オーガニックナプキンに変えたら生理が早く終わる?メリット・デメリット、おすすめ10選も

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地球に優しいオーガニックコットンを使用して作られた「オーガニックナプキン」。
オーガニックナプキンの原料である綿花は、有機栽培にこだわり、科学的薬品や農薬を使用せずに育てられた綿花です。オーガニックナプキンは、地球に優しいだけでなく、身体にも優しい素材でできたナプキンと言われています。

そんなオーガニックな素材のナプキンを取り入れることで、身体にどのような変化があるのか、そしてどんなナプキンブランドがあるのかなど詳しくご紹介します!
 


目次
1.オーガニックナプキンとは?
2.オーガニックナプキンは「紙」と「布」の2種類
3.なぜオーガニックナプキンが広まったのか
4.オーガニックナプキンに変えたら効果はある?(生理痛・冷え・不妊)
5.オーガニックナプキンのメリット
6.オーガニックナプキンのデメリット
7.気軽に始められる!オーガニックナプキンの使い方
8.オーガニックナプキンの選び方
9.【シーン別】おすすめオーガニックナプキン10選
10.オーガニックナプキンを上手く取り入れて、身体にも地球に優しい環境作りを
 

オーガニックナプキンとは?



オーガニックナプキンとは、オーガニックなコットンを100%使用した自然由来のナプキンです。

オーガニックなコットンのため、お肌に優しくかぶれづらいのが特徴です。

一般的なナプキンとの違い

ナプキンには、長時間水分を留めておくための吸収剤が含まれています。

一般的なナプキンに使用される吸収剤は、化学的な素材を使用しますが、それに対してオーガニックナプキンは、吸収剤もオーガニック素材です。

素材から製法まで化学薬品を含まない製品であることが、オーガニックの大きな特徴です。

オーガニックナプキンは「紙」と「布」の2種類

オーガニックナプキンには、一般的な使い捨てタイプの紙ナプキンと何度も洗って使える布ナプキンがあります。

それぞれのナプキンの使い方や特徴について見ていきましょう。
 

オーガニック紙ナプキンの特徴

オーガニックの紙ナプキンは、見た目や形は一般的な紙ナプキンと変わりありません。
他のナプキン同様、紙タイプであるため使い捨てできるナプキンです。
特徴としては、サラッとした滑らかな触り心地とかぶれにくい素材であることが挙げられます。
お肌に優しい素材であるため、蒸れによるデリケートゾーンのかぶれを軽減してくれます。
 

オーガニック布ナプキンの特徴

布ナプキンは繰り返し使用できるタイプのナプキンです。
フワッとした肌触りと厚みのある素材で、デリケートゾーンを優しく包んでくれます。
布タイプであるため、下着のようなつけ心地なので、ゴワつきや異物感もあまり感じられません。

また、オーガニックコットンを使った布ナプキンには、吸収剤は一切使用されていません。
布を重ねて吸収体を作るため、布本来の吸収剤力を活かしたナプキンです。
 

なぜオーガニックナプキンが広まったのか



そもそも、何故デリケートゾーンにオーガニックなものをしようするというようなことが広まったのでしょうか。
 

環境への配慮

一つには、環境問題を考慮して、通常の化学的なものを含んだナプキンではなく、オーガニックなものを使用するという働きの上でオーガニックナプキンが広がっています。

 

デリケートゾーンは経皮吸収率が高い

もう一つの広まった理由として挙げられるのが「デリケートゾーンの経皮吸収率の高さ」です。
経皮吸収率とは、外部からの成分(化粧品や日用品など)を皮膚を通じて体内に吸収されることを指します。

デリケートゾーンは、他の部位(腕や脚など)に比べて経皮吸収率が約40倍以上も高いと言われているのです。
皮膚の薄いデリケートゾーンは、消化器官を通らずにそのままダイレクトに外部からの成分を吸収します。
そのため体外へ排出されにくく、外部からの成分を体内に蓄積してしまう恐れがあるとのことです。

デリケートゾーンの経皮吸収率が高いことを踏まえて、ナプキンは慎重に選ぶことが重要です。

※これは化学的な根拠はないと言われることもありますが、天然な素材を使ったオーガニックナプキンを使用することで、その心理的な不安を取り除くことができます。

オーガニックナプキンに変えたら効果はある?​​​​​​(生理痛・冷え・不妊)



デリケートゾーンに触れる生理用品。
ここではその生理用品をオーガニックなものに変えることで、身体にはどのような変化があるかを見ていきましょう。
 

生理痛や不妊につながる「冷え」を予防

子宮に直結するデリケートゾーンは、女性にとってとても大切な部分です。
毎月訪れる月経で、人によっては生理痛が酷いという方もいるのではないでしょうか。

生理痛の原因にはさまざまな問題がありますが、中でも注意したいのが「冷え」です。
身体を冷やすことは、生理痛を悪化させると言われています。



通常のナプキンに使用される高分子吸収剤は、水分をジェル状に凝固させます。
その水分ジェルによってデリケートゾーンが冷える恐れがあるのです。

それに対してオーガニックナプキンは化学的な高分子吸収剤は使用しておらず、布の吸収作用やパルプなどの植物由来の成分で水分を吸収させます。
これにより冷えを予防することもできると言われています。

また冷えは、生理痛を強めるだけでなく、不妊に悩む方にも注意が必要です。
基礎体温を上げることを意識すると共に、出来ることから冷えを防ぐよう心がけると良いでしょう。

オーガニックナプキンのメリット

オーガニックナプキンの使用を検討中の方は、メリットとデメリットも併せてチェックしていきましょう。
 

オーガニックナプキンのメリット①環境に優しい


オーガニックナプキンの最大のメリットは、地球に優しい有機栽培したオーガニックコットンを使用していることです。

身体への影響はもちろんのことですが、やはり環境的な問題を考慮していることが大きなポイントと言えるでしょう。

オーガニックナプキンは、有機栽培したオーガニックコットンを使用していることと共に、石油由来の高分子吸収剤を使用していません。

化学的な素材は荒れやかぶれを引き起こす可能性があり、敏感肌やアレルギー体質な方にとっては十分注意が必要です。

化学的なものを使用していないオーガニックナプキンは、自然素材のみを使用しているため、敏感肌やアレルギー体質の方が避けたい素材によるトラブルを防ぐことができます。
 

オーガニックナプキンのメリット②生理が早く終わる?

「布ナプキンを使うと生理が早く終わる効果がある」というウワサがありますが、これに関しては科学的根拠は一切ありません。
ではなぜそのような口コミが広がったかというと、「布ナプキンの使い心地のよさによる愛用者の体感」が大きいようです。

布ナプキンは洗って繰り返し使うので、自分の経血量を把握しやすいことから、いつもより経血量がどうなっているか?など自分の生理と向き合う機会が増えます。
そのため、「自分の生理」の状態が前と比べてどうか、という意識が生まれたことにより「生理が早く終わる」と感じる方が増えたのかもしれませんね。
 

オーガニックナプキンのデメリット

オーガニックナプキンのメリットに対して、次はデメリットについてもチェックしていきましょう。

オーガニックナプキンのデメリットの1つとして、コストの高さが挙げられます。
やはり、通常のナプキンに比べて素材や製法にもこだわりがあるため、1枚当たりのコストは高い傾向です。

また、何度も繰り返し使えるオーガニックな布ナプキンは、洗い方にも気をつけたいポイントがあります。
オーガニックな布ナプキンは、洗う時に使用する洗剤もまたオーガニック洗剤でなくては意味がありません。

繰り返し使えるため一見コスパが良く見えますが、初期費用として費用が嵩むため、コストを考慮する必要があります。

また、オーガニックナプキンは全ての場所で販売されているとは限りません。

コンビニなどでの取り扱いがない場合があるので、必ず持ち歩くようにしましょう。
 

気軽に始められる!オーガニックナプキンの使い方


オーガニックナプキンを気軽に始めるには、どのような使い方をするのが理想的なのでしょうか。

おすすめなのは、経血量が減ってくる4日目以降にオーガニック紙ナプキンを使用することです。
そこでまずは漏れやズレなどがないか装用感を確かめてみましょう。
そこから少しずつ使用頻度を増やしていけば安心感がありますよね。

オーガニック紙ナプキンに慣れてきたら次は布ナプキンを使ってみると、違和感なく使うことができるでしょう。
まずは自分が不安なく快適に過ごせることを大切にしてくださいね。
 

オーガニックナプキンの選び方

オーガニックナプキンの特徴や使い方をみてきたところで、次は何をポイントにして選べばいいのかを解説していきます。
 

吸収力

オーガニックナプキンはポリマーを使っていなかったり少ないことも多く、吸水力が心配という声も。
不安な方は、羽つきのタイプや「夜用」「多い日用」という表記があるものを選ぶようにしましょう。

コットンの量などで吸収力を上げている商品もありますので、使い比べて自分に合ったものを見つけられるといいですね。
 

手に入りやすさ、まずは市販品から

オーガニックナプキンは、ネット通販では種類豊富ですが、まだまだ実店舗では取り扱い数や種類は多いとはいえません。

すぐに欲しい場合に売っていなくて手に入らなかったら、余計ブルーな気持ちになってしまいます。
自分がよく行くドラッグストアなどですぐに手に入るオーガニックナプキンを日頃から見つけておくと安心です。

本記事のおすすめ品にもドラッグストアで手に入るものを紹介していますので、ぜひ見てみてくださいね。
 

【シーン別】おすすめオーガニックナプキンの比較10選

ここまでオーガニックナプキンの特徴や使い方について詳しくみてきました。

続いては、オーガニックナプキンを使用する方にシーン別におすすめのオーガニックナプキンをご紹介します
 

【漏れにくい羽あり】おすすめのオーガニックナプキン4選

漏れにくさを重視するなら、吸収力が良く羽つきのオーガニックナプキンを選びましょう。

オーガニックナプキンはポリマー不使用のため吸収力が弱いイメージですが、生地を重ねたり植物由来のパルプを使うなど、漏れにくさを工夫してある商品が増えていますよ。
 

オーガニックナプキンのおすすめ①:ナトラケア

 

イギリス発のオーガニック&ナチュラル生理用品ブランド「ナトラケア」。

オーガニックナプキンのパイオニアとも言われる30年以上の歴史を持つブランドで、世界中の女性愛用者のいる世界初のオーガニックナプキンブランドです。

肌なじみのよい表面のコットンとパルプ素材をしようした吸収力の高い吸収機能によって、使用後もサラッとした手触りのナプキンです。

薄型のナプキンにも関わらず量の多い日も不快感なく過ごすことができると口コミでも評判の紙タイプのオーガニックナプキンです。

 

 

オーガニックナプキンのおすすめ②:NaturaMoon(ナチュラムーン)

※写真はイメージです。

 

2011年に日本で初めて登場したオーガニックナプキン「NaturaMoon(ナチュラムーン)」は、OE100 Standardの認証を取得している無漂白なオーガニックコットンを使っており、漂白剤も気になる方におすすめしたいナプキンです。

 

安心安全にこだわった高分子吸収材不使用の国産のナプキンで、サイズ展開も豊富なため、量や生活リズムによって使い分けすることができます。

オーガニックナプキンは、海外のものが多いですが、こちらは国産ということもあり、比較的リーズナブルな価格帯であるのも魅力のポイントです。

 

>>NaturaMoon(ナチュラムーン)の詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ③:seventh generation(セブンスジェネレーション)

※写真はイメージです。

 

デリケートな肌を持つ赤ちゃんのナチュラルオムツメーカーから出ているオーガニックナプキン「seventh generation(セブンスジェネレーション)」もおすすめのオーガニックナプキンブランドの一つです。

 

こちらのオーガニックな紙ナプキンは、塩素フリーで高分子吸収剤不使用なナプキンで、小麦から抽出した天然の吸水性素材を使用しており、お肌に優しく吸収力も折り紙付きです。

また、ライナー展開もしているため、使い分けがしやすいナプキンブランドとなっています。

 

>>seventh generation(セブンスジェネレーション)の詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ④:Rael(ラエル)

Rael, オーガニックコットンカバーパッド、レギュラー、14枚

画像:iHerb

 

洗練されたパッケージデザインで、気分が上がるRaelのオーガニックナプキン。

しっかりとした作りですが使い心地もよく、蒸れにくくかぶれにくいと定評があります。

レギュラーサイズも大きめなので、日中でも安心して使うことができますよ。

 

>>Raelの詳細はこちらから

 

【コンパクトでかさばらない】おすすめのオーガニックナプキン3選

続いては、持ち歩きに便利でコンパクトなオーガニックナプキンをご紹介します。

オーガニックナプキンのおすすめ①:ソフィ はだおもい

引用元:ソフィ

 

「ソフィ」のナプキンはポリマーを使用しておらず、デリケートゾーンが触れる面にオーガニックコットンを100%使用しています。

「極うすスリム」タイプはとても薄いのでつけ心地がゴワゴワせず、洋服にもひびかないのが嬉しいポイント。

ドラッグストアで手に入るので、使い続けやすいところもいいですね。

 

>>ソフィ(はだおもい)の詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ②:sisiFILLE サニタリーパッド

sisiFILLE オーガニック紙ナプキン(21cm)

画像:sisiFILLE

 

こちらは生理が軽い日におすすめのコンパクトタイプです。

100%オーガニックコットン使用はもちろん、吸収性ポリマーの代わりに森林認証のある木材パルプを使用しています。

ふっくらとした厚みとナチュラルな肌触りで優しい着け心地を実感できますよ。

 

>>sisiFILLEの詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ③:シェリコット サニタリーパッド

画像:CHERICOT

 

布ナプキンの機能と紙ナプキンの便利さを掛け合わせたシェリコットの100%オーガニックコットンのナプキン。

センターシートとサイドガードもコットン100%の素材のため、肌温度になじみやすく低刺激なのが特長です。

冷え性にお悩みの方や、お肌が敏感な方に特におすすめの商品です。

 

>>CHERICOTの詳細はこちらから

 

【身近な店舗で買える】おすすめのオーガニックナプキン3選

最後に、ドラッグストアなど身近な店舗で買えるおすすめのオーガニックナプキンをご紹介します。
ご自身がよく行くお店で日頃からチェックしてみるといざというときも安心ですね。

オーガニックナプキンのおすすめ①:コットン・ラボ

引用元:コットンラボ

 

「コットンラボ」の商品は、かわいらしいうさぎが目印。

ノンポリマーで自然素材にこだわり、本当にからだにやさしいものを、という信念のもと商品づくりをしています。

一般的なナプキンより厚みがありますが、ふわふわとした優しいつけ心地なので、ムレたりかゆくなることなく快適に使うことができます。

 

>>コットンラボの詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ②:無印良品

生理用ナプキン/羽あり

画像:無印良品

 

「無印良品」のオーガニックナプキンは肌に触れる表面にオーガニックコットンを使用しています。

ふんわりと厚みがある仕様なので、気持ちよい肌触りです。

 

>>無印良品の詳細はこちらから

 

オーガニックナプキンのおすすめ③:エリス 素肌のきもち ナチュラルシリーズ

エリス 素肌のきもち ナチュラルシリーズ(多い昼~ふつうの日用)羽つき 21cm 22枚

画像:エリエール

 

一見して生理用品とは思えないほどナチュラルなパッケージで、袋を開いて立てておいてもインテリアになじみます。

通常のエリス商品とこだわりの形は同様で、機能性も抜群。

パッケージや個包装に無漂白の紙を使用したり、植物由来の材料を10%以上使用したボタニカルインキを採用したりと”サステナブル”にこだわっています。

 

>>エリエールの詳細はこちらから

 

オーガニックナプキン(布ナプキン)

布ナプキンはこちらの記事に商品紹介をまとめてありますので、興味がある方はぜひ見てみてくださいね!

 

布ナプキンとは|メリットやデメリット、おすすめ3選も紹介!

 

オーガニックナプキンを上手く取り入れて、身体にも地球に優しい環境作りを

本記事ではオーガニックナプキンについて詳しく見てきました。

これから使ってみようと考えている方は、それぞれオーガニックナプキンブランドによっても特徴が違いますので、好みのナプキンを見つけてくださいね。

身体の中でも大切な部分であるデリケートゾーン。
身体にも優しい素材を使用して、身体と環境両方に優しいものを生活に取り入れてみて下さい。

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