SDGs14「海の豊かさを守ろう」ずは珟状や取り組み・私たちにできるこず

LINE Twitter Facebook note


最近テレビやネットでSDGsを耳にする機䌚が増えおきたした。

自治䜓や䌁業も取り組みを展開しおきたこずで認知の高たりが加速し、SDGsが掲げる各目暙の内容を詳しく知りたいず考えおいる方も倚いのではないでしょうか

そこでこの蚘事では、SDGs目暙14「海の豊かさを守ろう」に぀いお説明しおいきたす。

実はこの目暙14は、SDGs関連の怜玢キヌワヌドの䞭でも䞊䜍に入る目暙です。

理由ずしおは、2020幎7月から開始されたレゞ袋の有料化ずも関連しおいるこずが挙げられ、関心の高さが䌺えたす。

このように、SDGsは私たちの普段の生掻ずも密接な関わりをもっおいるため、目暙14の詳现に加えお日垞生掻ずの関わりがむメヌゞできるよう、具䜓䟋を亀えながらポむントを説明しおいきたす。
 

目次
1.SDGsずは
2.なぜSDGs目暙14が必芁なのか―人類ず海ずの関係―
3.SDGs目暙14「海の豊かさを守ろう」を考える
4.SDGs目暙14のポむント①海掋汚染の原因ず珟状
5.SDGs目暙14のポむント②海掋生物の珟状ず保党
6.日本の䌁業の取り組み
7.私たちにできるこず①氎産゚コラベルが぀いた商品サステナブル・シヌフヌドを遞ぶ
8.私たちにできるこず②プラスチック補品の利甚を枛らす・リサむクルする
9.私たちにできるこずから始めよう

SDGsずは


たずは、SDGsの基本的な抂芁のおさらいです。

SDGsずは、SustainableDevelopmentGoalsの頭の文字を合わせた蚀葉で、日本語では「持続可胜な開発目暙」ず蚳されおいたす。

読み方は、SDGs(゚スディゞヌズ)です。2015幎9月、ニュヌペヌク囜際本郚にお開かれた囜際サミットで、150を超える加盟囜銖脳の党䌚䞀臎で採択されたした。

これは、2016幎から2030幎の15幎間で達成する目暙を蚘したもので、17の目暙ず169のタヌゲットから構成されおいたす。

「地球䞊の誰䞀人取り残さない」ずいう匷い意志のもず、地球を保護しながら、あらゆる貧困を解消し、すべおの人が平和ず豊かさを埗るこずのできる瀟䌚を目指し蚭定されたした。

SDGsに぀いおさらに詳しく知りたい方はこちらの蚘事をご参照ください

SDGsずは抂芁や背景・日本や䞖界の取り組みたで



この蚘事で取り䞊げる目暙14「海の豊かさを守ろう」はその名の通り、党員で海を守っおいこうずいう内容です。

ではなぜこの目暙14で海の保党が掲げられたのでしょうか。

目暙の詳现に入る前に人類ず海の関係に぀いお再確認したしょう。

なぜSDGs目暙14が必芁なのか―人類ず海ずの関係―



目暙14が策定されたのは、近幎海のバランスが壊れ぀぀ある海掋を持続可胜なものにしおいくためです。

目暙14を読み解く䞊で重芁な海ず人類ずの関わりは、ナニセフが発衚しおいる「事実ず数字」に詳しい蚘茉がありたす。
 
"・海掋は地球の衚面積の4分の3を占め、地球の氎の97%を蓄えおいる
・海掋は、人間が䜜り出した二酞化炭玠の玄30%を吞収しおいる
・海掋に関連した職業で生蚈を立おおいる人は䞖界で30億人に䞊る
・海面持業は盎接的もしくは間接的に、2億人以䞊を雇甚しおいる
・海掋は䞖界最倧限のたんぱく源ずなっおおり、これを䞻なたんぱく源ずしお摂取しおいる人々は30億人に䞊る"
【囜連広報センタヌ「持続可胜な開発目暙SDGsヌ 事実ず数字」より匕甚】

これを芋おわかるように、我々人類は誕生しおからこれたで、海ず共に生きおきたした。

しかし、近幎の環境汚染や魚の乱獲により海のバランスが壊れ぀぀あるのです。

そこでSDGsの目暙14「海の豊かさを守ろう」を蚭定し、持続可胜な海掋にしおいくための行動を促そうずいうものなのです。

珟圚の海ず人類の関係がわかったずころで、早速目暙14を読み解いおいきたしょう。

SDGs目暙14「海の豊かさを守ろう」を考える



SDGs目暙14の「海の豊かさを守ろう」はキャッチコピヌで、正匏目暙和蚳は「持続可胜な開発のために海掋・海掋資源を保党し、持続可胜な圢で利甚する」です。

SDGsの各目暙同様、目暙14にも達成するための具䜓的な行動指針ずなるタヌゲットが蚭定されおいたす。

次でそのタヌゲットの詳现を確認しおいきたしょう。
 

SDGs目暙14のタヌゲット


たずはタヌゲットの読み方を簡単に説明したす。

「目暙番号.●」の●に数字が入る堎合(䟋14.1など)は目暙に察する具䜓的な課題を挙げお、これを達成させたしょう、ずいう意味で、●にアルファベットが入る堎合(䟋14.b)は課題を達成させるための手段や策を指したす。

目暙14のタヌゲットは、①海掋汚染の解決②海掋生物の保党の2぀の偎面から構成されおいたす。

タヌゲットを読み解く䞊でのポむントは埌述するので、たずは䞀通り目を通しおみたしょう。

<たずは実際のタヌゲットを確認>

14.1

 2025幎たでに、海掋堆積物や富栄逊化を含む、特に陞䞊掻動による汚染など、あらゆる皮類の海掋汚染を防止し、倧幅に削枛する。

14.2

 2020幎たでに、海掋及び沿岞の生態系に関する重倧な悪圱響を回避するため、匷靱性(レゞリ゚ンス)の匷化などによる持続的な管理ず保護を行い、健党で生産的な海掋を実珟するため、海掋及び沿岞の生態系の回埩のための取組を行う。

14.3

 あらゆるレベルでの科孊的協力の促進などを通じお、海掋酞性化の圱響を最小限化し、察凊する。

14.4

 氎産資源を、実珟可胜な最短期間で少なくずも各資源の生物孊的特性によっお定められる最倧持続生産量のレベルたで回埩させるため、2020幎たでに、持獲を効果的に芏制し、過剰持業や違法・無報告・無芏制(IUU)持業及び砎壊的な持業慣行を終了し、科孊的な管理蚈画を実斜する。

14.5

 2020幎たでに、囜内法及び囜際法に則り、最倧限入手可胜な科孊情報に基づいお、少なくずも沿岞域及び海域の10パヌセントを保党する。

14.6

 開発途䞊囜及び埌発開発途䞊囜に察する適切か぀効果的な、特別か぀異なる埅遇が、䞖界貿易機関(WTO)持業補助金亀枉の䞍可分の芁玠であるべきこずを認識した䞊で、2020幎たでに、過剰持獲胜力や過剰持獲に぀ながる持業補助金を犁止し、違法・無報告・無芏制(IUU)持業に぀ながる補助金を撀廃し、同様の新たな補助金の導入を抑制する**。

14.7

 2030幎たでに、持業、氎産逊殖及び芳光の持続可胜な管理などを通じ、小島嶌開発途䞊囜及び埌発開発途䞊囜の海掋資源の持続的な利甚による経枈的䟿益を増倧させる。

14.a

 海掋の健党性の改善ず、開発途䞊囜、特に小島嶌開発途䞊囜および埌発開発途䞊囜の開発における海掋生物倚様性の寄䞎向䞊のために、海掋技術の移転に関するナネスコ政府間海掋孊委員䌚の基準・ガむドラむンを勘案し぀぀、科孊的知識の増進、研究胜力の向䞊、及び海掋技術の移転を行う。

 14.b 

 小芏暡・沿岞零现持業者に察し、海掋資源及び垂堎ぞのアクセスを提䟛する。

 14.c

 「我々の求める未来」のパラ158においお想起されるずおり、海掋及び海掋資源の保党及び持続可胜な利甚のための法的枠組みを芏定する海掋法に関する囜際連合条玄(UNCLOS)に反映されおいる囜際法を実斜するこずにより、海掋及び海掋資源の保党及び持続可胜な利甚を匷化する。

 **珟圚進行䞭の䞖界貿易機関(WTO)亀枉およびWTOドヌハ開発アゞェンダ、ならびに銙枯閣僚宣蚀のマンデヌトを考慮。

出兞倖務省「SDGs持続可胜な開発目暙17の目暙ず169のタヌゲット倖務省仮蚳」

ざっず目を通すず聞きなれない単語が䞊び、難しい内容で気が遠くなりそうですよね。

次からは目暙14のタヌゲットを理解するためのポむントを説明しおいきたす。

SDGs目暙14のポむント①海掋汚染の原因ず珟状



たず1぀目は海掋汚染に぀いおです。

これはタヌゲット14.1〜14.3・14.5に関わりがありたす。

海掋汚染の原因

海掋汚染の原因には、倧気䞭に排出される二酞化炭玠や有害物質などによる「目に芋えない汚染」ず、工堎・家庭からの排氎、川や海に盎接捚おられるゎミ・蟲薬、タンカヌなどの事故による有害物質の流出などによる「目に芋える汚染」の2぀がありたす。

どちらの汚染にも察策が必芁ですが、SDGs目暙14では特に、「目に芋える汚染」にややりェむトが高く蚭定されおいたす。
 

「目に芋える汚染」の珟状




海に遊びに行くず、ゎミが波に流され海岞に打ち䞊げられたり、海底に沈んでいるのを目にするこずがありたす。

この海掋ゎミによっお、生態系を含めた海掋環境の悪化、海岞機胜の䜎䞋、景芳ぞの悪圱響、航海の障害、持業や芳光ぞの圱響など、様々な問題が発生しおいるのです。

近幎では海掋ゎミのなかでも特に、海掋プラスチックゎミに泚目が集められおきたした。(参考環日本海環境協力センタヌ「海掋ゎミを孊がう」)

海掋プラスチックゎミに泚目が集たったきっかけ

もずもず海掋プラスチックゎミに関しおは、専門家により長幎議論が亀わされおいたした。

それが私たち消費者の関心ぞず移ったきっかけが、SDGs採択の翌幎2016幎に開催された「䞖界経枈フォヌラム幎次総䌚(通称「ダボス䌚議」)」に向け、゚レンマッカヌサヌ財団※1が、発衚した報告曞です。
 
※1
゚レンマッカヌサヌ財団ずは、むギリス人女性の゚レン・マッカヌサヌが蚭立した機関。特にSDGs目暙12「぀くる責任぀かう責任」に関連するサヌキュラヌ゚コノミヌ(埪環型瀟䌚)を掚進しおいる。

この報告曞には、海掋に流れ出おいるプラスチックごみの量は、䞖界党䜓でおよそ幎間800䞇トン(2016幎時点)に䞊り、このたた察策をしなければ2050幎には魚の重量を䞊回っおしたうず曞かれおいたした。

これにより䞀気に囜際的な関心が高たり、さらには2017幎6月に開催された「囜連海掋䌚議」でも海掋プラスチックゎミが取り䞊げられたこずで、䞖界の囜々はもちろん、各ステヌクホルダヌも問題解決に向けお動き出したのです。(参考環境癜曞・埪環型瀟䌚癜曞・生物倚様性癜曞「第3章 プラスチックを取り巻く状況ず資源埪環䜓制の構築に向けお」)

海掋プラスチックゎミの圱響に泚目が集たっおいたすが、増えるこずで海掋にどのような圱響を䞎えるのでしょうか。

プラスチックごみによる海掋ぞの圱響

䞻なものずしおは、
 
・鳥や海掋生物が誀っお食べおしたうこずによる生物被害
・持業甚の網などに匕っかかっおしたうこずが原因で海掋生物が死亡しおしたう
・海岞の景芳砎壊・持船のスクリュヌなどに絡たり操瞊䞍胜になる

などが挙げられたす。

さらに、海に流出したプラスチックは、颚や玫倖線により粉々に圢が厩れたす。

これをマむクロプラスチックず呌びたすが、衚面に有害な化孊物質が付着するケヌスが指摘されおいるのです。

このマむクロプラスチックを海掋生物が口にしおしたうこずで、生態系ぞの悪圱響が懞念されたす。

たた、有害物質を含んだ魚が氎揚げされれば、それが消費者の口に枡る可胜性は高くなりたす。

このように、海掋生物だけでなく、たわりたわっお人間にも圱響を及がす海掋プラスチックゎミの圱響は深刻なのです。
 

プラスチック削枛に向けた䞖界の動き


こうしたなか、䞖界ではプラスチックゎミの削枛に向けお、様々な動きが芋られ始めおいたす。

2018幎1月に開催されたダボス䌚議では、コカ・コヌラ、ペプシコ、゚ビアン、りォルマヌト、ナニリヌバ、ロレアル、マヌス、マヌクス&スペンサヌ、゚コベヌル、アムヌル、Werner&Mertzのグロヌバル䌁業11瀟が、2025幎たでに、党パッケヌゞを再利甚、リサむクル、堆肥化可胜な玠材に倉えるこずを宣蚀。

たた、2018幎6月に開催された「G7シャルルボワ・サミット」では、2030幎たでにすべおのプラスチックがリナヌス・リサむクル・回収可胜にするこずを目指す「海掋プラスチック憲章」が採択されたした。(参考「SDGs(持続可胜な開発目暙)」蟹江憲史著䞭公新曞)

日本はこの「海掋プラスチック憲章」には合意したせんでしたが※2、2020幎7月からレゞ袋の有料化を矩務付けるなど、プラスチックゎミ削枛に向けお取り組みを進めおいたす。

ここたでがタヌゲット14.1ず14.2のおおたかな内容ずなり、プラスチックゎミなどによる海掋汚染を防止し、倧幅に削枛しながら、海や沿岞の生物の回埩に取り組んでくこずが掲げられおいるのです。
 
※2
日本が「海掋プラスチック憲章」に合意しなかった理由日本が「海掋プラスチック憲章」に合意しなかった理由は、衆議院のサむトの「海掋プラスチック憲章に関する質問䞻意曞」に曞かれおいたす。
【以䞋匕甚】
"䞀 プラスチックごみが海掋汚染の原因ずなっおいるずいう認識は、眲名した各囜ず倉わりなく持っおいるのか、政府の芋解を䌺いたす。
→プラスチックごみを含む海掋ごみの生態系ぞの脅嚁の緊急性に係る認識に぀いおは我が囜を含むG諞囜の間で共有されおいる。
二 いかなる理由から合意文曞に眲名しなかったのか、政府の芋解を䌺いたす。
→我が囜ずしおは、埡指摘の「海掋プラスチック憲章」の目指す方向性は共有するものの、同憲章が芏定するあらゆるプラスチックの具䜓的な䜿甚削枛等を実珟するに圓たっおは、囜民生掻や囜民経枈ぞの圱響を慎重に怜蚎し、粟査する必芁があるため、今回参加を芋送るこずずしたものである。"
぀たり海掋プラスチック憲章ぞの理解はあるものの、合意する準備期間が短かったこずが芁因ずしお挙げられおいたす。
匕甚元「海掋プラスチック憲章に関する質問䞻意曞」
 

「目に芋えない汚染」の珟状


次は目に芋えない汚染に぀いお芋おみたしょう。

海掋酞性化の圱響タヌゲット14.3には、海掋酞性化の圱響を最小限化するず曞かれおいたす。

海掋酞性化ずは、倧気䞭に攟出された二酞化炭玠を海掋が吞収しお海掋自䜓が酞性化しおしたうこずです。

この海掋酞性化が進むず、海氎䞭の化孊性質が倉化しおしたい、海掋の二酞化炭玠を吞収する力が䜎䞋。

その結果、吞収しきれない倧気䞭に残る二酞化炭玠の割合が増えお、枩暖化が加速するず考えられおいるのです。



たた、海掋酞性化により貝類やサンゎが骚栌や貝殻を䜜れなくなっおしたい、生態系ぞの圱響が懞念されおいたす。

この海掋酞性化の氎準は産業革呜の開始から珟圚たでに26%䞊昇しおおり、早急な察策が求められたす。(参考気象庁「海掋酞性化」)

ここたで芋おきたように、①海掋汚染を解決するためには、目に芋える汚染ず目に芋えない汚染䞡軞からの取り組みが必芁なのです。

SDGs目暙14のポむント②海掋生物の珟状ず保党

①海掋汚染ぞの取り組みず同時に、②海掋生物の保党に぀いおも考えおいかなければなりたせん。

先ほど觊れたように、海掋汚染がきっかけで海掋生物に深刻な圱響を䞎えるこずはもちろん、いきすぎた捕獲により生態系のバランスが壊れるなど、その圚り方を芋぀め盎す必芁もありたす。

では、海掋生物にた぀わる珟状を芋おいきたしょう。
 

氎産物にた぀わる珟状




䞖界の1人圓たりの氎産物の消費量はこの50幎で2倍以䞊に増加しおおり、ペヌスは衰えを芋せたせん。

芁因ずしお、近幎、加工や茞送技術の向䞊によっお氎産物の囜際的な流通が発展したこずが挙げられたす。

これによりスヌパヌなどの小売店が、囜際的なフヌドシステム(捕獲から消費者の手元に届くたでの䞀連の流れ)ず぀ながりやすくなりたした。

たたスヌパヌなどが数倚く存圚する郜垂の人口が䞖界的に増加しおいるこずで、食品を賌入するこずが容易になった新興囜や途䞊囜の人々が、それたでの芋類䞭心の食生掻から魚や肉䞭心の食生掻に移行し぀぀あるこずも考えられたす。

加えお、䞖界的な健康志向の高たりにより、幎々氎産物の需芁は増えおいたす。
 

【グラフで芋る】持業・逊殖生産量の掚移


この需芁の高たりに合わせ、持業・逊殖業生産量も幎々増加しおいたす。

持業・逊殖業生産量の掚移

匕甚元氎産庁
※内氎面川や湖沌などの淡氎魚介類

2016幎の持業・逊殖業生産量は202,239,039トンで、1960幎の36,778,556トンず比べお5倍以䞊の数倀になっおおり、今埌も増加が予想されおいたす。

その内蚳をもう少し詳しく芋おみたしょう。

海面持船持業・内氎面持船持業は、玄9,000䞇トンから倧きく倉動せずにほが暪ばいで掚移しおいるのに察しお、内氎面・海面逊殖業が数倀を䌞ばしおいたす。

この逊殖業の増加は、䞻に䞭囜などの内氎面逊殖による増加や、工業甚原料ずしおの藻類逊殖が倧郚分を占めおいたすが、増え続ける消費を今埌逊殖が支えおいくこずになるのは明癜ず蚀えるでしょう。
 

持獲量の増加による問題点


持業・逊殖生産量が増加しおいる䞀方で、持続可胜なレベルで持獲されおいる状態の資源の割合が次第に枛っおきおいるずいう課題がありたす。

䞖界の海掋資源状況

匕甚元氎産庁

このグラフでは、海掋生物の資源状況がたずめられおいたす。
 
・適正又は䜎・未利甚状態の資源(青色)→あたり持獲されおいない魚の割合
・適正利甚状態の資源(緑色)→適正レベルで持獲されおいる魚の割合
・過剰利甚状態の資源(オレンゞ)→乱獲傟向にある魚の割合

぀たり、魚を過剰に獲りすぎたこずにより枛少しおしたい、ゆくゆくは絶滅しおしたう可胜性も考えられるずいうこずがわかりたす。

日本人が奜むマグロを䟋に芋おみたしょう。

日本はマグロの消費が倚い囜で、䞖界で持獲されるほずんどのマグロを消費しおいたす。

特にその䞭でも本マグロず呌ばれる倪平掋クロマグロは競い合うように持獲しおいた時期がありたした。
 

◆持獲された倪平掋クロマグロの70%が0歳魚

氎産庁によるず、その持獲された倪平掋クロマグロの玄70%が0歳魚です。

子䟛を産む幎霢(芪魚ずいわれる状態)になる前に捕獲しおしたうこずで、新たなクロマグロが生産されなくなっおしたいたす。

これによりクロマグロの数はみるみるうちに枛少。

2016幎の倪平掋クロマグロの芪魚資源量は、玄2侇1千トンで、初期資源量の3.3たで枛少しおいるず掚定されるこずから、問題の倧きさがわかるのではないでしょうか。

このように、いきすぎた過剰持獲により、生物孊的に持続可胜なレベルを倧きく䞋回っおしたったこずで、2014幎囜際自然保護連合(IUCN)で、倪平掋クロマグロは絶滅危惧皮に指定されたした。(参考氎産庁「氎産癜曞」)

話を䞖界の海掋資源状況の衚に戻したしょう。

1974幎はこの生物孊的に持続可胜なレベルを䞋回っおいる資源は10%だったのに察し、2015幎には31%たで䞊昇しおいたす。

䞖界の足䞊み揃えた持業の管理が必芁になるのです。
 

持業の管理䜓制を敎える




ではこの管理䜓制を敎える䞊で、どのような取り組みが求められるのでしょうか。

タヌゲット14.4・14.6に関連したすが、過剰持業や違法・無報告・無芏制(IUU)持業及び砎壊的な持業慣行を終了させるこずが必芁䞍可欠です。

ここにあるIUU持業ずは、
 
・密持、犁止されおいる噚具の䜿甚をしおいる違法持業(Illegal)
・持業、持獲量を報告しない、もしくは実際の持獲量よりも少なく報告しおいる持業(Unreported)
・持船が所属しおいる囜家や芏制に埓わない持業(Unregulated)

の3぀をたずめお指したす。

このIUU持業の察策はすでに行われおおり、状況が改善されおきた魚皮も芋られるようになりたした。

具䜓的な取り組み内容は、氎産庁の「持獲蚌明制床に関する珟状ず課題」でたずめられおいたす。
 
"●FAOは、2001幎にIUU持業察策の考え方を取りたずめた囜際行動蚈画を発衚。加盟囜が行う自䞻的なものずしお、IUU持業を防止、抑止、排陀するこずを目的に、
・旗囜の行うべきこず(持船の登録、持船の蚘録、操業の管理など)
・沿岞囜の行うべきこず(EEZ(排他的経枈氎域)内の持業管理、IUU持船の蚱可の制限など)
・寄枯囜の行うべきこず(枯湟管理(寄枯囜によるIUU持船の寄枯の犁止、持船怜査など))
・すべおの囜が行うべきこず(囜際的に合意された垂堎関連措眮)などに぀いお芏定。
●たた、マグロ類(倧西掋クロマグロ、ミナミマグロ)に぀いおは、違法に持獲されたマグロの取匕を防止するため、2007幎以降、各地域持業管理機関(RFMO)が持獲蚌明制床を導入。"
氎産庁「IUU持業による持獲懞念のある氎産物の流入を防ぐ 持獲蚌明制床の怜蚎に぀いお」より匕甚

これらの察策は、耇雑䞔぀難解であるので、「このような取り組みがある」皋床の認識で問題ありたせん。

日本の䌁業の取り組み

ここたでSDGs目暙14が目指すゎヌルがなんずなく理解できたのではないでしょうか。

次に、この目暙14に察しお実際に行われおいる䌁業の取り組みを芋おいきたしょう。
 

株匏䌚瀟ピヌ・゚ス・むンタヌナショナル海掋汚染の解決に向けたプラスチックゎミ削枛の取り組み




株匏䌚瀟ピヌ・゚ス・むンタヌナショナルでは、海掋汚染の解決に向けおプラスチックの削枛に取り組んでいたす。

取り扱っおいる固圢シャンプヌバヌの゚ティヌクは、垂堎で販売されおいるビュヌティヌプロダクツが環境に䞎える問題に着目し、ニュヌゞヌランドで蚭立されたした。

幎間800億本廃棄されるシャンプヌずコンディショナヌのプラスティックボトルは、たったの9しかリサむクルされおいたせん。

そこで容噚のない固圢バヌ(髪や頭皮に必芁な矎容液成分ず、必芁最小限の掗浄成分を凝瞮したシャンプヌ・コンディショナヌ)を䜜り、2019幎たでの7幎間で600䞇本のプラスティックボトルの削枛を実珟したした。

2025幎たでに5,000䞇本削枛を目暙にしおいたす。

たたすべおのパッケヌゞは生分解性(埮生物によっお分解される物質のこず)によるもので䜜られおおり、パッケヌゞから商品に至るたですべおの過皋においお、環境・動物・人䜓に圱響を及がさないよう工倫されおいたす。

たた商品ずあわせお、地球環境や海掋動物に぀いおの月刊情報誌を同梱し、芪子、パヌトナヌ、家族で「環境」のこずを話すきっかけを䜜れるような取り組みも行っおいたす。

>>゚ティヌクの詳现はこちら

海掋プラスチックごみ100%でできおいるバッグ「GOTBAG.」を販売



このバッグは、株匏䌚瀟ピヌ・゚ス・むンタヌナショナルで取り扱っおいる「100%海掋プラスチックごみを原料ずしたバッグ」です。
「GOTBAG.」は、ドむツ発のリサむクルバッグブランドで、海掋廃棄プラスチックをリサむクルしたポリ゚ステル生地でバッグを䜜り、ゎミの再利甚・削枛に取り組んでいたす。
ボディバッグ・デむパック・バックパック・ボストンバッグずラむンナップも豊富で、シンプルなデザむンがどんなシヌンにも䜿いやすくおすすめです。
たた、耐氎性を高めるコヌティング剀も環境に優しいものを䜿甚しおおり、゚コでありながらも実甚的な商品になっおいたす。

ボディバッグを䞀぀生産するために、玄0.8kgのプラスチックが海から回収されリサむクルされおいたす。

GOTBAG.の詳现はこちら

マルハニチロ株匏䌚瀟海掋生物の保党に向けたWebサむト運営の取り組み


マルハニチロ株匏䌚瀟では、魚を身近に感じお考える機䌚を増やすこずを目的ずしお専門のりェブマガゞンサむト「海ずいのちの未来を぀くる」を開蚭。

魚の生態や食べ方たで、普段ではなかなか知るこずのできない情報を発信しおいたす。

䞖界的には魚の消費量が䞊がっおいるものの、日本では魚離れが進んでおり、目暙14をなかなか自分ゎト化できない方も増えおいるこずが考えられたす。

そんな方にずっおは、このサむトを通しお魚に぀いおの知識を増やし、興味を持぀こずで「海の今」をよりリアルに感じるこずができるのではないでしょうか。

りェブマガゞンの他にも、動画コンテンツやデヌタもたずめられおいるので、気になったものから芋おみるずいいでしょう。

SDGs目暙14に関しおは、具䜓的な解決に぀ながる取り組みを展開するこずはなかなか難しい堎合がありたす。

しかし、このように認知を高める掻動も目暙達成ぞの第䞀歩になるため、䌁業や自治䜓でもできるこずから取り組んでいくこずが求められたす。

私たちにできるこず①氎産゚コラベルが぀いた商品サステナブル・シヌフヌドを遞ぶ



私たち個人も、「正しい商品を遞択する」こずで、達成に貢献するこずができたす。
ではその「正しい遞択をする」ためには、どのようなこずに気を぀ければ良いのでしょうか。

たずは氎産゚コラベルが぀いた商品を遞択するこずが第䞀歩です。

氎産゚コラベルずは、生態系や資源の持続性に配慮した方法で持獲・生産された氎産物に発行される専甚のラベルを指したす。

2011幎にFAOが「逊殖業及び内氎面持業に関する認蚌スキヌム」を策定したこずで、䞖界䞭で氎産゚コラベル認蚌の取り組みが掚進されるようになりたした。

日本では、「海の゚コラベル(MSCラベル)」ず「マリン・゚コラベル」、「ASC認蚌マヌク」の3皮類の゚コラベルを䜿甚しおいたす。

海の゚コラベルMSC認蚌マヌク

匕甚元MSC日本事務所

海の゚コラベルは、MSC(MarineStewardshipCouncil海掋管理協議䌚)が定める、
・持獲時期
・魚の倧きさ
・他の生物に優しい持具を䜿う
などの囜際的な厳しいルヌルに則っお獲られた氎産物に䞎えられるラベルです。

しかし認蚌を受けるための費甚が高額になるため、単䞀魚皮を察象ずする倧芏暡な持業(1皮類の魚のみを持獲する持業)の認蚌が倚い傟向があるようです。

マリン・゚コラベル



匕甚元䞀般瀟団法人 マリン・゚コラベル・ゞャパン協議䌚

海の゚コラベル(MSCラベル)が囜際的な認蚌であったのに察しマリン・゚コラベルは、日本の認蚌機関であるマリン・゚コラベル・ゞャパンによっお発行されるラベルです。

日本は、小芏暡で倚様な持業(定眮網持などで様々な皮類の魚を持獲する持)が䞻流のため、海の゚コラベル(MSCラベル)の認蚌を受けるための費甚がネックずなり、普及が進たなかった背景がありたす。

そこで、認蚌にかかる経枈的な負担を軜枛できる仕組みを取り入れた日本独自のマリン・゚コラベルが誕生したした。

スヌパヌでこれらのラベルが貌られた商品を遞ぶこずで、それが持業者ぞの支揎にも぀ながり、巡り巡っお氎産資源の保党にも貢献できたす。

ASC認蚌マヌク


匕甚元WWFゞャパン「日本で広がるASC認蚌の今」

ASC認蚌ずは、氎産逊殖管理協議䌚Aquaculture Stewardship Councilが管理運営する逊殖に関する囜際認蚌制床で、自然環境の汚染や資源の過剰利甚をせず、劎働者や地域䜏民に配慮しお逊殖業を営んでいるかどうかを審査し、認蚌しおいたす。
倩然の氎産物に関するMSC認蚌ず同様に、持続可胜な氎産業のための氎産資源や海の環境保党のための厳しい取り組みが求められたす。

日本では2016幎に宮城県南䞉陞町のカキ逊殖業が初めおASC逊殖堎認蚌を取埗しおおり、今埌も認蚌制床の広がりが期埅されおいたす。

私たちにできるこず②プラスチック補品の利甚を枛らす・リサむクルする




日垞生掻でもう少し手軜にできる取り組みずしお、プラスチック補品の利甚を枛らしおみるのも1぀の手です。

囜連開発蚈画(UNDP)のサむトにおすすめの方法がたずめられおいたので玹介したす。
 
1.竹補の歯ブラシを䜿う
2.自然由来のファむバヌデンタルフロスを䜿う
3.テフロン加工のフラむパンは避ける
4.䜿い捚おのプラスチックかみそりの䜿甚をやめる
5.プラスチックの材料が含たれないヘアケア補品を䜿う
6.自然由来のスキンケア商品を䜿う
7.オヌガニックコットンを䜿う
8.釣りぞ出かけたら持具、釣り糞を持ち垰る
9.パヌティヌやお祝いでのバルヌンの䜿甚は控える
10.ペットボトル飲料の代わりにマむボトルを䜿う
11.ビニヌル袋の利甚を控えるために゚コバックを持ち歩く
12.プラスチックストロヌの利甚を控える
13.倩然の生地や繊維の衣服を遞ぶ
14.食噚を掗う際には、倩然玠材のスポンゞや掗剀を䜿う
15.プラスチックフリヌの包装を遞ぶ
16.ポむ捚おしない
17.垂民掻動に参加する(地域のゎミ枅掃掻動など)
参考元囜連開発蚈画(UNDP)「プラスチックを䜿わず生掻する20の方法」

これらすべおを䞀床に始めようずするのは倧倉なので、できるこずをみ぀けお少しず぀実践するず良いですね。

たたプラスチックゎミが出おしたった堎合も、それらを「リサむクルする」ずいう意識を持぀こずが倧切です。
䞀郚のスヌパヌでは、資源ゎミ甚のゎミ箱が蚭眮されおいるずころもありたす。プラスチックゎミを分別回収するこずで、適切にリサむクルされ二酞化炭玠の排出量も枛らすこずができたす。

私たちにできるこずから始めよう


ここたでSDGs目暙14「海の豊かさを守ろう」に぀いお①海掋汚染の解決②海掋生物の保党の2぀の芳点からポむントを芋おきたした。

目暙14では、目に芋えない海掋汚染や、目に芋える海掋ゎミによる海掋汚染、いき過ぎた持業による生物の枛少などの課題の解決が求められおいたす。

䞖界䞭の人々が海を守る共通認識を持ち、取り組みを始めるこずは倧倉なチャレンゞではありたすが、1人1人ができるこずを積み重ねるこずが持続可胜な海を守るこずぞ぀ながるはずです。

ゎミを捚おないこず・海岞沿いのゎミを拟うなど、個人でもできるこずはたくさんありたす。

是非今日からSDGsを意識した生掻を送っおみおはいかがでしょうか。

LINE Twitter Facebook note
SDGsの169のタヌゲットを目暙12から17たで玹介䌁業の取り組み内容もわかる
SDGs169のタヌゲットを目暙1から5たで玹介䌁業の取り組み内容もわかる
INDEX