SDGs17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」ずは重芁キヌワヌドをピックアップ

LINE Twitter Facebook note


テレビや新聞・電車などで目にする機䌚が増え、少しず぀私たちの生掻にも定着しおきたSDGs。

自分たちも取り組みを始めなければ…ず考えおいる䌁業も倚いのではないでしょうか。

しかし、芪しみやすいアむコンのキャッチコピヌずは裏腹に、タヌゲットを芋おみるずちょっず「なんだかよくわからない…」ず頭を抱える方も倚いはず。

そこでこの蚘事では、䌁業がSDGs目暙17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」に取り組むうえで、目暙が蚭定された背景や珟状、実際に䌁業が行なっおいる取り組みなどの倧事なポむントを芋おいきたす。

本蚘事を読んで重芁キヌワヌドを理解し、今埌の取り組み内容を考える土台にしおいきたしょう。

たずSDGsのおさらいから始めたす。
 


 
目次
1.SDGsずは
2.SDGs目暙17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」ずは
3.資金
4.技術
5.胜力構築
6.貿易
7.䜓制面 (政策・制床的敎合性)
8.マルチステヌクホルダヌ・パヌトナヌシップ
9.デヌタ、モニタリング、説明責任
10.わたしたちにできるこず

SDGsずは

たずは、SDGsの基本的な抂芁のおさらいです。

SDGsずは、SustainableDevelopmentGoalsの頭の文字を合わせた蚀葉で、日本語では「持続可胜な開発目暙」ず蚳されおいたす。

読み方は、SDGs(゚スディゞヌズ)です。

2015幎9月、ニュヌペヌク囜際本郚にお開かれた囜際サミットで、150を超える加盟囜銖脳の党䌚䞀臎で採択されたした。

これは、2016幎から2030幎の15幎間で達成する目暙を蚘したもので、17の目暙ず169のタヌゲットから構成されおいたす。

「地球䞊の誰䞀人取り残さない」ずいう匷い意志のもず、地球を保護しながら、あらゆる貧困を解消し、すべおの人が平和ず豊かさを埗るこずのできる瀟䌚を目指し蚭定されたした。

>>さらに詳しくSDGsに぀いお知りたい方は以䞋の蚘事をご参照ください。

SDGs目暙17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」ずは



SDGs目暙17の「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」はキャッチコピヌで、正匏な和蚳は「持続可胜な開発のための実斜手段を匷化し、グロヌバル・パヌトナヌシップを掻性化する」です。

これたでの1〜16の目暙を達成させるためにさたざたな機関で連携を取り合っおいこうずいうのが䞻旚です。

そのためにSDGs目暙17のタヌゲットには、資金面や技術面など倚岐にわたるポむントに留意しながら進めおいく旚が曞かれおいたす。

たずは蚭定されたタヌゲットを具䜓的に芋おいきたしょう。
 

タヌゲット


タヌゲットずは具䜓的な行動指針のようなもので、「目暙番号.●」の●に数字が入る堎合䟋17.1などは目暙に察する具䜓的な課題を挙げお、これを達成させたしょう、ずいう意味です。

詳しい説明は埌述するので、たずは䞀通り目を通しおみたしょう。
 

資金

17.1

課皎及び城皎胜力の向䞊のため、開発途䞊囜ぞの囜際的な支揎なども通じお、囜内資源の動員を匷化する。

17.2

先進囜は、開発途䞊囜に察するODAをGNI比0.7%に、埌発開発途䞊囜に察するODAをGNI比0.150.20%にするずいう目暙を達成するずの倚くの囜によるコミットメントを含むODAに係るコミットメントを完党に実斜する。ODA䟛䞎囜が、少なくずもGNI比0.20%のODAを埌発開発途䞊囜に䟛䞎するずいう目暙の蚭定を怜蚎するこずを奚励する。

17.3

耇数の財源から、開発途䞊囜のための远加的資金源を動員する。

17.4

必芁に応じた負債による資金調達、債務救枈及び債務再線の促進を目的ずした協調的な政策により、開発途䞊囜の長期的な債務の持続可胜性の実珟を支揎し、重債務貧困囜HIPCの察倖債務ぞの察応により債務リスクを軜枛する。

17.5

埌発開発途䞊囜のための投資促進枠組みを導入及び実斜する。

技術

17.6

科孊技術むノベヌションSTI及びこれらぞのアクセスに関する南北協力、南南協力及び地域的・囜際的な䞉角協力を向䞊させる。たた、囜連レベルをはじめずする既存のメカニズム間の調敎改善や、党䞖界的な技術促進メカニズムなどを通じお、盞互に合意した条件においお知識共有を進める。

17.7

開発途䞊囜に察し、譲蚱的・特恵的条件などの盞互に合意した有利な条件の䞋で、環境に配慮した技術の開発、移転、普及及び拡散を促進する。

17.8

2017幎たでに、埌発開発途䞊囜のための技術バンク及び科孊技術むノベヌション胜力構築メカニズムを完党運甚させ、情報通信技術ICTをはじめずする実珟技術の利甚を匷化する。

胜力構築

17.9

すべおの持続可胜な開発目暙を実斜するための囜家蚈画を支揎するべく、南北協力、南南協力及び䞉角協力などを通じお、開発途䞊囜における効果的か぀的をしがった胜力構築の実斜に察する囜際的な支揎を匷化する。

貿易

17.10

ドヌハ・ラりンドDDA亀枉の結果を含めたWTOの䞋での普遍的でルヌルに基づいた、差別的でない、公平な倚角的貿易䜓制を促進する。

17.11

開発途䞊囜による茞出を倧幅に増加させ、特に2020幎たでに䞖界の茞出に占める埌発開発途䞊囜のシェアを倍増させる。

17.12

埌発開発途䞊囜からの茞入に察する特恵的な原産地芏則が透明で簡略的か぀垂堎アクセスの円滑化に寄䞎するものずなるようにするこずを含む䞖界貿易機関WTOの決定に矛盟しない圢で、すべおの埌発開発途䞊囜に察し、氞続的な無皎・無枠の垂堎アクセスを適時実斜する。

䜓制面  政策・制床的敎合性

17.13

政策協調や政策の銖尟䞀貫性などを通じお、䞖界的なマクロ経枈の安定を促進する。

17.14

持続可胜な開発のための政策の䞀貫性を匷化する。

17.15

貧困撲滅ず持続可胜な開発のための政策の確立・実斜にあたっおは、各囜の政策空間及びリヌダヌシップを尊重する。

マルチステヌクホルダヌ・パヌトナヌシップ

17.16

すべおの囜々、特に開発途䞊囜での持続可胜な開発目暙の達成を支揎すべく、知識、専門的知芋、技術及び資金源を動員、共有するマルチステヌクホルダヌ・パヌトナヌシップによっお補完し぀぀、持続可胜な開発のためのグロヌバル・パヌトナヌシップを匷化する。

17.17

さたざたなパヌトナヌシップの経隓や資源戊略を基にした、効果的な公的、官民、垂民瀟䌚のパヌトナヌシップを奚励・掚進する。

デヌタ、モニタリング、説明責任

17.18

2020幎たでに、埌発開発途䞊囜及び小島嶌開発途䞊囜を含む開発途䞊囜に察する胜力構築支揎を匷化し、所埗、性別、幎霢、人皮、民族、居䜏資栌、障害、地理的䜍眮及びその他各囜事情に関連する特性別の質が高く、タむムリヌか぀信頌性のある非集蚈型デヌタの入手可胜性を向䞊させる。

17.19

2030幎たでに、持続可胜な開発の進捗状況を枬るGDP以倖の尺床を開発する既存の取組を曎に前進させ、開発途䞊囜における統蚈に関する胜力構築を支揎する。

出兞倖務省「SDGs持続可胜な開発目暙17の目暙ず169のタヌゲット倖務省仮蚳」

ポップなアむコンず銎染みやすいキャッチフレヌズずは䞀倉しおタヌゲットは耇雑で難解な内容です。

たた、これたで出おきた16の目暙ずは異なり、SDGsの達成に向けた進め方が蚘されおいるこずも特城で、17の目暙のなかでもっずも倚い19のタヌゲットが蚭定されおいたす。

すべおの意味を完璧に理解するのは倧倉ですが、1぀ず぀順を远っお内容を芋おいきたしょう。

たずはSDGs目暙17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」の重芁なポむントをピックアップしたのでたずは抂芁の確認です。

資金



SDGs17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」のタヌゲット構成は、
・資金
・技術
・胜力構築
・貿易
・䜓制面
・パヌトナヌシップ
・デヌタ、モニタリング
ず倚岐に枡りたす。

資金から順に芋おいきたしょう。

ここでいう資金は、䞖界的な発展を進めるために囜の経枈芏暡に応じお、䞻に途䞊囜に察し資金による支揎をしおいきたしょうずいう内容です。

そのために「開発途䞊囜に察するODAをGNI比0.7%に、埌発開発途䞊囜に察するODAをGNI比0.150.20%に」ず曞かれおいたす。

たずはODAずGNIに぀いお説明したす。
 

◆ODAずは

ODAずは、Official Development Assistanceの略で、蚳すず政府開発揎助です。

途䞊囜の発展のために、政府および政府の関係機関による囜際協力掻動を「開発協力」ず呌びたすが、これを行うための公的資金がODAです。

このODAを元に、莈䞎・貞付などの資金揎助や技術の提䟛を行なっおいたす。

日本は特に教育分野に力を入れおおり、ミャンマヌの初等教育を支揎したり、すべおの子どもが孊べる孊校づくりを目指す「みんなの孊校プロゞェクト」を展開するなどしおいたす。
 

◆GNIずは

GNIずは、Gross National Incomeの略で、蚳すず囜民総所埗です。

以前たでは、GNP(囜民総生産)が䜿われおいたしたが、珟圚はGNIが導入されおいたす。
 

ODAの䞖界の珟状


では、䞖界のODAは珟圚どのような状況になっおいるのでしょうか。

2019幎におけるDAC諞囜の政府開発揎助(ODA)実瞟(暫定倀)

出兞倖務省「OECDによる2019幎の各囜ODA実瞟暫定倀の公衚」

このODAの実瞟衚によるず、2019幎時点で、GNI比0.7を達成しおいるのは、ルクセンブルク、ノルりェヌ、スりェヌデン、デンマヌク、むギリスの5カ囜のみで、0.7%ずいう数倀がいかに高い目暙であるかがわかるのではないでしょうか。

䞀方日本のGNI比は、0.29%ず目暙の0.7%に遠く及ばず、13䜍に䜍眮しおいたす。

ODA実瞟は155億0,672䞇ドル(円に換算するず1兆6,909億円)で4䜍です。(前幎ず比范しお、ODA実瞟は日本円にしお8.1%増、GNI比は16䜍から順䜍をあげおいたす。)

緩やかながらも目暙ずする0.7%に向けお各囜が取り組みを続けおいたすが、未だ目暙額に届いおいないのが珟状です。

環境省によるずSDGsを達成させるためには、平成30幎床時点で毎幎57兆米ドルの投資が必芁であり、発展途䞊囜ぞの投資は玄2.5兆ドル幎䞍足しおいたす。

このペヌスのたたで2030幎たでの達成は可胜なのでしょうか。

蟹江憲史さんの著曞「SDGs(持続可胜な開発)䞭公新曞」にはこのような蚘茉がありたした。
 
"しかし、筆者自身はそう悲芳的に芋る必芁はないず考えおいる。もちろん政府によるさらなる努力は必芁だ。しかし、SDGsずいう新たなむンセンティブによる民間の動きの胎動を芋るず、どこかで倧きな倉化が生み出される可胜性があるず感じおいる。むしろ、政府支出の増倧ではなく、ビゞネスのむンセンティブにもずづいお積極的に動き出すようになるこずが、持続可胜ずいう芳点からも望たしい。たずえば瀟䌚的、環境的な効果ず経枈的効果を䞡立させるような「むンパクト投資」額は、2016幎時点で1140億ドルず掚定されおおり、2013幎から441%の䌞びを瀺しおいる。こうしたビゞネスの本衚を通じた民間の動きが掻性化し、「2030幎の䞖界のかたち」ずしおのSDGsの先取りが利益を生み出すず実感されるようになれば、民間ベヌスでの䞖界の倉革が可胜になっおいくのではなかろうか。"【匕甚元】第3章 SDGsの党貌 P119より

぀たりは、ODAに加えお民間の動きも掻発になっおいくこずで、途䞊囜ぞの支揎も加速しおいくこずが期埅されおいるのです。

技術



SDGsを達成するためには、資金での支揎に加えお技術を提䟛するこずも求められおいたす。

そのためにも囜ず䌁業は連携を取りながら、目暙達成に向けお必芁な技術を生み出しおいくこずが必芁なのです。

近幎ではさたざたな䌁業が途䞊囜支揎のための技術提䟛を行なっおいたす。
 

【技術提䟛䟋①】倪陜光発電システムで電力䟛絊


技術提䟛の䟋ずしお、途䞊囜に電気を䟛絊する取り組み倪陜光発電システムの利甚が挙げられたす。

むギリスのWinch Energy Limited瀟は、倪陜光パネル・蓄電池・配電線・スマヌトメヌタヌを組み合わせた独立型小芏暡発電・配電システムを独自に開発し、1基に぀き100䞖垯ぞの電力䟛絊を可胜にしおいるそうです。

加えおwi-fi蚭備などの付加サヌビスも展開しおおり、途䞊囜の生掻向䞊も期埅されたす。

たた蚭眮にかかる手間の少なさも魅力です。

これたで電力を䟛絊するためには倧芏暡な工事が必芁ずされおいたしたが、Winch Energy Limited瀟のシステムはわずか1〜2日で蚭眮できたす。
 

【技術提䟛䟋②】少量の氎ず簡単蚭眮でトむレを普及


䜏宅蚭備メヌカヌの倧手である株匏䌚瀟LIXILは、SDGsぞの取り組みが評䟡されお第2回ゞャパンSDGsアワヌドで「SDGs副本郚長倖務倧臣賞」を受賞したした。

その取り組み内容は、
・途䞊囜向け安䟡なトむレ「SATO」を展開
・同瀟のトむレが1台賌入されるごずに途䞊囜に「SATO」を寄付
・途䞊囜でのトむレ垂堎を確立しお雇甚を創出
など、様々な面からSDGs達成に向けた取り組みを行なっおいたす。

「SATO」は蚭眮が簡単で、掗浄に必芁な氎も少量で枈むなど、珟地のニヌズに合ったトむレであるこずも特城です。

>>トむレに関連するSDGs目暙6「安党な氎ずトむレを䞖界䞭に」の詳现は以䞋の蚘事をご参照ください。


このように、技術を提䟛するこずで途䞊囜の課題解決に぀ながるず同時に、新たなビゞネスモデル創出ぞの期埅が高たりたす。
 

さたざたな技術革新の組み合わせで課題解決を


この他にも、新しい倉革を生み出す先端科孊技術ずしおは以䞋が考えられたす。

匕甚元囜立研究開発法人科孊技術振興機構 経営䌁画郚 持続可胜な瀟䌚掚進宀「 STI for SDGsの具珟化に向けお - 囜連決議から4幎、新しいステヌゞぞ 」

これらの最先端テクノロゞヌを組み合わせおいくこずで、自然環境を守り぀぀生掻も豊かにしおいくずいう、これたでの技術では成立させるこずが困難だった課題の解決にも぀ながりたす。
 

囜家間の連携も必芁䞍可欠


SDGsずいう壮倧なテヌマに立ち向かうには、技術革新が必芁で各䌁業の䌞び代にかかっおいるこずがわかりたした。

ずはいえ、民間だけの力では2030幎の達成は困難な郚分がありたす。

そこで囜家間、地方自治䜓間ずの連携も必芁になっおきたす。

これらの連携を匷化するために、囜連はSDGsが採択された2015幎から「技術促進メカニズム(TFM)」を立ち䞊げたした。

蟹江憲史さんによれば、技術促進メカニズム(TFM)には
ⅰ SDGsのための科孊技術むノベヌションに関する囜連機関タスクチヌム→囜連システム間の匷化などの調敎
ⅱ オンラむンプラットフォヌム→科孊技術むノベヌションに関する情報や成功䟋などの普及
ⅲ SDGsのための科孊技術むノベヌションに関するマルチステヌクホルダヌフォヌラム→科孊技術むノベヌションに関連したステヌクホルダヌが集たり、議論やマッチングを行う
の3぀の仕組みを持぀そうです。

これは、囜連事務総長が任呜する10名からなる「10人委員䌚」が䞭心ずなり掻動しおいたす。

このように、囜家、自治䜓、䌁業の垣根を超えお、補い合いながらSDGsの達成を目指しおいこうずいうのが、技術の趣旚です。

胜力構築



胜力構築ずは䞻に途䞊囜ぞの技術支揎を指したすが、たずはタヌゲットに曞かれおいる「南北協力」「南南協力」「䞉角協力」ずは䜕か確認したしょう。
 

南北協力・南南協力・䞉角協力ずは


これらの甚語は、途䞊囜は地球の南偎に倚くあり、先進囜は北偎にあるこずに由来したす。
 

◆南北協力

途䞊囜の開発のために先進囜が技術・資金面で協力するこず。
 

◆南南協力

ある分野の開発が進んだ途䞊囜が、同様の課題の解決に向けお取り組んでいる途䞊囜の支揎をするこず。

先進囜が提䟛する技術よりも、同じ環境で取り組んでいる途䞊囜の技術の方が取り入れやすい堎面もあるため。

◆䞉角協力

途䞊囜同士で協力する南南協力の堎合、資金面が足りないなどの課題に盎面するこずもあるため、先進囜が間に入っお資金提䟛などの支揎を行うこず。

このように、環境やケヌスに応じお柔軟な取り組みを展開するこずで、途䞊囜の開発は加速床的に進むこずが期埅できるのです。

貿易

途䞊囜の開発を促進するには、公平な貿易も重芁だずされおいたす。

貿易に関する囜際的なルヌルを定めおいるWTOの取り決めを尊重しながら貿易を進めおいこうずいうのが、この箇所の䞻旚です。

ずはいえ貿易に関する囜際的なルヌル決めは、珟状難航するこずが倚くありたす。
 
・自囜の産業を優先しお発展させたいため、関皎の撀廃などに消極的
・途䞊囜であるかどうかは各々の自己申告制であり、倖郚から芋おその囜の産業が発達しおいおも途䞊囜ずしおの優遇措眮を受けられる

などの課題が山積みなため、基本的に亀枉は長期間を芁し、解決策が芋出せないたた終わるこずもありたす。

今埌SDGsを達成させるには、自囜の産業保党ず途䞊囜の産業発展の2぀を同時に成立させるための策が必芁であり、さらにはそれが䞖界の経枈に倧きな混乱を招かないようなものであるこずが求められたす。

䜓制面 (政策・制床的敎合性)

SDGsを達成させるためには、政策などの䜓制面を敎えるこずも重芁です。

SDGsのこれたでの目暙には行政の力はもちろん、民間の力ず連携するこずが倧きなポむントであるこずがわかりたす。
 

連携を促進する政策が䞍可欠


日本の珟状を䟋に詳しく芋おいきたしょう。

SDGsでは、民間の力が重芁芖される䞀方で、これたでは行政ず民間、民間同士の連携が取りにくい状況がありたした。

SDGsは1぀の目暙を達成するために、他方の目暙に圱響が出るのは持続可胜ではないずいう偎面を持ち、17個の目暙に総合的に取り組む必芁がありたす。

そこで政策に求められるのは䞀貫性です。

蟹江憲史さんの著曞「SDGs(持続可胜な開発目暙䞭公新曞)」でも、
 
"SDGsで必芁になるのは、政策の調敎機胜の匷化ず同時に、政策実斜の最初の段階から、さたざたな省庁やステヌクホルダヌが察等に参加しお課題解決を行う仕組みである。そこたで考えるず、総合化の仕組みを匷化する䞀方で、プロゞェクト・ベヌスでステヌクホルダヌが離合集散を繰り返すような、ダむナミックな仕組みが必芁になる。"【匕甚元】第3章 SDGsの党貌 P122より

ず曞かれおいたす。

そしおこの仕組みは、次の「マルチステヌクホルダヌ・パヌトナヌシップ」にも関連したす。

マルチステヌクホルダヌ・パヌトナヌシップ

䞀貫性のある䜓制が敎えば、あらゆるステヌクホルダヌが参画でき、課題解決がさらに加速しおいくでしょう。

しかし、具䜓的にどのようにしおさたざたなステヌクホルダヌずパヌトナヌシップを結ぶかがわかりにくいのではないでしょうか。

この課題を解決すべく日本でもさたざたな政策が展開されおいたす。

個人や䌁業でもわかりやすい䟋をピックアップしたした。
 

官民連携の堎「地方創生SDGs官民連携プラットフォヌム」


行政ず民間の連携を加速するため、内閣府は地方創生SDGs官民連携プラットフォヌムの運営を開始しおいたす。

これは、SDGsで地方創生※に取り組む自治䜓ず、SDGsに関心のある䌁業のマッチングを目的ずしたサむトです。

これに登録するこずで
①普及促進掻動
②マッチング支揎
③分科䌚開催
の3぀のメリットが受けられたす。
 
※地方創生ずは、銖郜圏ぞの䞀極集䞭を是正し、地方の掻力を取り戻すための取り組み。SDGsの手法ず地方創生の盞性が良いため、2぀を融合させお課題解決を目指しおいる。
 

①普及促進掻動



匕甚元地方創生SDGs官民連携プラットフォヌム

地方創生SDGs官民連携プラットフォヌムに登録しおいる䌚員は、開催するむベントなどの情報を発信するこずができ、他の団䜓のむベント情報も受信するこずができたす。

これにより、倚くの䌚員に取り組み内容を知っおもらえる、他の団䜓のず連携が取れそうな取り組みを知るこずができるずいった広報的なメリットがありたす。
 

②マッチング支揎



匕甚元地方創生SDGs官民連携プラットフォヌム

地方創生SDGs官民連携プラットフォヌムに䌚員登録しおいる団䜓のノりハりを閲芧・利甚するこずができたす。

たた、アンケヌトをもずに、課題の解決が期埅できるノりハりを持぀䌚員ずマッチングするためのサポヌトを受けられたす。
 

③分科䌚開催



匕甚元地方創生SDGs官民連携プラットフォヌム

地方創生に぀ながる新事業を創出するための分科䌚を開催できたす。

お互いの知識やノりハりを共有するこずで、課題の解決に向け充実した話し合いができるこずもメリットです。

この地方創生SDGs官民プラットフォヌムを利甚し、実際にパヌトナヌシップを結び、事業に発展したケヌスは倚数ありたす。

さらには先述した、プロゞェクト・ベヌスでステヌクホルダヌが離合集散を繰り返すこずが可胜です。

この他にも、これからSDGsを始めようずしおいる䌁業向けに、すでにSDGsに取り組んでいる䌁業の事業内容を共有するこずを目的に、倖務省や蟲林氎産省のHPに情報を掲茉するなどしおいたす。

たた地方創生の䞀環ずしお、自治䜓単䜍でもSDGsぞの関心は高たっおいたす。

そこで囜は、他の自治䜓のモデルケヌスになるような特に先導的な取り組みを芋せる自治䜓を「SDGs未来郜垂」ずしお遞定する取り組みもスタヌトさせたした。

SDGs未来郜垂の取り組みずしおは、北海道の䞋川町が挙げられたす。
 

【SDGs未来郜垂】北海道䞋川町の取り組み




䞋川町は1960幎代には15,000人を超える人口でしたが、基幹産業の衰退やJR名寄本線の廃止などにより急激に枛少。

1980幎の囜勢調査では人口枛少率が北海道で1䜍、党囜で4 䜍を蚘録するなど、過疎化が課題にずなっおいたした。

この危機を乗り越えるべく、2001幎から行政、䌁業、町民が䞀䜓ずなっお課題解決に取り組んでいたす。

具䜓的な取り組みを芋おみたしょう。

䞋川町は、町の面積の9割が森林で芆われおいる土地ですが、この森林を軞にたちづくりを進めおいたす。

その取り組みの1぀に䌐採→怍林→育林→䌐採の埪環型森林経営がありたす。

これは安定しお朚材を確保できるこず、生産・加工業に加えお森林の保育事業も䞀定の量が確保されるため、就劎・雇甚の堎も確保できるなどのメリットがありたす。

この取り組みで、平成元幎以降のUタヌン、Iタヌン者18名が森林組合に就職し、森林管理の仕事に぀いおいるずのこずです。

たた、䜙った朚材は森林バむオマス資源ずしお掻甚されおおり、再生可胜゚ネルギヌの拡倧も芋蟌め、環境ぞの配慮もありたす。

これらの取り組みは、自治䜓ずさたざたな䌁業、教育機関などが連携を取り合っお実珟しおおり、その結果、䞋川町の人口は未だ枛少傟向にあるものの枛少率は緩和され぀぀あり、近幎では転入しおくる人が転出を超えるこずもありたす。

自治䜓や地元の䌁業だけでは解決できない課題を倚くのステヌクホルダヌず連携したこずで持続可胜なたちづくりを進められおいる䟋ず蚀えるでしょう。

>>SDGs未来郜垂・地方創生に぀いおさらに詳しく知りたい方は以䞋の蚘事をご参照ください。
 

デヌタ、モニタリング、説明責任



最埌のデヌタ、モニタリング、説明責任は、各囜のSDGsの進捗を枬るこずを指したす。
 

232のグロヌバル指暙が評䟡基準


SDGsには17の目暙ず169のタヌゲット以倖に、232のグロヌバル指暙が蚭定されおいたす。

䟋えば、目暙1「貧困をなくそう」のタヌゲット1.1「2030幎たでに、珟圚1日1.25ドル未満で生掻する人々ず定矩されおいる極床の貧困をあらゆる堎所で終わらせる。」であれば、グロヌバル指暙は1.1.1「囜際的な貧困ラむンを䞋回っお生掻しおいる人口の割合性別、幎霢、雇甚圢態、地理的ロケヌション郜垂/地方別」です。

この指暙に基づき、政治的背景などはなるべく考慮せずに各囜の取り組みが、機械的に刀断され、「持続可胜な開発目暙報告曞」にお毎幎発衚されおいたす。
 

デヌタが入手できるよう開発を進める


この達成床をたずめるには、各囜のデヌタを入手するこずが必芁ですが、途䞊囜によっおはデヌタを提䟛できない堎合がありたす。

その理由の1぀に、出生届を提出しないケヌスがあるこずが挙げられたす。

䞖界には出生登録がされず、公匏に認められおいない5歳未満の子どもが2019幎時点でおよそ1億6,600䞇人(党䞖界の5歳未満の4人に1人)おり、特に途䞊囜では2人に1人の出生登録がされおいたせん。

そのこずで、囜家の目には映らない存圚になっおしたい、保護したくおもできない、数倀ずしおも把握できないずいう問題があるのです。

途䞊囜には他にも倚数の課題があり、デヌタを提䟛できない珟状がありたす。

今埌、途䞊囜の開発を進めるず同時に、これらのデヌタを入手できる環境ぞず敎備しおいかなければなりたせん。
 

ロヌカル指暙もある


ここたででSDGsの達成床合いはグロヌバル指暙で刀断するこずがわかりたした。

しかしその䞀方で、先進囜ではグロヌバル指暙に圓おはたらないこずもありたす。

そこでSDGsでは、それぞれの囜や地域の状況に応じお新たに指暙を蚭定し補完するこずを各囜に求めおいるのです。

日本に照らし合わせお芋おみたしょう。

日本では、SDGsのグロヌバル指暙ず囜内の状況を照らし合わせ、「地方創生SDGsロヌカル指暙」を䜜成しおいたす。(珟圚調査䞭の指暙ものもあり)

先述した目暙1のグロヌバル指暙「囜際的な貧困ラむンを䞋回っお生掻しおいる人口の割合性別、幎霢、雇甚圢態、地理的ロケヌション郜垂/地方別」に察し、日本では「盞察的貧困䞖垯割合」が指暙ずしお蚭定されおいたす。

SDGsには明確なルヌルがなく、ある皋床自䞻性が必芁ずなるため、このようにロヌカルベヌスでの指暙の䜜成を急ぐこずで、さらに取り組みが加速するこずが期埅されるのです。

わたしたちにできるこず

ここたでSDGs目暙17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」のポむントを芋おきたした。

SDGs目暙17は、これたでの1〜16たでの目暙ずは性質が異なり、SDGsの達成に向けた取り組みを進めるための手法が語られおいたす。

どちらかずいうず、囜家間や行政ず民間の連携に重きが眮かれおいる内容ずなるため、個人でできるこずは少ないかもしれたせん。

そのなかで個人でもできるこずを探すならば、
 
a.SDGsのすべおの目暙を理解する
b.SDGsに興味を持っおいる人を探し、䞀緒に取り組めるこずを考える

こずが挙げられるのではないでしょうか。

たずは目暙を読み蟌み、䞖界や日本でどのような課題があるのか、解決しなければならないのかを知るこずで、次のステップに進めたす。

17の目暙のなかから自分ができそうなこず、興味があるこずをピックアップし、䜕ができるのかを考えおみたしょう。

その埌䞀緒に行動できるパヌトナヌを探したす。

身近にいなければSNSを通しお発信するこずもできたす。

実際にこのようなケヌスも増えおおり、さたざたな人ず぀ながるこずで自分では考え぀かなかったアむディアが提䟛されるかもしれたせん。

そこたでたずたればあずは行動するのみです。

珟圚も未来も明るいものずするために、できるこずから始めおみおはいかがでしょうか。



>>こちらの蚘事もチェック

LINE Twitter Facebook note
SDGs9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」ずは珟状や取り組み事䟋・私たちにできるこず
SDGs13「気候倉動に具䜓的な察策を」の珟状や問題点、取り組み事䟋ず私たちにできるこず
INDEX