ダイレクト・トレード

エティーク、誠実で公正な原材料の取引、特に可能な限り生産者と直接取引するパートナーシップを大切にしています。ダイレクト・トレード(直接取引)は、地元の生産者が安定した価格、確実な収入、良好な労働条件を得られることを保証するものです。直接取引は、エティークの原材料が生産される地域社会にとって、大きなメリットとなるのです。

ダイレクト・トレードはフェア・トレードと同じですが、仲介業者を通さず、私たち自身が関係を持つことで、支払う価格が適正であること、地域社会の労働条件が安全であることに、心から自信を持つことができます。優れた製品に公正な価格を支払い、環境保護への取り組みを共有するサプライヤーとパートナーシップを結ぶことが正しいことであると信じています。

適正価格で地域社会へ還元

大企業が割を食わないので、家庭の教育や医療、その他の必需品のための資金が増えます。

環境負荷の低減

生活の困難なコミュニティは天然資源を過剰に使用したり、破壊したり環境へ配慮する余裕がない傾向があります。しっかりと収入を得ることで、自分たちの環境を大切にすることにつながります。

経済的投資

家族がプロセスを学び、設備の投資するのを助け、成功に必要なサポートを提供します。

真の透明性

エティークでは生産者の家庭を訪問し、労働条件や農業のやり方を自分たちの目で確かめています。このような生産者とのパートナーシップに基づくアプローチは、私たちのBコープ理念を体現しています。

安定した価格と環境保護の両立

人を尊重し公正さを持って接することは、環境に対しても同様に配慮するということを育むことでもあります。発展途上国では、家族を養うことに必死なため、持続可能性は優先されません。公正な賃金は、廃棄物を最小限に抑え、原材料を活用し、環境への害を最小限に抑えることを長期的に考えることなのです。

また、日々の暮らしが安定していれば、より質の高い製品を生産したり、地域の環境を保護したりと、長期的にビジネスを守るための選択をしやすくなります。

写真:WiBDのOno(右端)と、私たちのココナッツオイルを生産している小規模農家の人々

ダイレクト・トレード・パートナーシップ

エティークは可能な限り、直接取引によるパートナーシップを結びたいと考えています。しかし、ローズヒップオイルなど、必要な原料の量が少なく、直接取引できない場合は、フェアトレードの供給元から購入しています。

以下に、私たちのダイレクト・トレード・パートナーシップのいくつかをご紹介します。

サモアのWomen in Business Development Inc (WIBDI)

エティークではサモアの素晴らしいWIBDIチームと最も長い間直接取引をしており、ココナッツオイルの大部分をWIBDIから購入しています。ココナッツオイルは、私たちの製品に使用されている重要な原料のひとつです。WIBDIは183の村にまたがり、ココナッツオイル、乾燥バナナ、コーヒーなどの製品を世界中に供給する有機農業ビジネスの立ち上げを支援しています。
WIBDIは、ココナッツオイルや乾燥バナナ、コーヒーなどの製品を世界中に供給する有機農業ビジネスの立ち上げを支援しています。ココヤシは実がなるまでに6〜10年、生産量がピークに達するまでに少なくとも15年かかるため、これらは世代を超えたビジネスとなります。
また、私たちはココナッツオイルをたくさん使っています。軽くて保湿性が高いため、私たちのバーのほとんどに使われています。公正に取引されたこのココナッツオイルを使うことで、パーム油の代わりとして、環境破壊を引き起こすことなく、製品を提供することができるのです。

ルワンダのAsili Oils

Asili Oilsは、ルワンダの小規模農家のために、世界中の顧客に向けた天然化粧品原料を生産しています。この社会的企業は、何百もの小規模農家と国際的なブランド(エティークなど!)をつなぐ手助けをしています。

ガーナの農協

エティークのオーガニック・フェアトレードのココアバターは、ガーナの協同組合から調達しています。

南米のPlantus

Pkuntusは南米産のババスとクプアスのフェアトレード・オイルを提供しています。NGO Fitovidaと協力し、環境保全のためのプログラムを開発し、ババスオイルやクプアスオイルなどの製品を製造することで副収入を得ています。また、農民のコミュニティに、持続可能性と生物多様性に焦点を当てたトレーニングや教育を行っています。