SDGsで自分ができることを探す3つのステップ SDGsで自分ができることを探す3つのステップ

SDGsで自分ができることを探す3つのステップ

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最近耳にする機会が増えてきたSDGs。

個人でも取り組めることはないのかと考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、SDGsの達成に向けて、個人で取り組むための方法を3つのステップで考えていきたいと思います。
 


 
目次
①SDGsとは何かを知る
②興味のある目標をみつける
③具体的な行動にうつす
エシカル消費を実現するためのポイント
液体シャンプーから固形シャンプーに切り替える
番外編 ナマケモノアクション・ガイドを参考に
SDGsの理解を深めてできることを探そう

①SDGsとは何かを知る

まず初めのステップは、内容を一通り理解することです。

課題や求められていることが分かれば実際に行動に移すことができるからです。

早速SDGsとはなにかを知るところから始めてみましょう。
 

SDGsとは



SDGsとは、SustainableDevelopmentGoalsの頭の文字を合わせた言葉で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されています。

読み方は、SDGs(エスディジーズ)です。

2015年9月、ニューヨーク国際本部にて開かれた国際サミットで、150を超える加盟国首脳の全会一致で採択されました。

これは、2016年から2030年の15年間で達成する目標を記したもので、17の目標と169のターゲットから構成されています。

「地球上の誰一人取り残さない」という強い意志のもと、地球を保護しながら、あらゆる貧困を解消し、すべての人が平和と豊かさを得ることのできる社会を目指し設定されました。

SDGsが採択されるまでは、「持続可能な社会」についての話し合いは、どちらかというと「環境」と「社会」に重きが置かれていた傾向があります。

それに対してSDGsは「環境」「社会」に「経済」が加わったことで企業も取り組みやすなったことで、これまで以上に関心が持たれるようになったことがSDGsが普及してきた背景の一因です。
 

SDGs17の目標を簡単に


SDGsの17の目標は、世界中、ひいては地球で起きているさまざまな問題をピックアップして解決するために設定されています。

簡単に目標内容を確認しましょう。
 

目標1「貧困をなくそう」

途上国で起きている貧困はもちろんのこと、世界中の貧しい生活を送っている層の保護、支援に取り組む
 

目標2「飢餓をゼロに」

目標1の貧困に関連して飢餓で苦しむ人たちを支援する。また、根本にある食料の生産体系(農業)を持続可能なものに変えていく
 

目標3「すべての人に健康と福祉を」

健康で人間らしい生活を送れるよう対策を講じる
 

目標4「質の高い教育をみんなに」

生まれた国や地域・家庭・性別に関わらず、効果的な教育を平等に受けることができる機会を提供する
 

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」

これまでの社会で築き上げられてきた性別に関する価値観を撤廃し、すべての人が平等に生活できるようにする
 

目標6「安全な水とトイレを世界中に」

世界中のすべての人が安全な水とトイレを使用できるようにする。さらには、水質や水辺に住む生態系、水害など水に関するさまざまな課題を克服する
 

目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

すべての人が電気を使えるようにし、さらにはそのエネルギー源についても持続可能なものに切り替えていく
 

目標8「働きがいも 経済成長も」

働きがいと経済成長を同時に成り立つ仕組みを考え、誰もが人間らしい生活を送れるようにする
 

目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

イノベーションを駆使して産業を発展させる。そのためのインターネットの整備も同時に進める
 

目標10「人や国の不平等をなくそう」

子ども、女性、民族などに対するあらゆる差別をなくし、すべての人が平等に生活を送れるようにする
 

目標11「住み続けられるまちづくりを」

持続可能な形でのインフラ整備を進め、災害などにも強いまちづくりを進める
 

目標12「つくる責任 つかう責任」

モノづくりを生産から消費、廃棄までのすべての段階で持続可能な形態へ転換していく
 

目標13「気候変動に具体的な対策を」

地球上で起きている気候変動を解決すべく、温室効果ガスの削減などさまざまな対策を考える
 

目標14「海の豊かさを守ろう」

水質や生物など、海に関するすべての課題を解決する。プラスチックが引き起こす汚染や生態系への影響も考慮し、対策を講じていく
 

目標15「陸の豊かさも守ろう」

海を守ると同時に、森林減少や生物多様性の保護など、陸上におけるすべての課題も同時に解決していく
 

目標16「平和と公正をすべての人に」

紛争や犯罪、汚職を撲滅し、平和と公正な世界に変えていく
 

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

1〜16の目標を達成させるために、さまざまな機関が連携をとり、解決を目指す

これらの17の目標は、大きく分けると、
 
・1〜6 人間らしい生活を送るための目標
・7〜11 社会経済に関する目標
・12〜15 環境に関する目標
・16〜17 1〜15を達成させるための手段

になります。
 

SDGsをさらに詳しく知るには


ここまで簡単にSDGsと17の目標の概要を見てきました。

さらに理解を深めたい場合は、動画を見たり本を読んだりすることをおすすめします。
 

◆SDGsについてわかる動画

SDGsに関する動画は、YouTubeでも視聴できます。

ここではそのなかでも特におすすめしたい動画をピックアップしました。



動画は7分30秒ほどで、全体像を簡単に把握するにはちょうど良いボリュームです。

これ以外にもSDGsに関連した動画が数本用意されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
 

SDGsについてわかる本


近年、SDGsに関する書籍は増加傾向にあり、書店でも特別コーナーが設けられるほどです。

そのなかでもSDGs入門としておすすめの本をピックアップしました。

◆【この1冊ですべて解決!】SDGs(持続可能な開発目標)| 蟹江憲史著/中公新書

「SDGs(持続可能な開発目標)」はSDGsの基本がすべて詰まった内容です。

筆者である蟹江憲史さんは、国連持続可能な開発会議の日本政府代表団顧問や日本政府SDGs推進本部円卓会議委員などを務める日本のSDGsの第一人者として知られています。

この本は、基礎的内容や17の目標を1つずつ分かりやすい言葉で丁寧に説明しているのが特徴で、他の本ではなかなか取り上げられていない169のターゲットの詳細にまで触れているため、SDGsへの理解が進みます。

また、企業にSDGsが必要な理由や地方自治体の取り組みとSDGsの関係、日本政府や他国の取り組み、さらには新型コロナウィルスとの関係まで書かれており、「SDGsのここがよくわからない」という疑問は、この1冊でほとんど解決できるでしょう。

>>さらに詳しくSDGsについて知りたい方は以下の記事もご参照ください。

②興味のある目標をみつける

ここまででSDGsが何を目指すものなのか、どのような内容なのかがなんとなく分かってきたのではないでしょうか。

そこで次のステップとして、自身が興味のある目標をみつけてみましょう。

興味、関心がある目標ほど具体的にどのような行動を起こせばいいのかをみつけやすくなりますし、継続にもつながるはずです。

そして気になる目標をみつけたら次は調査です。

目標や設定されたターゲットを読み、地球上でどのような課題が起きているかを把握します。

インターネット上にはSDGsの各目標についての資料があるため、家の中でも通学、通勤途中でも読むことができます。

またユニセフが提供している目標について世界の現状を記した「事実と数字」や、各省庁が発行している資料で具体的な数値などをみることができるのでぜひチェックしてみてください。
 

関わり合う目標を探す


興味がある目標をみつけ、調査が終わったら次はそれに関連する目標を探してみましょう。

SDGsは1〜17の目標がそれぞれ独立しているわけではなく、すべてが関連しあっています。

そのため興味のある目標に対しての取り組みが、別の目標の達成を妨げてしまうことがあります。

例えば、目標11「住み続けられるまちづくりを」でいえば、すべての人が住みやすくするために道路を作ってバスをたくさん走らせる取り組みをしようと考えたとします。

しかし道路をつくるのにもバスをたくさん走らせるにも、現状のままの技術を使っていれば二酸化炭素などの温室効果ガスを大量に排出する結果になるでしょう。

すると、目標13「気候変動に具体的な対策を」や目標14「海の豊かさを守ろう」目標15「陸の豊かさを守ろう」に影響が出てしまうかもしれません。

つまりSDGsでは、1つの目標に対する取り組みが、他の目標に悪影響を及ぼしてはならないのです。

このことから、自身が興味を持つ目標だけに特化するのではなく、関連しそうな目標も洗い出して総合的に検討しながら行動を起こす必要があります。

ぜひ一度、行動にうつす前に他の目標やターゲットに目を通してみてください。

③具体的な行動にうつす



SDGsに関して理解を深めたら、いよいよ次は行動にうつしましょう。

ここでは、個人でもできる取り組みを紹介していきたいと思います。

行動例⑴寄付による支援

寄付による支援は、特に人間らしい生活を送るための目標である1〜6に関連する行動と言えます。

寄付をすることで、その団体が自分の代わりに途上国の貧困で苦しんでいる方々への支援を行ってくれます。

しかし団体が多すぎてどこに寄付すればいいのかわからない…と感じている方も多いのではないでしょうか。

寄付先の団体の選び方については、「質の高い教育をみんなに」の記事内に掲載している、與十田さんのお話が参考になります。
 

【與十田喜絵さん】
都立国際高校在学中、多様なバックグラウンドを持つ友人に出会う。
津田塾大学に在学中、外国籍を持って日本に暮らす子どもをサポートするサークル活動に参加。
卒業後は一般企業に勤務したが、2006年ワールド・ビジョン・ジャパンに入団。
ファンドレイズ、支援者サービス部署を経て、現在は広報を担当。

 


"教育に関する寄付と言っても、国内か国外か、またチャイルド支援や難民支援など、寄付の範囲や内容もまちまちで、選ぶのも難しいですよね。

ですので、まずはイベントに参加して、その団体で働く職員と触れ合ってみるのはどうでしょうか。

雰囲気や目指す方向性をじかに感じられると思います。

それが難しければ、たまたま目にした団体でもいいと思います。

私たちの支援者さんの中にも、広告を見て始めてみました、という方もいらっしゃいます。

あとは、とにかくやってみることです。

違うと思えば、別の団体に変えることも簡単にできますので。”


このインタビューは「教育」にスポットを当てた内容になっていますが、飢餓や水などの他の課題に対する支援にも共通する話です。

まずは気になっている目標に関する活動を行っている支援団体がないか探してみてはいかがでしょうか。

以下に、世界的にも知名度が高い支援団体を記載します。
 

 

行動例⑵イベントに参加する



SDGsに関連したセミナーなどのイベントに参加するのも行動の1つです。

これはすべての目標に関連した内容になります。

最近、毎日のように全国各地でSDGs関連のイベントが開催されています。

また、昨今のコロナ禍の影響でオンライン上で参加できるイベントも開催されるようになりました。

イベントに参加すると、同じ考え方を持った人とつながれる、具体的な行動例を知れる、SDGsに関する知識を深められるなど多くのメリットがあります。

イベントを検索するには「こくちーず」が便利です。

また、セミナー系のイベント以外に開催されているものもあります。
 

SNSでのキャンペーンに参加


常時開催ではないものの、支援団体などが開催するSNS上でのキャンペーンに参加するのはいかがでしょうか。

ここでは目標2の「飢餓をゼロに」の解決に向けて取り組むキャンペーンを紹介します。
 

◆おにぎりアクション

おにぎりアクションは、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO International(以下TFT)が展開しているキャンペーンです。

TFTは、社員食堂でカロリーを抑えた食事を提供し、社員の健康も増進しながら、その一食の売上の一部から20円をアフリカの子供達への学校給食に当てる、という社会貢献を展開しています。

社会貢献の一環として「おにぎりアクション」があり、Twitter、インスタグラム、FacebookなどのSNSに「#OnigiriAction」をつけて投稿すると、アフリカやアジアの子どもたちに給食が届けられます。(写真1枚につき給食5食。費用は賛同企業・団体が負担。)

食糧が有り余っている先進国と食糧不足の発展途上国を繋ぎ「売上の20円」で世界的な食糧の不均等を解決する仕組みです。

おにぎりアクションは、毎年10月頃から約1ヶ月間開催されています。
 

◆ゼロハンガーチャレンジ

ゼロハンガーチャレンジは、WFP(国連世界食糧計画)主催のキャンペーンです。

ゼロハンガーチャレンジとは、SNSに食品ロスの取り組みを投稿すると、1投稿するごとに120円が寄付されるキャンペーンです。

集まった寄付で、WFP(国連世界食糧計画)が途上国の子ども達に給食を届けています。

ゼロハンガーチャレンジは、世界食料デー(10月16日)前後に開催されており、2020年は9月1日〜10月31日まで開催されました。

【補足】食品ロスについて

ゼロハンガーチャレンジに食品ロスというキーワードが出てきました。

この食品ロスはSDGs目標12「つくる責任 つかう責任」のターゲットの中にも取り上げられています。

この食品ロスを減らすことは、もっとも手軽にそして今日からすぐに始められる行動なので、今一度現状を確認してみましょう。
 

食品ロスとは




食品ロスとは、まだ食べられるのに捨ててしまうことです。

日本でもこの食品ロスは深刻な問題で、農林水産省・環境省から発表された「食品ロス量(平成29年度推計値)」によると、1年間の食品ロスは612万トンにのぼります。

これを国民1人あたりに換算すると、「お茶碗約1杯分(約132g)」の食べものが「毎日」捨てられていることになります。

食品ロスは、食の不均衡※1や環境への悪影響※2が問題視されており、改善が必要です。
 
※1食の不均衡
世界の人口の約9人に1人は飢餓に苦しんでいるという現状があります。
彼らへの食糧援助量は、年間約390万トンであるのに対し、約1.5倍以上の量が、日本だけで食品ロスとして廃棄されています。

※2環境への悪影響
廃棄された食品は焼却されたり埋め立てられたりします。この際に発生する二酸化炭素などによる環境汚染が懸念されています。
 

食品ロスを減らすことも行動の1つ


食品ロスは、身近な例でいうと①コンビニやスーパーなどの賞味期限切れ商品の廃棄や、②家庭や外食での食べ残しが挙げられます。

①コンビニやスーパーでの商品廃棄に関しては、近年対策が講じられています。

具体的な取り組みとして、株式会社ローソンの事業を見ていきましょう。
 

◆廃棄を防ぐ「株式会社ローソン」の取り組み

株式会社ローソンでは、物流センターで店舗への納品期限を迎えてしまった商品(賞味期限は残っている商品)を一般社団法人全国フードバンク推進協議会を通して、子ども食堂や支援が必要な子どもたちに寄贈しています。

また、KDDI株式会社と共同で、消費期限の迫った商品の値引き情報をアプリを通してお知らせする取り組みを2020年10月から埼玉エリアで試験的に開始しました。

消費者は安い商品を購入しやすくなり、企業としても廃棄を防ぐことができる非常に良い仕組みでしょう。

わたしたちも積極的にアプリを利用し、賞味期限の迫った商品を購入することを心がけましょう。

また、②家庭や外食の食べ残しも今日から意識できる内容です。

ここでは具体的な行動を確認してみましょう。
 

◆食べられる分だけ購入する

最近では飲食店で注文した商品を食べきれない際は、残した分をテイクアウトできるサービスも始まっています。

使用される容器もエコ素材でできているものを採用しているお店も増えてきました。

事前にそのようなサービスがあるか調べてから訪問することで、食品ロスを削減することができます。

もちろん、自宅での食べ残しや賞味期限が迫った食材を廃棄しないための取り組みも大切です。

その場合に参考にしたいのが、「全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会」です。

こちらは、食品ロスを削減することを目的として設立された自治体間のネットワークで、さまざまな情報を発信しています。

そのなかで食べきり、食材使い切りレシピをクックパッドで公開しているため、ぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

行動例⑶エシカル消費を心がける



行動例の3つ目は、エシカル消費を心がけることです。

まずは簡単にエシカル消費の意味を確認しましょう。
 

エシカル消費とは


エシカル(ethical)は、日本語で「倫理的な」「道徳的な」という意味があり、そこから発展した言葉がエシカル消費です。

消費者は、商品の原料の生産から廃棄までの流れを意識し、生産者の生活や地球環境に悪影響が出ていないかなどを配慮してから購入する、これがエシカル消費の持つ意味になります。

エシカル消費を心がけることがなぜSDGsの達成につながるのでしょうか。
 

なぜエシカル消費が必要なのか


エシカル消費の重要性を考えるために、具体例として①ファストファッション②住宅に使う木材の2つをピックアップしました。
 

①ファストファッションの背景

安い値段で衣服を購入できるファストファッションですが、その製造過程を想像したことがあるでしょうか?

安い商品を提供するには、原価をできるだけ抑えて作らなければなりません。

それをかなえるために、低賃金で働く労働者がいます。(地域によっては時給15円前後で働いている方々もいるようです。)

また、原料を効率よく大量に生産するために多量の農薬を散布して体調を崩す生産者もおり、このような生活を送っている方々は人間らしい生活を送れているとは言えません。
 

②住宅に使う木材

次は木材を例に考えます。

家を建てるのに不可欠な木材ですが、これもまた安価な価格で輸入しているケースがあります。

この価格が実現する要因の1つに、違法伐採が挙げられます。

違法伐採とは、その名の通り法を破って木を切り取ることを指します。

本来であれば、木材は伐採した後の植林や森林区域の管理費用が含まれた価格で販売されます。

しかし、違法伐採された木材にはこれらの費用が含まれないため、安価で流通し、もちろん伐採後のケアもされません。
 

エシカル消費が歯止めになる


わたしたちは普段から安価なものを購入しようと考えますが、この2つの例からわかるように、安価な商品の背景にはさまざまな犠牲が払われている可能性があることを認識しなくてはなりません。

安価なものを求めることは悪ではありませんが、その行為が事業者への利益を増幅させ、そのまま人権や法を無視した労働形態や伐採を継続されてしまう可能性があります。

これを是正するのがエシカル消費なのです。

わたしたち消費者が、正当な商品を選択し続ければ、稼げなくなった彼らは雇用形態を改善したり、正規な手続きの上で森林の伐採をするようになるでしょう。

結果的にSDGsの達成が近づくのです。

先ほどの2つの例に当てはめると、

【低賃金の是正】
目標1「貧困をなくそう」→安定した収入を得られる
目標10「人や国の不平等をなくそう」→人権を尊重した職場で働ける

【違法伐採の是正】
目標15「陸の豊かさを守ろう」→適切な森林経営が期待できる
目標12「つくる責任 つかう責任」→正規ルートの材料を使うことが企業の責任

など、さまざまな面で関わり合いを持つのです。

ここまででエシカル消費の重要性がわかったところで、次は商品を選択する際に見極めるポイントを見ていきましょう。

エシカル消費を実現するためのポイント

買い物の際、エシカルな商品かどうか見極めるポイントに認証ラベルの有無が挙げられます。

認証ラベルとは、専門機関が環境に配慮しているか、生産者への賃金は適正か、などの厳格な基準をクリアした商品に対して交付する専用のラベルのことです。

次では代表的な認証ラベルを紹介します。
 

海のエコラベル(MSCラベル)


海のエコラベルの画像海のエコラベルは、MSC(MarineStewardshipCouncil:海洋管理協議会)が定める、漁獲時期・魚の大きさ・他の生物に優しい漁具を使うなどの国際的な厳しいルールに則って獲られた水産物に与えられるラベルです。

主に刺身やかまぼこなど、魚に関する商品に貼られています。
 

マリン・エコラベル



引用元:マリン・エコラベル・ジャパン
マリンエコラベルの画像海のエコラベル(MSCラベル)が国際的な認証であったのに対しマリン・エコラベルは、日本の認証機関であるマリン・エコラベル・ジャパンによって発行されるラベルです。

こちらも主に刺身やかまぼこなど、魚に関する商品に貼られています。
 

FSCロゴ



引用元:FSCジャパン

FSCロゴは、木材に関する認証ロゴで、1993年にドイツで創設されました。

持続可能な森林経営が行われていることや、違法に伐採されていない木材にこのロゴの貼り付けが認められます。

FSCロゴ以外にも、国際的な認証マークとして1999年に欧州で開始された「PEFC」、各国単位で認証されるインドネシアの「LEI(インドネシア・エコラベル協会)」や「マレーシアのMTCC(マレーシア木材認証協議会)」などがあります。

日本でも2003年に「SGEC(一般社団法人緑の循環認証会議)」がスタートしました。

これは主に木材を利用した商品はもちろんのこと、身近なところではお店の持ち帰り用紙バッグや商品パッケージなど、紙素材のものにも貼られています。
 

RSPO認証マーク


RSPO認証マークは、パーム油に関する認証マークで、生産から製品が完成するまでの流れがすべて適正であるか判断されたものに貼られます。

パーム油は、カップ麺、お菓子、パンなどの加工食品や、化粧品・パーソナルケア用品、洗剤、医薬品などに使われるものです。

この需要が急速に増えたことから、農地開拓のために不適切な森林伐採を行うなどの問題が発生しました。

そこでRSPO認証マークが作られ、さまざまな商品に貼られているのです。
 

国際フェアトレード認証ラベル



引用元:フェアトレード・ラベル・ジャパン

国際フェアトレード認証ラベルは、国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)が定めた基準をクリアした商品に貼られるラベルです。

商品の原料が生産されてから、加工、製造工程、輸出入、完成までのすべての工程で基準をクリアしていることが求められます。

身近な場所では、コンビニで売られるインスタントコーヒーやチョコレートにこのラベルが貼られています。
 

有機(オーガニック)認証マーク




引用元:オーガニック認証センター

有機(オーガニック)認証マークは、オーガニックの基準に基づいて生産されたものであることを第三者機関が証明するもので、主に食品に貼られています。

液体シャンプーから固形シャンプーに切り替える

最後に、普段使っている液体シャンプーを固形シャンプーに切り替えることも検討してみてはいかがでしょうか。

液体シャンプーを入れるボトルや、詰め替え用のパッケージはほとんどがプラスチックでできています。

現在、シャンプーに関わるプラスチックは年間800億本廃棄されており、たったの9%しかリサイクルされていません。

この問題に注目し、シャンプー、コンディショナーを固形化した商品が発売されており、本サイトが取り扱うethique(エティーク)もその1つです。
 

ethique(エティーク)




ethique(エティーク)は、容器のない固形バー(髪や頭皮に必要な美容液成分と、必要最小限の洗浄成分を凝縮したシャンプー・コンディショナー)で、2019年までの7年間で600万本のプラスティックボトルの削減を実現しました。

さらに2025年までに5,000万本削減を目標にしています。
 

パッケージも環境に優しい

またすべてのパッケージは生分解性(微生物によって分解される物質のこと)によるもので作られており、土に還ります。

さらにインクも植物からとれるベジタブルインクを使用しているため、例えば開けたパッケージに土とタネを入れて植物を育てることもできるのです。

一定の大きさに植物が育ったあとは、庭にパッケージごと埋められるのでゴミの削減につながります。

>>エティークの詳細はこちらから


 

番外編 ナマケモノアクション・ガイドを参考に

ここまで、今日からできることや、普段の生活から意識したいポイントを見てきましたが、他にもできることはたくさんあります。

そのなかでもわかりやすいのが、国連広報センターから出されている「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」です。

これは、
 
・レベル1 ソファに寝たままできること
・レベル2 家にいてもできること
・レベル3 家の外でできること
・レベル4 職場でできること

とレベル別に自分ができるアクションがまとめられています。

タイトルにナマケモノとついているものの、誰しもが取り組みたいアクションが書かれているので、ぜひ一度参考にしてみてはいかがでしょうか。

>>ナマケモノガイドはこちらから

SDGsの理解を深めてできることを探そう

本記事では、SDGsの達成を目指し、個人でもできることを紹介しました。

個人で行動を起こすためのステップは、
 
①SDGsについて知る
②興味のある目標を探す
③行動にうつす

です。

小さなことの積み重ねが、持続可能な地球にしていく上で大切なポイントになります。

まずはSDGsがどのようなものなのかを知り、自分にもできることがあるかを探してみてくださいね。


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