布ナプキンのおすすめ7選!選び方や洗い方も解説

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最近、環境にも体にも優しいことで注目を集めている生理用の「布ナプキン」。

この記事では、「布ナプキンってそもそもどんなもの?」ということから、メリット・デメリットをわかりやすく説明しています。
おすすめの布ナプキンも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

布ナプキンとは

布ナプキンとは、その名の通り布でできた生理用ナプキンのことです。一般的に販売されている使い捨ての紙ナプキンとは違い、洗濯して繰り返し使用することができます。

気になってはいるけど、そもそも「紙ナプキンとは何が違うの?」と疑問に思う方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

まずは布ナプキンと紙ナプキンの違いからみていきましょう。
 

使い捨てナプキンとの違い

使い捨てナプキンと布ナプキンの一番の大きな違いは、使っている素材です。

一般的な使い捨ての紙ナプキンはポリエチレンなどの化学繊維でできているのに対し、布ナプキンはコットンなどの天然素材でできています。

使用後の処理方法も異なります

使い終わった紙ナプキンは、小さく丸めてサニタリーボックスに捨てることができますが、布ナプキンは捨てずに繰り返し使います。そのため、使用後の布ナプキンは家に持ち帰って洗濯しなければなりません。


布ナプキンの選び方

布ナプキンと紙ナプキンの違いがわかったところで、布ナプキンの選び方をおさえておきましょう。

布ナプキンの選び方①:シーンで選ぶ

青いスローピローで寝ている女性

シーンによって布ナプキンを変えてみるといいでしょう。

・量の多い夜は前と後ろが長い「スーパーロング」タイプを使う
・生理の終わりかけや軽い日の日中などは小さめサイズで漏れも防ぐタオル生地の布ナプキンを使う

今日はこれを使おう、と布ナプキンを選ぶのも楽しくなりそうです。
 

布ナプキンの選び方②:形で選ぶ

布ナプキンには、一体型や羽根つきタイプ、ワンタッチタイプ、プレーンタイプのようにいくつか種類があります。
こちらは、「羽根つきの方が安心」と感じられる方は、布ナプキンでも同じタイプを探してみるのがおすすめです。
 

布ナプキンの選び方③:素材で選ぶ

布ナプキンによく使われている素材をご紹介します。吸収性や好みの肌触りで選んでみましょう。
 

素材①:オーガニックコットン

オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を一切使わずに育てられ、認証機関で認可された綿花を指します。
やわらかな自然の風合いを感じることができます。
 

素材②:無漂白コットン

塩素などの薬品で漂白せず、綿本来の風合いを感じられます。
 

素材③:ガーゼ

やわらかい生地で、吸水・吸湿性に優れています。表面がさらっとしており、心地よい肌触りです。

素材④:リネン

ブラウスや肌着によく使われる素材。吸水性がよく速乾性に加え、繊維がとても強いので丈夫ですよ。
 

布ナプキンの使い方

次は布ナプキンの使い方について確認していきましょう。
 

下着にスナップボタンで固定するだけ

使い方は簡単で、下着に固定するだけなので紙ナプキンと違いはありません。紙ナプキンはテープで下着に固定しますが、布ナプキンはスナップボタンで固定します。

ずれや漏れが気になるので、ボタンで固定できると安心ですよね。

ただし、商品によってはスナップボタンがない場合もありますので、商品毎に用途や使用方法をよく読むようにしましょう。

 

布ナプキンの洗い方

使い方の次は、使用後の洗い方についてです。
繰り返し使える布ナプキンだからこそ、この洗濯が重要な作業になってきます。

 

3ステップで完了

布ナプキンの洗い方は3ステップで完了です。
1.もみ洗い(手洗い)
布ナプキンが吸収した経血を、もみ洗いでしっかり落とします。

2.浸け置き
洗面器などの容器にぬるま湯を入れます。そこに洗剤を入れて溶かし、浸け置き用の水を作ります。
吸収された経血をしっかりと落とすために、3時間~半日程度は浸け置きしておきましょう。


3.すすぎ
浸け置きして汚れが落ちたら、最後にすすぎです。生地が傷まないように優しくもみ洗いして、洗剤を洗い流します。
 

商品によっては、すすぎ後に洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えるものもあります。自分の手洗いだけでは不十分だと感じたり、脱水をしっかりして早く乾かしたい時など、手洗いと洗濯機を併用するのもおすすめです。

 

注意したい3つのポイント

布ナプキンを洗濯する際に、気を付けたいポイントが3つあります。

1.水の温度
血液は高温で洗うと固まってしまうため、汚れが落ちにくくなります。温度は40℃くらいのぬるま湯がベストです。


2.洗剤
普段使っている洗濯用洗剤とは違うものを選びましょう。布ナプキンを取り扱う店舗では、ほとんどの場合布ナプキン専用の洗剤が販売されています。洗剤の成分は各メーカーで異なりますが、血液はタンパク質なのでそれが落ちやすい洗剤を選べば問題ありません。

3.浸け置きの時間

浸け置きしたまま半日以上放置してしまうと、かえって雑菌が繁殖してしまう可能性があります。放置してしまった場合は、面倒ですが再度洗いなおしましょう。
 

布ナプキンのメリット

ある程度布ナプキンについてわかったところで、さらに踏み込んでメリットを見ていきましょう。
 

布ナプキンのメリット①肌に優しい

使い捨て紙ナプキンを使っている方で、かぶれやかゆみが気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?その大きな原因は「むれ」です。

紙ナプキンは漏れを防ぐために、ビニールなどの化学物質が使われています。漏れにくくなればなるほど通気性が悪くなってしまい、「むれ」につながるというわけです。

対して、布ナプキンに使われている天然素材のコットンは、ビニールよりも通気性に優れています。布ナプキンは、血液がついてもべたつかずさらっとしており、一度使ってみるとその快適さに驚くはずです。

また、冷え性が解消したり、生理痛が軽くなったという口コミも多くあります。直接肌に触れるものだからこそ、素材にはこだわって選択したいものです。

 

オーガニックコットンについて詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

オーガニックコットンのメリット・デメリットとは?おすすめブランドやオーガニックコットンの活用法も紹介 (ethicame.com)
 

布ナプキンのメリット②自身の体の変化に気付きやすい

布ナプキンは使用後に自分で洗濯をするため、経血の量や色の変化に気がつきやすくなります。
体の状態を知るきっかけになり、自分のことを大切にできるようになった、と感じる人もいるようです。

 

布ナプキンのメリット③繰り返し使えるため経済的

布ナプキンは最初こそ費用がかかりますが、約3年使うことができます。一枚約1,000〜2,000円の商品が多く、必要枚数は10枚程度です。
 
一方、使い捨て紙ナプキンは年間で8,400円(※1)かかるといわれており、これが何十年も続くことを考えると布ナプキンの方が経済的です。
 
※1紙ナプキン1枚を20円とし、1日平均5枚使用すると仮定。生理期間を7日間として計算すると、以下のようになります。

20円/1枚×5枚×7日=700円/月
700円/1ヶ月×12ヶ月=8,400円/年間
 

布ナプキンのメリット④環境に優しい

環境に優しい選択ができることも、布ナプキンのメリットです。

使い捨て紙ナプキンは使用後は都度廃棄しなければなりませんが、布ナプキンは洗って繰り返し使うためゴミが出ません。

女性が一生涯で使用する生理用ナプキンは、なんと約1万枚。布ナプキンを選択することで、ゴミの削減にも貢献できます。

 

ゴミ問題についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
SDGsとプラスチックゴミ問題の関係は?|削減に向けた国や企業の取り組みも (ethicame.com)

コンポストとは|始め方や自作の方法、メリット・デメリット、おすすめ6選を紹介 (ethicame.com)

 

布ナプキンのデメリット

布ナプキンには様々なメリットがある一方で、デメリットと言えるポイントもあります。
 

布ナプキンのデメリット①洗濯する手間がかかる

布ナプキンは、先述の通り使用後に洗濯する必要があります。紙ナプキンは使い捨てなので、それと比べると手間がかかることはデメリットです。

どうしても洗濯がめんどうだと感じる方は、布ナプキンは不向きかもしれません。

しかし、最近では使い捨ての布ナプキンも増えてきていますので、そちらを検討してみてはいかがでしょうか。

 

布ナプキンのデメリット②外出時は不便

使用後の布ナプキンは捨てることができないため、外出時は持ち歩く必要があります。その場で捨てることができる紙ナプキンに比べると、不便に感じるかもしれません。

 

しかし、使用後の布ナプキンの処理方法はとても簡単です。まず、汚れた面を内側にして小さく折りたたみ、そのままポーチや袋に入れれば完了です。

 

特別に布ナプキン持ち歩き用の袋などを準備する必要はなく、今まで紙ナプキンをいれていたものを使って全く問題ありません。

 

おすすめの布ナプキン7選

最後に、おすすめの布ナプキン7選です。素材にこだわり、布ナプキンの種類を多く取り扱うメーカーを紹介していきます。
 

布ナプキンのおすすめ商品①:MADE IN EARTH (メイド・イン・アース)

 画像引用元:メイドインアース自由が丘店
 

メイド・イン・アースは東京の自由が丘に実店舗があり、他にも全国に取り扱い店舗があることがおすすめポイントです。初めて布ナプキンを購入する方は、実物をみながら店員の方と相談して選ぶことができると安心ですよね。 

純オーガニックコットン専門店として素材にはとてもこだわっており、布ナプキンだけではなくベビー用品もなども販売しています。

 

MADE IN EARTH (メイド・イン・アース)

 

布ナプキンのおすすめ商品②:Sunny Days(サニーデイズ)

画像引用元:おすすめセット | 布ナプキン初めてのあなたにサニーデイズ *Sunny Days* (toreru.com)

サニーデイズは大阪に実店舗がある、布ナプキン専門店です。はじめてセットやお試しセットなどがあり、初めて布ナプキンを使う方も安心して購入することができます。

カラフルで明るい色のデザインが魅力的です。
 

Sunny Days(サニーデイズ)

 

布ナプキンのおすすめ商品③:JEWLINGE(ジュランジェ)

画像引用元:https://www.jewlinge.com/html/page1.html

ジュランジェはオンライン販売のみの、布ナプキン専門店です。一つずつ職人さんの手作りで国内生産しています。
 

取り扱っている商品の種類がとても多く、ショーツや洗濯関連商品はもちろんのこと、先ほど登場した使い捨ての布ナプキンもあります。

JEWLINGE(ジュランジェ)

 

この他にも、エシカミーで取り扱っている布ナプキンもありますので、興味がある方はぜひこちらからチェックしてみてくださいね。

 

布ナプキンのおすすめ商品④:nunona


出典:nunona

nunonaのオリジナル布ナプキンで特長的なのは、吸収面が2つに分かれた立体構造です。

布ナプキンのお洗濯の手間を少しでもなくしたい!という想いから開発された、業界で初めて、めくって洗える3D立体構造の布ナプキンです。

通常より1.5倍の吸収力も嬉しいポイントです。

nunona
 

布ナプキンのおすすめ商品⑤:Sweetcotton


出典:
Sweetcotton

カラフルでポップなデザインが多く、身に着けるだけで気分を明るくさせてくれるSweetcottonの布ナプキン。

吸水性と防水性に優れた多重構造で、機能性もばっちりです。

23cmと30cmの2サイズを展開しており、経血量に合わせてぱっと選びやすいので、どのサイズをつけようか悩むことも少ないですね。


Sweetcotton


布ナプキンのおすすめ商品⑥:ベイビーハーツ

出典:ベイビーハーツ

3D立体型の布ナプキンで、LLサイズとかなり大きいサイズも展開しています。

赤ちゃんの肌着にも使用されているお肌に刺激の少ない中性染料を使用しているので安心して使うことができます。

耐水性にすぐれながらも、ふかふかで気持ちよい肌触りですよ。


ベイビーハーツ


布ナプキンのおすすめ商品⑦:あるでばらん


出典:あるでばらん

あるでばらんの布ナプキンは、びわやよもぎなど、昔から薬草として人々の生活に寄り添ってきた天然の植物を染料に手染めしています。

植物の持つエネルギーと薬効成分を身にまとってもらいたいという想いから、体にも心にも優しい商品づくりを大切にしています。

シルクの布ナプキンも取り扱っており、コットンネルの布ナプキンと重ねて使うことをおすすめしています。

あるでばらん
 

布ナプキンでサステナブルな選択を

この記事では、布ナプキンとは?という基本的なことから布ナプキンのメリット・デメリット、おすすめの布ナプキンや専門店などを紹介してきました。
体だけでなく、環境にも優しい布ナプキン。サステナブルな選択の一つとして、布ナプキンを使ってみてはいかがでしょうか?

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