SDGsピンバッチの購入はこちら!|外部発信のヒントもご紹介します

LINE Twitter Facebook note


この記事を読んでくださっている方は、すでにSDGsに積極的に取り組んでいるものの、外部へのアピールがまだ十分ではなく「SDGsのピンバッチを購入して認知を高めたい」と思われている方なのではないでしょうか?

ここでは、SDGsピンバッチの購入先・方法のご説明はもちろんのこと、SDGsの取り組みを外部に上手に伝えるためのヒントまで、順を追ってご紹介します。
 

目次
1.SDGsピンバッチって?
2.SDGsピンバッチはどこで買えるの?
3.SDGsピンバッチ以外でも、アピールする方法はある
4.「SDGsウォッシュ」を回避し人権にも配慮しよう
5.ロゴやアイコンの使用方法
6.SDGsのピンバッチだけでなく、様々な手法で取り組みをアピールしましょう

SDGsピンバッチって?




SDGsピンバッチとは、SDGs17の目標で使用されている17色を使ったピンバッチのことで、SDGsに取り組んでいることを直接的にアピールすることができるツールです。

SDGsをより理解している人が見れば、あなたの会社がSDGsと関わりがあることが一目瞭然ですし、SDGsをよく知らない人ならば、ピンバッチ自体に興味を持ち、結果的にSDGsの認知度を高めることにつながるでしょう。

SDGsピンバッチは、付ける資格や基準は特にありません。手に入れさえすれば誰でも着用可能です。

>>SDGs17の目標ごとの「日本と世界の現状」について、詳しい説明はこちらの記事をご参照ください。

SDGs17の目標を1つずつ解説!世界や日本の現状を理解できます

SDGsピンバッチはどこで買えるの?




このようにSDGsの取り組みを効果的にアピールすることのできるSDGsピンバッチですが、国連本部が販売する公式ピンバッチと、各社が独自で制作しているオリジナルピンバッチの2パターンがあるようです。

それぞれの購入先について紹介します。
 

公式ピンバッチ


国連広報センターや、日本に事務所を置く国連の諸機関では購入ができないため、国連本部のオンラインショップまたはYahoo!ショッピングやアマゾン等での転売品の購入になります。

国連本部オンラインショップ
下記の英語のサイトから購入が可能です。

10個単位での販売なので、それ以下の個数では購入できません。

>>国連本部オンラインショップはこちらから

■手順
「ADD TO CART」をクリック


個数を変更するときは「SHOPPING CART」を選択し、Quantityを変える。

「Check out」で確定する。

e-mailアドレスや配送先・支払方法などを記入すれば完了です。



Yahoo!ショッピング/Amazon
Yahoo!ショッピングやAmazonなどでも購入可能です。

■Yahoo!ショッピング


■Amazon


その他、楽天やメルカリ等でも購入できますが、出来れば国連本部のサイトからの購入が安心でしょう。
 

オリジナル品


一方、各社が独自に作っているオリジナルのピンバッチもあります。

有限会社ローカルプランニング
有限会社ローカルプランニングのコーポレートサイトによると、2017年に国際協力機構(JICA)の依頼を受けたことがきっかけで、SDGsピンバッチを制作し始めたようです。

団体・企業・官公庁を問わず注文ができます。


政府官僚が身につけているピンバッチは、こちらで制作されたもののようです。

>>詳しくは有限会社ローカルプランニングのHPへ

ルーティヴ株式会社
こちらのピンバッチは間伐材で作られたものです。

ゴール15「森の豊かさを守ろう」への取り組みに力を入れており、このピンバッチ自体がSDGsの活動につながると言えそうです。


台紙に会社名やロゴ・メッセージを入れることができるようです。

※2020/7/19時点で、販売は終了しているというお知らせが出ています。

製造を希望する場合は、直接連絡する必要があります。

>>詳細はルティーヴ株式会社HPへ

SDGsピンバッチ以外でも、アピールする方法はある

ここまでで、SDGsピンバッチの種類や具体的な購入先をお伝えしました。

ここからは、「SDGsの取り組みを社外にアピールする」という本来の目的を総合的に果たせるよう、ピンバッチ以外でのアピール方法をご紹介していきます。
 

SDGsに関わるアワードに応募する




国が主催するSDGsアワードに応募し、賞を獲得することができれば、あなたの会社の取り組みを公式でアピールすることができます。

ジャパンSDGsアワード
SDGs推進本部が主導となり2017年以降開催されている「ジャパンSDGsアワード」。

最も優れた1案件を、総理大臣によるSDGs推進本部長表彰とし、その他の4案件ほどを副本部長表彰として付与しています。

特別賞が選ばれる場合もあります。

これまで38の企業・団体が選ばれ、2019年に開催された第3回ジャパンSDGsアワードでは過去最多の378件の応募がありました。

>>ジャパンSDGsアワードについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

SDGsアワードとは?選定のポイントもわかる!|様々なアワードの紹介も



グッドライフアワード
2013年から始まった環境省が主催するグッドライフアワードは、環境と社会によりよい活動をした企業や学校・NPO・自治体・個人に対し、環境大臣賞や実行委員会特別賞を付与し、その活動を讃えています。

実行委員会特別賞の中には、SDGs単体として「SDGsビジネス賞」が用意されています。

最優秀賞と優秀賞合わせて4つの取り組みには、取材ムービーやレポートが用意され、環境省のサーバーや公式チャンネルにも掲載されます。

また環境白書や環境省が製作するPR誌でも数多く紹介されるなど、認知拡大に大きく貢献してくれるでしょう。
 

SDGs特設サイトを作る




コーポレートサイト上にSDGsの活動報告を入れるのも効果的ですが、SDGsだけを切り出した特設サイトをつくりアピールする方法もあります。

例えば通信教育事業の進研ゼミを運営するベネッセコーポレーションは、SDGs17の目標に沿った自社の取り組みだけでなく、読者にとっての有益な情報も合わせて発信する特設サイトを運営しており、一方的な取り組み内容紹介から一線を画しています。
 

SDGsの取り扱いスキームを他社に共有する


そもそもSDGsの本来の目的は、「持続可能な開発目標」という世界共通の17つの目標をもとに、私たちの子や孫の世代が平和で豊かな生活が送れるような行動をしていこう、というものです。

あなたの会社での取り組みスキームを同業他社や関連会社に共有し、場合によってはコラボレーションしその輪を広げていくことで、SDGs本来の目的と取り組みの認知アップ両方を果たすことができるでしょう。

>>SDGsの基本的な考え方のおさらいは、「SDGsとは」の記事をご覧ください。

SDGsとは|概要や背景・日本や世界の取り組みまで

 

新製品発売時にSDGsとのつながりをアピール




新たな製品・サービス開発をめぐり、例えばコスト削減の一環として燃料費や電気代を抑える施策をした、生産性向上のため従業員のスキルアップの機会をつくったなど、SDGsにつながる取り組みを行っていることがあります。

これらを、新製品発表とセットでアピールすることで、効率的・効果的な宣伝になるでしょう。
 

イベントや展示会でSDGsの取り組みを紹介


「場」での共有も効果的です。

SDGsの取り組みを紹介するためだけの場を作りだすのは現実的ではありませんが、普段からイベントや展示会を行っているような業種の場合、SDGsの取り組みに焦点を当てたコーナーを組み込む方法もあります。

ビデオ形式・トークイベント形式・クイズ形式など、参加者の属性に合わせて、適切な手段を選択すると良いでしょう。
 

営業用パンフレットにSDGs活動レポートを


普段販促活動に使用している資料に活動レポートを掲載する方法も有効です。

お客さんがしっかりと目を通す機会も多く、また話のつながりで自然に取り組み内容をアピールすることもできるでしょう。
 

既存の活動にSDGsを追加


すでにISO やエコアクション 21 などに取り組んでいる企業の場合、そこにSDGsの観点を加え、アピールしていく方法もあります。
 

名刺や営業を使ってアピール




SDGsのアイコンを会社の名刺や営業車・オフィスに掲示する方法もあります。

設備工事と電気工事を行うテラオライテック株式会社では、ゴール6「安全な水とトイレを世界中に」とゴール7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」に取り組んでいます。

ここではSDGs推進委員会を新設し、従業員のSDGsのピンバッチ着用や、SDGsアイコンやステッカーの掲示を通し、社内外問わず日常的にSDGsを目にする機会を増やしています。

またそれまでは社長が一人で行ってきた講演会や会社訪問でのスピーチを委員会メンバーが担い、そこで取り組み内容の共有を行っているようです。
 

従業員自身がSDGsに積極的に取り組める仕組みづくり


これまでは、現在あなたの会社で行っているSDGsの取り組みをいかにアピールするかという観点でその手法を提案してきました。

ここでは少し視点を変えて、「活動自体がアピール材料になる仕組み:私のSDGs」を取り入れたキャパシタ用アルミケースを製造する来ハトメ⼯業株式会社の事例を紹介します。

「私のSDGs」とは、従業員全員にSDGsを深く理解してもらうために始めたSDGs練習プログラムだそうです。

ここではSDGsの難しい部分にはあえて触れず、「環境・経済・社会」の3つの観点から個人が貢献できる行動目標を立てたようです。



その後SDGsの目標と紐づけ「〇〇さんのSDGs」とした上で、1年間その目標に取り組み年度末の振り返りを経て、次年度の目標設定をするという仕組みを作り出しました。

この取り組みのおかげで、一人一人がSDGsを深く理解できただけでなく、その行動が習慣化したり、それを家族と共有する従業員が出てくるなど、意識・行動共にいい変化がもたらされたようです。

このような個人にまで腹落ちする施策は、会社名と共にじわじわとしかし確実に広がっていく力を秘めているでしょう。

>>「SDGs企業の取り組み事例」はこちらの記事でもご覧いただけます。

このように、SDGsのピンバッチを付ける以外にもアピールする方法はたくさんあります。

「SDGsウォッシュ」を回避し人権にも配慮しよう



SDGsの取り組みを紹介していく際気をつけたいのが、「SDGsウォッシュ」です。

これは、英語でごまかしを意味する“whitewash”とSDGsを組み合わせた造語で、

①実態がないのに取り組んでいるように見せかけること
②実態以上に過剰にアピールすること③不都合な事実を隠し、良い情報のみを発信すること

を指します。

一度SDGsウォッシュを疑われてしまうと、顧客からの信頼を失うだけでなく場合によっては投融資先の企業の魅力が損なわれる可能性もあります。

このようなSDGsウォッシュを回避し人権にも配慮するために、下記のポイントを意識すると良いでしょう。
 

SDGsウォッシュ回避ポイント

 

・根拠がない、情報源が明確でない表記はしない
・実態以上の過剰表現はしない
・異なる解釈の生まれる可能性のある言葉は使わない
・事実と関連性の低いイラストや写真を使わない

 

人権配慮ポイント

 

・言葉の語源を調べたうえで使用する
→国や文化宗教などの違いで言葉の意味が異なる場合があります。
・ステレオタイプな役割やイメージ、先入観などが含まれた表現になっていないかを確認する
・国によって文化や価値観が異なることを意識する
 
上記のようなポイントを外さないためには、複数の視点で確認作業を行うと良いでしょう。

ロゴやアイコンの使用方法


SDGsの取り組みを外部に発信していく際不可欠になるのが、SDGsのロゴやアイコンですよね。

ここでは、SDGsのロゴやアイコンのダウンロード先やガイドライン、申請の有無などを紹介します。
 

ダウンロード先とガイドライン


SDGsのロゴやアイコン・ポスターは、国連広報センターのホームページからダウンロードすることができます。

またロゴ使用のためのガイドラインには、ロゴやアイコンの使い方・企業や団体ロゴとの組み合わせの仕方など、使用上の注意が詳しく記載されているので、一読したうえで使用してください。

>>ロゴやアイコン・ポスターのダウンロードはこちらから

>>英語版はこちら

申請方法


では、ロゴやアイコンを使用するのに申請の必要はあるのでしょうか?

資金調達や商業用途の目的でSDGsのアイコンやロゴを使用する場合は、書面による事前許可が必要になります。

具体的な使用用途の分かる文章にサンプルや試作品を添え、メールにて申請をするようです(すべて英語で記載)。

一方、プレゼンテーションや社内報、年次報告、活動報告書など、情報伝達目的での使用であれば申請の必要はありません。

その他ロゴやアイコン使用に関するよくある質問や最新情報は、国連広報センターのホームページに掲載されているので、チェックしてみてください。

>>国連広報センターのHPはこちら

>>ロゴやアイコンについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

SDGsのロゴ使用のルールを理解しよう|オリジナルロゴの運用例も

SDGsのピンバッチだけでなく、様々な手法で取り組みをアピールしましょう


ここまで読んでいただきありがとうございます。

SDGsの取り組みを効果的にアピールすることは、企業のブランディングに有効なだけでなく、SDGsに少しでも興味を持つ人を増やし、世界全体での活動を加速させていくことにつながるでしょう。

多方面からのアプローチで、目的を果たしていきましょう。


 

LINE Twitter Facebook note
SDGs17の目標を1つずつ解説!世界や日本の現状を理解できます
サステナブルとは?意味や取り組み、SDGsとの違いを解説!
INDEX