近年、環境に配慮された思考の一つとしてエシカルファッション注目されています。
この記事では、日本だけではなく、各国のエシカルファッションブランドを紹介していきます!
目次 |
1.エシカルファッションとは? |
2.エシカルファッションブランドの選び方 |
3.おすすめのエシカルファッションブランド12選 |
7.ファッション以外にもエシカルブランドを |
8.エシカルブランドはエティーク |
エシカルファッションとは?
エシカルファッションとは、地球や人に配慮されたものを着ることです。
地球や人に配慮されたものとは、オーガニック製品、自然エネルギーを使用したもの、製造過程に途上国の児童労働や労働搾取がないものを指します。
オーガニック製品にはオーガニックコットンなどの原材料が多く使用されているため、農薬を使用していないことで環境を守り、お肌に敏感な人には大きなメリットとなります。
エシカルファッションは地球環境や人に配慮すること以外にも、大量生産ではなく一人一人の手によって丁寧に製品作りされているものも多いため、製品が比較的丈夫なことから長持ちすると言われています。
1つの服を長く着続ける考え方にシフト
現在のファッション業界では、ファストファッションにおける大量生産から衣類廃棄までのサイクルが早くなっていることが問題となっています。
これは、トレンド色が強く、安価なためにすぐに買い替えをしてしまうことから、衣類の廃棄とともに資源の過度な消費を促してしまいかねないためです。
一方、エシカルファッションの1つの服を長く着続けるという考え方は、大量生産されたトレンド傾向の強いワンシーズンで廃棄されてしまうような服の着方ではありません。
廃棄までのスパンをできる限り長くすることで、資源の消費を抑え、地球環境を守っていくことにつながっていきます。
エシカルファッションブランドの選び方
エシカルファッションブランドは海外も含めて多数ありますが、何を基準に選べばいいか、どんなブランドがいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
エシカルファッションブランドは、日本も海外も含めて大きく分けて次のような傾向があります。
・フェアトレードやSDGsを意識したものづくりの展開
・環境に配慮した天然素材を使用(合成化学染料の不使用)や生分解性のある素材を使用
・エシカルだけに捉われないファッショナブルなデザインが豊富
・環境に配慮した天然素材を使用(合成化学染料の不使用)や生分解性のある素材を使用
・エシカルだけに捉われないファッショナブルなデザインが豊富
地球環境や人に対して配慮ある素材を使用する意識を持ちながらも、「おしゃれであること」もしっかり取り入れているブランドが増えています。
長く使えておしゃれなら、ファッションとしても楽しめますよね。
ここからはエシカルファッションブランドをご紹介します!
エシカルファッションブランド13選!日本国内ブランドも
欧州発のエシカルファッションブランドはいくつかありますが、特徴として、オーガニックコットンを使用したり、天然素材にこだわったブランドが目立ちます。また、デニムブランドがいくつかあるのも欧州の特徴です。
エシカルファッションブランド①COSSAC(コサック)
※写真はイメージです。
「ECO-HOT」という「エコでセクシー」をコンセプトに掲げたイギリスのブランドです。
エシカルである特徴は、水の使用を削減し、オーガニックコットンや生分解性のある素材を使用していることです。
一枚で着てサマになるデザイン性豊かなアイテムばかりで、エシカルな素材を使用しつつも大人な女性に大切なセクシーさを最大限に引き出しているブランドです。
代表的な商品は「ECO PRINT DRAPE TOP」で、全体的にドレープのデザインが入ったトップスです。
ブランド全体的に落ち着いたアースカラーが特徴的で、価格帯はトップスなら¥8,000〜\15,000程度で、ワンピースなら\20,000程度です。
>>COSSAC(コサック)の詳細はこちらから
エシカルファッションブランド②MUD jeans
※写真はイメージです。
2012年にオランダで創業されたブランドです。
エシカルである特徴は、「リサイクルジーンズ」と「ジーンズレンタル」を提供していることです。
ブランドで購入したジーンズを着用後、ブランドに送り返すことで、新しいジーンズに生まれ変わるリサイクルされた製品が完成します。
また、他のブランドにはない「ジーンズレンタル」も魅力の一つです。
月々約980円(7.5ユーロ)のレンタル料金を支払ってジーンズをレンタルすることができるサービスを提供しています。
中でもおすすめ商品は「スキニー・リリー」です。
シーズンレスで着用することができるスキニーは飽きがこず、長く使えるのが特徴ですが、こちらのスキニーリリーも同じようにオールシーズン使えるアイテムです。
価格帯はデニムのボトムで¥12,000程度です。
>>MUD jeansの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド③エシカルファッションブランドI AND ME
※写真はイメージです。
生産過程においてサスティナブルな取り組みを積極的に行っている、イギリスのデニムブランドです。
「厳選して、より良いものを買う」というコンセプトのもと、在庫過多な問題やエネルギー消費量の問題にフォーカスして、小規模生産で環境への負荷を削減することを目指しています。
さらに水の使用量や化学薬品をできる限り使用しないといった取り組みも、エシカル的発想として評価されている点です。
代表的な商品は「Selvedge Slim Leg Jeans」で、程よいストレートデニムのフォルムがトレンド的にも取り入れやすくなっています。
厳選された天然素材や伝統的な技術を活かした染色方法で生産されたデニムにもかかわらず、ファッショナブルなデザインが豊富に揃っています。
デニムパンツの取り扱いが多いですが、価格帯は\20,000程度です。
>>I AND MEの詳細はこちらから
日本発のエシカルファッションブランド2選
日本のエシカルファッションブランドの主な特徴は、日本の職人さんによる技術を駆使したり、伝承したりといった日本ならではの伝統を残そうとしていることです。レディースやメンズなどのアパレルはもちろんですが、インテリアや雑貨、スキンケアに至るまで同時に手掛けているブランドが目立ちます。
エシカルファッションブランド④アシュハリ
引用元:アシュハリ
環境に配慮したサスティナビリティな素材を中心に使用しているブランドです。
日本ならではの天然染めや職人の技を活かして一点一点丁寧に作られたアイテムが揃っています。
ボタンにまで天然素材を使用しており、こだわりを感じるアイテムは、一枚で着てもサマになること間違いないでしょう。
コンセプトは「大人の女性響く自然体で飾らない日常に溶け込む服」
トレンドに流されず、ベーシックなものを丁寧に作り込んでいるからこそ、長く着られるというエシカルな特徴も垣間見ることができます。
代表的なアイテムは細部にまでこだわりを感じるシャツです。
きちんと着こなすシャツからシワ加工のあるナチュラル系シャツまで揃います。
価格帯は¥15,000程度です。
>>アシュハリの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑤CASA FLINE(カーサ フライン)
引用元:CASA FLINE
天然素材やエコ化学繊維など環境負荷が少ない素材を積極的に取り入れ、日本の産地を活性化させたり、技術の伝承などを大切にしています。
また、アパレルでは製品を作る際に余剰の素材が発生しますが、カーサフラインではそれを使用して新商品を開発し、ゴミゼロを目指した取り組みがあります。
さらに在庫商品に関してもリメイクを施して再販するなど、エシカルな取り組みに共感を呼んでいます。
>>CASA FLINE(カーサ フライン)の詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑥WA.CLOTH
引用元:WA.CLOTH
MNインターファッション株式会社が展開する「WA.CLOTH® ESSENTIAL」は、主にマニラ麻を原料にした紙を加工した紙糸を使った衣服を展開するサステナブルなファッションブランドです。
ファストファッションの対義的な存在であるサステナブルファッションブランドは、地球にも人にも優しい服作りをベースにしており、大量生産・大量消費のビジネススタイルとは根本的に異なります。
「WA.CLOTH® ESSENTIAL」は、着心地や機能性も兼ね備えた、「着ていて気持ちがいい」を叶える服です。さらにAIによる需要予測やデジタル化によるサンプル品のアーカイブ保存など、新しいテクノロジーも取り入れています。
サステナブルと機能面を両立する素材の良さを追求しながら、適正な価格で市場に供給していくことで、私たちに新たな選択肢を与えてくれるファッションブランドです。環境に配慮したサスティナビリティな素材を中心に使用しているブランドです。
>>WA.CLOTHの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑦エバーレーン
※写真はイメージです。
生産から商品にかかるコストなどを全て公開し、「完全透明性」を特徴としているブランドです。
工場内部やブランドにどれだけの収益があるのかを公開し、消費者に安全と安心を届けています。
また、ECでの通販をメインとしているので、卸業者やその他の人材を入れないことでコストカットも実現しています。
代表的なアイテムはデニムパンツで、インディゴからホワイトデニムまで種類が豊富です。
サイズ展開も豊富で、細身でもゆったりでも履きこなせるサイズのラインナップです。
価格帯はデニムパンツで¥10,000程度、エシカルブランドにしては比較的買いやすい価格帯となっています。
>>エバーレーンの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑧パタゴニア
※写真はイメージです。
アウトドアスポーツが主流のブランドです。
昔から長く続いているブランドですが、早くからサスティナブルやエシカルなどの地球環境問題に着目して、リユースやリサイクルした資源を活用し、ものづくりに活かしています。
また、オーガニックコットンのみの使用やフェアトレードにも意識を高め、エシカル思考に力を入れています。
そして、毎年売上の1%以上を世界の環境保護活動を行っている数多くの団体に寄付し、エシカルな取り組みを行っています。
パタゴニアの代表的なアイテムは、「ウィメンズ・ライトウェイト・シンチラ・スナップT・プルオーバー」です。
いわゆるフリースジャケットですが、今も昔も変わらないデザインでレディースに限らず、メンズにも不動の人気を集めています。
価格帯はフリースなどのアウターになると¥20,000前後です。
>>パタゴニアの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑨シンボロジー
※写真はイメージです。
フェアトレードやサスティナブルを特徴とするブランドで、フェアトレードなものをセクシーに表現し、エシカルファッションを日々の中で当たり前として取り入れていくスタイルを提案しています。
インドやパレスチナの職人の技を大事にしながら、現地の人たちが正当に雇用を受けられるように取り組んでいます。
代表的なアイテムは、ワンピースやサロペットで、大人の女性が一枚で着ても存在感のあるものが特徴です。
特にジャンプスーツは人気アイテムで、無地のものから柄ものまでデイリーにもちょっとしたお出かけにもぴったりです。
価格帯は¥20,000前後のもの〜¥30,000程度のものが多いです。
>>シンボロジーの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑩Kowtow(コウトウ)
※写真はイメージです。
2007年にニュージーランドにて設立したブランドで、生産者が生活を持続可能にしていくための賃金を支払うことや、学校や病院を設立できるよう支援したりと、フェアトレードを意識しています。
また、使用している素材もオーガニックコットンを推奨し、危険な成分を含まない染料を使用してエシカルファションを提案しています。
女性らしくミニマムなスタイルで、洗練されたワンランク上の着こなしができるアイテムがラインナップされています。
代表的なアイテムは、シンプルなクルーネックセーターで価格帯は約¥30,000程度です。
>>Kowtow(コウトウ)の詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑪ビーキーパーパレード
※写真はイメージです。
ビーキーパーパレードは、オーストラリアで設立されたエシカルを意識したバッグブランドです。
主に、子供たちの教育環境を整えたり、動物性素材を使用しないこと、無駄な過剰衣類を発生させないことなど様々なプロジェクトに取り組み、エシカルファッションブランドとして成り立っています。
素材は発注をせず、メーカーなどが廃棄しようとしている記事をアップサイクルしたり、寄付をされた素材を製品に活かしています。
もちろん代表的なアイテムはバックパックで、様々な柄や鮮やかなカラーバリエーションで持っているだけでも気分を明るくしてくれます。
特に素材をつぎはぎして作った世界に一つしかないリュックです。
価格帯は¥15,000〜\20,000程度が平均的です。
>>ビーキーパーパレードの詳細はこちらから
エシカルファッションブランド⑫BOODY
※写真はイメージです。
オーストラリアで生まれたBOODY。
「ソフト、シンプル、サスティナブル」を掲げながらも、コンセプトは「快適・スタイリッシュ・ヘルシー」に、快適さと持続性を提案するエシカルファッションブランドです。
着心地がいいデイリーウエアを追求した先には、オーガニックバンブーの竹の素材を使用して、着心地や通気性がよく、お肌への低刺激が特徴のエコウェアを提案しています。
アクティブにもリラックスモードにも最適なアイテムが豊富に揃います。
代表的なアイテムは、キャミトップスとフルレギンス。
毎日着るものだからこそいいものを届けたいと願い、ワードローブに欠かせないものが人気アイテムです。
価格帯は¥3,000以内で展開しているものが多いです。
>>BOODYの詳細はこちらから
ファッション以外にもエシカルブランドを
ファッション以外にもエシカル商品はいくつかあります。
例えば、
・コスメ
・食品
・アクセサリー
・インテリア雑貨
・インナーウェア
・食品
・アクセサリー
・インテリア雑貨
・インナーウェア
など、エシカルを意識した商品は様々な分野で取り入れられています。
コスメでは、「LUSH」や「エティーク」などが展開する石鹸やシャンプー、コンディショナーが代表的なブランドです。
この他には、時計ブランドである「シチズン」もエコドライブ搭載の光発電の「CITIZEN L」をエシカルな時計として展開しています。
この他にも食品ではフェアトレードのチョコレートやコーヒー、JASマーク付きの野菜、インテリアでは廃材を活用したチェアや照明などがあります。
このようにエシカルな商品はファッション以外でも多く普及して、取り入れやすくなっており、エシカル消費をより実践していけることがわかります。
エシカルブランドはエティーク
エシカルコスメの代表的なブランドがエティークです。
エティークの最大のエシカル的な要素は、原材料からパッケージまで生分解性のある素材を使用した固形バーであることです。
エティークは世界中で廃棄されているペットボトルの問題を解決したい課題として取り上げています。
そのため、パッケージ全てにはプラスチックのボトルを使用せず固形化することで地球環境に良い影響を与えています。
この他にも、主原料はフェアトレードの「オーガニックココナッツオイル」とカカオバターを使用していたり、動物実験を行っていない、利益の2%を寄付しているなど、商品の固形化以外にもあらゆる観点でエシカルを取り入れています。
毎日使用するシャンプーやコンディショナーは消費量も多く、プラスチック容器の廃棄から、知らず知らずのうちに地球環境に悪影響を及ぼしていることがわかります。
これをエティークのヘアケア商品に変更するだけで、プラスチックボトル容器の廃棄が減り、地球にも人体にも良い影響を与えるため、エシカルな生活を送ることができます。
環境や社会に良いだけでなく、こだわった原料から作られているエティークで、エシカルファッション以外でもエシカルライフを送ってみませんか?
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