔の異なる部分で異なる特徴が現れる肌タイプです。一般的に、額や鼻などのTゾーンは皮脂分泌が活発で、頬などの他の部位は乾燥しやすい傾向があります。そのため、状態の異なる肌のエリアによって、皮脂コントロールと保湿を適切に行うことが重要となります。洗顔後にスキンケアをせずにしばらく待って、ツッパリを感じる部分や皮脂が多く出る部分など、肌状態が異なるところが出るようであれば「混合肌」の可能性が高いと言えるでしょう。
乾燥肌
肌が水分や油分を保持しにくく、乾燥しやすい状態を指すのが「乾燥肌」です。よく知られる特徴として、肌が粉を吹いたり、キメが粗い感触があったり、赤みやかゆみが生じることがあります。水分と油分のバランスが整ったスキンケアで、肌から水分を逃がさないようにお手入れをする必要があります。
普通肌
「普通肌」は、皮脂分泌と水分バランスが比較的安定している健康的な肌状態です。肌表面はしっとりしており、毛穴が目立ちにくく、快適さを感じられます。柔らかく、健康的なツヤ感がある理想的な肌と言えるでしょう。適度な保湿や日焼け止めの使用、健康的な生活習慣の維持など、基本的なスキンケアで肌の調子を維持しやすい傾向があります。
脂性肌
「脂性肌」は、皮脂腺が過剰に働き、余分な皮脂を生産する肌タイプです。テカリやすく、ニキビや吹き出物ができやすい傾向があります。また、過剰な皮脂分泌による黒ずみなど、毛穴が目立ってしまうことも特徴のひとつです。スキンケアにおいては、適度に皮脂をコントロールし、肌を過剰に乾燥させないようにするなどの注意が必要です。
敏感肌
肌のバリア機能が低下し、外部刺激や化学物質などの肌ダメージに過敏な反応がでてしまうのが「敏感肌」です。典型的な特徴として、かゆみ、赤み、ピリピリ感などの不快な症状があります。刺激の少ない成分が入ったスキンケア製品を選んだり、日焼け止めで紫外線からのダメージを防いだりと、肌への刺激を少なくするための注意が必要です。
肌の状態は、季節や生活習慣によって変わります。いつもと違う肌状態が気になったら、自分の今の肌状態はどのタイプに当てはまるのか、確認してみましょう。
混合肌の特徴
ご紹介したように、肌タイプによってスキンケアで注意するポイントは異なります。中でも、「混合肌」はひとつの顔の中に「乾燥肌」と「脂性肌」が同居するようなもの。それでは、混合肌の特徴を詳しく見てみましょう。
過剰な皮脂分泌による毛穴悩み
Tゾーン(額、鼻、あご)からの過剰な皮脂分泌により毛穴が詰まりやすく、このエリアにニキビなどのトラブルが起こりやすいのが特徴です。また、毛穴に詰まった余分な皮脂が酸化し、黒ずみとなり毛穴が目立ちやすい状態になります。
乾燥による肌質の不均一さ
過剰に皮脂がでてしまう部分がある一方で、頬や目元などの部分は水分が逃げやすく乾燥した状態に。Tゾーンは脂っぽいのに、頬は粉をふいたり、つっぱったりと不快感を感じることもあります。また、ひとつの顔に肌質が異なる部分が混在することで、顔全体が不均一な印象になりやすいことも特徴のひとつです。
メイクが崩れやすい
顔の異なる部位で皮脂分泌量が異なるため、メイクが均一に定着しにくく、メイク崩れの原因に。Tゾーンは過剰な皮脂がでやすいので、ファンデーションやコンシーラーが皮脂と混ざりやすくメイクが浮きがちに。一方で乾燥した部分はメイクが乗りにくく、全体的にメイクが不均一になりやすい特徴があります。
混合肌のスキンケア方法
混合肌は肌の状態が顔の部位によって異なるため、自分の肌の状態を見極めながら、適切なスキンケアを行うことが大切です。それでは、混合肌のスキンケアのポイントを詳しくみていきましょう。
穏やかな洗顔
強力な洗浄力のある洗顔料は、Tゾーンの余分な皮脂を取りすぎ過剰な皮脂分泌に繋がったり、乾燥した部分をさらに乾燥させてしまったりと、肌質の不均一さを助長してしまう原因になります。そのため、穏やかな洗顔料を選びましょう。泡立てネットや泡立てボールを使って、やさしく洗顔することがポイントです。肌を傷つけないために、人肌程度のぬるま湯を使って洗い流すことも大切です。
適切な保湿
肌状態の異なる部位に合わせて、適切な保湿剤を用意しましょう。乾燥しやすい部分は油分も補うことができるしっとりとした保湿剤を選びましょう。一方で、皮脂分泌が過剰な部分は、水分不足が原因のことも。水分補給をしっかり行い、適度な油分で保護してあげることが重要です。また、過剰な皮脂による毛穴詰まりを防ぐ、ノンコメドジェニックテスト済みの製品を選ぶのも良いでしょう。自分の肌状態を見極めながら、部分別のケアを行うことが大切です。
オイルコントロール
過剰な皮脂分泌を抑えるために、オイルコントロール効果のあるスキンケア製品を選ぶのもおすすめです。また、日中のメイクアップにも過剰な皮脂を抑える効果のある化粧下地や油分の少ないファンデーションを使用することで、化粧崩れを防ぐことができます。化粧崩れが気になったら、フェイスパウダーや吸油シートを使って日中のテカりを抑えたり、ミスト化粧水で水分補給をしたりすることもおすすめです。
毛穴ケア
過剰に皮脂が分泌される部分は、毛穴に皮脂が詰まったり、それらが酸化したりすることで毛穴が目立ちやすくなってしまいます。そのまま放っておくと、ニキビなどの肌トラブルにつながるので、きちんとケアをしましょう。毛穴汚れを吸着してくれるパックや、毛穴に詰まった古い角質や皮脂を取り去る拭き取り化粧水などをスペシャルケアとして取り入れ、普段から毛穴詰まりを起こさないようにすることが重要です。
バランスの取れた食生活
食事に気をつけることも、健康的な肌をつくるためには重要な要素です。脂っこい食べ物や刺激物の摂り過ぎは、皮脂分泌を増加させる可能性があります。ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物をバランスよく摂取することが大切。特にビタミンAやビタミンC、ビタミンEなどは肌の健康を保つために重要な栄養素です。また、十分に水を摂取することで、肌の水分バランスを保ち、過剰な皮脂分泌を抑えてくれます。
混合肌におすすめのスキンケアアイテム4選
混合肌の特徴やスキンケアのポイントを押さえたところで、おすすめのアイテムをご紹介します。
米ぬか酵素洗顔クレンジング
こちらは、無添加の米ぬか酵素洗顔クレンジングです。W洗顔不要でクレンジングと洗顔が一度にでき、ウォータープルーフのメイクでも簡単にオフ出来ます。酵素のチカラで毛穴の汚れや角栓も奥から綺麗に浮かせ、洗い上がりはしっとりスベスベ肌に導いてくれます。洗い流した排水は有益な微生物が分解してくれるので、肌を優しく洗い上げてくれるだけでなく、排水管や川をなど自然界を綺麗にしてくれる、環境にも配慮された洗顔料です。
購入サイト 米ぬか酵素洗顔クレンジング ¥2,310(税込)
チャントアチャーム 薬用スキンコンディショナー【医薬部外品】
皮脂によるベタつき、季節や環境・体調の変化により不安定な肌に、整えて防ぐ薬用化粧水です。薬用スキンコンディショナーは、有効成分(グリチルリチン酸2K)の力で、肌トラブル*を防ぎ、肌のコンディションを整えます。塗った瞬間はサラっとした使い心地なのに、仕上がりは保湿感をしっかり感じる不思議なテクスチャー。さっぱりとしっとりを両立させた化粧水で、混合肌の方にもおすすめです。天然精油のみをブレンドした、すっきりと爽やかな使い心地を演出するシトラスフローラルの香りも◎。敏感肌の人のみ対象のパッチテスト、ノンコメドジェニックテストを実施しています。(すべての方に皮膚刺激が起こらない、ニキビができないというわけではありません。)
*肌あれ、あれ性、あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・にきびを防ぐ、油性肌
購入サイト 薬用スキンコンディショナー【医薬部外品】¥2,970(税込)
アルジタル グリーンクレイペースト
こちらはイタリア・シチリア島にある「シクリの丘」で採掘された海泥「グリーンクレイ*」が主成分のなめらかなクレイペーストです。ミネラルを豊富に含んだグリーンクレイに精油と有機ハーブエキスをブレンドした使いやすいペーストタイプで、肌に載せた瞬間、フレッシュな清涼ハーブの香りが広がります。
また、優れた吸着力で毛穴の奥から古い角質や余分な皮脂をしっかり抱えて取り除きます。クレイの心地よいツブツブ感で、小鼻の黒ずみやくすみ** までスッキリ。洗い上がりはつっぱらず、しっとりもちもち、ワントーン明るい透明肌に。保湿効果の高い海洋性ミネラルたっぷり入っているので、乾燥が気になる肌もやわらかくもっちり、うるおった透明感のある肌に導きます。
*フラー土(角質除去成分) ** 古い角質や汚れによるもの
ナチュラグラッセ オイルコントロール ミルクN
皮脂を吸着してメイクを長時間キープする、日焼け止め効果のある化粧くずれ防止下地です。余分な皮脂をキャッチする2種類のパウダー配合で、サラッとした肌をキープしてくれます。天然由来原料100%でSPF17 PA++の紫外線カット効果はもちろん、近年注目されるブルーライトは92.3%*、近赤外線は84.1%*カット。屋外の光だけではなく、室内で浴びる光からも肌を守ります。オイルコントロール効果を持ちながらも、オーガニック植物エキス**などの保湿成分配合で肌を乾燥させることなくしっとりと保つので、混合肌の方にもおすすめです。
*参考値/第三者機関実施試験結果より **オリーブ果実油・ホホバ種子油・ヒポファエラムノイデス果実油(すべて保湿成分)
購入サイト オイルコントロール ミルクN ¥3,080(税込)
特におすすめ!美容オイル「采茶」
混合肌は、乾燥した部分と皮脂が過剰に出てしまう部分とがあり、肌全体で水分と油分のバランスが崩れてしまっている状態です。エシカミーで取り扱っている「采茶~SAICHA」は、潤いを与えながら、天然成分*100%で肌を保護し、バランスのとれた健康的な肌作りをサポートしてくれるフェイシャルオイルです。
使いやすいテクスチャー
「采茶~SAICHA」は、静岡県産の茶の実100%でつくられた美容オイルです。純度100%なのでやや重めのテクスチャーですが、ハンドプレスして肌になじませるとしっとりサラサラに。ヒトの皮脂に似た組成なので、すっと肌に馴染みベタつかず、皮脂が出やすい部分にも使いやすい仕上がりです。化粧水などでしっかり保湿した後に使用するのがおすすめ。うるおいを閉じ込めて、柔らかくキメの整った、健康的な肌へと導いてくれます。
豊富な栄養素
「采茶~SAICHA」は、潤いを与えてくれるだけでなく、その豊富な栄養成分*¹も特徴のひとつです。茶の実には、成分のスペシャリストも目を見張るほどの、栄養成分 *¹ が豊富に含まれています。また、植物の中で唯一天然のコエンザイムQ10*²を含んでおり、さらに肌をすこやかに保つオレイン酸*³、リノレン酸*⁴がバランスよく含有されています。そのため、エイジングサイン*⁵が気になる肌も、乾燥による小ジワを目立たなくし*⁶、はりやツヤのある肌を目指すことができます。
*チャ種子油(整肌成分)*¹β-カロテン、オレイン酸、リノレン酸(すべて整肌成分)*²ユビキノン(整肌成分) *³*⁴整肌成分 *⁵乾燥やハリ・ツヤ不足など *⁶効能評価試験済み
自分の肌状態を見極め、健康的な肌へ
この記事では「混合肌」の特徴やおすすめのスキンケアを見てきました。ご紹介したように、「混合肌」は自分の肌状態に合わせて、部分別にスキンケアを行う必要があります。季節や環境で変わりやすい肌と丁寧に向き合い、肌に必要なものをきちんと補ってあげることで、自分史上ベストな肌を目指しましょう。