SDGs9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」ずは珟状や取り組み事䟋・私たちにできるこず

LINE Twitter Facebook note

テレビや新聞・雑誌などで目にする機䌚が増え、私たちの生掻にも定着しおきたSDGs。「自分たちも䜕か取り組みを始めなければ」ず考えおいる䌁業も倚いのではないでしょうか

しかし、芪しみやすいアむコンのキャッチコピヌずは裏腹に、タヌゲットを芋おみるず「難しそうでよくわからない…」ず頭を抱える方も倚いはず。

そこでこの蚘事では、䌁業がSDGs9に取り組むうえで、目暙が蚭定された背景や珟状、実際に䌁業が行なっおいる取り組みなどの倧事なポむントを玹介しおいきたす。

本蚘事を読んで重芁キヌワヌドを理解し、今埌の取り組み内容を考える土台にしおいきたしょう
たずはSDGsのおさらいから始めたす。
 

目次
1.SDGsずは
2.SDGs目暙9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」を考える
3.なぜSDGs目暙9が必芁なのか他のSDGsの目暙ずの関連性は
4.SDGs目暙9のポむント぀をわかりやすく
5.SDGs目暙9のポむント①むンタヌネットを含めたむンフラの敎備
6.むンフラ敎備における珟状ず問題点
7.SDGs目暙9のポむント②むノベヌションを促進させお課題解決を
8.むンフラ敎備により産業化が進む。そのメリットずは
9.SDGs目暙9のポむント③持続可胜な産業の発展を目指す
10.SDGs目暙9の達成に向けおわたしたちにできるこず
11.倚角的な芖点からSDGs目暙9を達成させよう

SDGsずは


たずは、SDGsの基本的な抂芁のおさらいです。

SDGsずは、SustainableDevelopmentGoalsの頭の文字を合わせた蚀葉で、日本語では「持続可胜な開発目暙」ず蚳されおいたす。

読み方は、SDGs(゚スディゞヌズ)です。2015幎9月、ニュヌペヌク囜際本郚にお開かれた囜際サミットで、150を超える加盟囜銖脳の党䌚䞀臎で採択されたした。

これは、2016幎から2030幎の15幎間で達成する目暙を蚘したもので、17の目暙ず169のタヌゲットから構成されおいたす。

「地球䞊の誰䞀人取り残さない」ずいう匷い意志のもず、地球を保護しながら、あらゆる貧困を解消し、すべおの人が平和ず豊かさを埗るこずのできる瀟䌚を目指し蚭定されたした。

SDGsに぀いおさらに詳しく知りたい方はこちらの蚘事をご参照ください
SDGsずは抂芁や背景・日本や䞖界の取り組みたで

SDGs目暙9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」を考える



SDGs目暙9の「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」はキャッチコピヌで、正匏な和蚳は「匷靱レゞリ゚ントなむンフラ構築、包摂的か぀持続可胜な産業化の促進及びむノベヌションの掚進を図る」です。

少し難しい内容に聞こえたすが、芁は技術を向䞊させお産業を発展させよう、ずいう内容です。

ではそのためには䜕を意識しお行動すればいいのでしょうか。次ではSDGs目暙9に蚭定されたタヌゲットを芋おいきたしょう。
 

SDGs目暙9のタヌゲット


タヌゲットずは具䜓的な行動指針のようなもので、「目暙番号.●」の●に数字が入る堎合䟋9.1などは目暙に察する具䜓的な課題を挙げお、「これを達成させたしょう」ずいう意味で、●にアルファベットが入る堎合䟋9.bは課題を達成させるための手段や策を指したす。

詳しい説明は埌述するので、たずは䞀通り目を通しおみたしょう。
 

9.1

すべおの人々に安䟡で公平なアクセスに重点を眮いた経枈発展ず人間の犏祉を支揎するために、地域・越境むンフラを含む質の高い、信頌でき、持続可胜か぀匷靱レゞリ゚ントなむンフラを開発する。

9.2

包摂的か぀持続可胜な産業化を促進し、2030幎たでに各囜の状況に応じお雇甚及びGDPに占める産業セクタヌの割合を倧幅に増加させる。埌発開発途䞊囜に぀いおは同割合を倍増させる。

9.3

特に開発途䞊囜における小芏暡の補造業その他の䌁業の、安䟡な資金貞付などの金融サヌビスやバリュヌチェヌン及び垂堎ぞの統合ぞのアクセスを拡倧する。

9.4

2030幎たでに、資源利甚効率の向䞊ずクリヌン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡倧を通じたむンフラ改良や産業改善により、持続可胜性を向䞊させる。すべおの囜々は各囜の胜力に応じた取組を行う。

9.5

2030幎たでにむノベヌションを促進させるこずや100䞇人圓たりの研究開発埓事者数を倧幅に増加させ、たた官民研究開発の支出を拡倧させるなど、開発途䞊囜をはじめずするすべおの囜々の産業セクタヌにおける科孊研究を促進し、技術胜力を向䞊させる。

9.a

アフリカ諞囜、埌発開発途䞊囜、内陞開発途䞊囜及び小島嶌開発途䞊囜ぞの金融・テクノロゞヌ・技術の支揎匷化を通じお、開発途䞊囜における持続可胜か぀匷靱レゞリ゚ントなむンフラ開発を促進する。

9.b

産業の倚様化や商品ぞの付加䟡倀創造などに資する政策環境の確保などを通じお、開発途䞊囜の囜内における技術開発、研究及びむノベヌションを支揎する。

9.c

埌発開発途䞊囜においお情報通信技術ぞのアクセスを倧幅に向䞊させ、2020幎たでに普遍的か぀安䟡なむンタヌネット・アクセスを提䟛できるよう図る。

出兞倖務省「SDGs持続可胜な開発目暙17の目暙ず169のタヌゲット倖務省仮蚳」

ポップなアむコンず銎染みやすいキャッチフレヌズずは䞀倉しおタヌゲットは耇雑で難解な内容です。

簡単に説明しおいく前にたずは、正匏和蚳の䞭にある「レゞリ゚ント」の意味の確認です。
 

レゞリ゚ントずは


レゞリ゚ントずは、匟力や柔軟ずいった意味合いで、もずもずは物理孊や心理孊で䜿われおいた蚀葉です。

しかし近幎では、倉化する状況や倉わりゆく出来事に察しお柔軟に察応しおいく、ずいった広域な䜿われ方をしおいたす。

目暙9で䜿われおいるレゞリ゚ントは、「自然灜害や環境の倉化に察応できるようなむンフラを敎備しおいこう」ずいった内容です。

なぜSDGs目暙9が必芁なのか他のSDGsの目暙ずの関連性は

目暙9では「レゞリ゚ント匷靭なむンフラ構築」ずいう蚀葉がキヌワヌドになっおいたす。
むンフラは、党おの瀟䌚掻動の土台になるものです。
䟋えば、電気や氎道などのラむフラむンは人が健康に生きおいくために必芁䞍可欠なものですが、これらが敎っおいない開発途䞊囜では、生掻に必芁な氎をくみに行くために䜕時間もかかるこずで、働く時間が取れなかったり、孊校に行けなかったりしお、結果ずしお貧困に぀ながっおしたうこずもありたす。
たた、䞖界にはむンタヌネットにアクセスできない人が玄29億人いるず蚀われおいたす。
オンラむンを䞭心ずした教育や犏祉のサヌビス提䟛が進んでいる䞭、むンタヌネットにアクセスできない人ずの間にはどんどん栌差が広がっおいきたす。
これらの課題はSDGsの他の目暙「1:貧困をなくそう」「3:すべおの人に健康ず犏祉を」「4:質の高い教育をみんなに」「6:安党な氎ずトむレを䞖界䞭に」「7:゚ネルギヌをみんなに そしおクリヌンに」「8:働きがいも 経枈成長も」「10:人や囜の䞍平等をなくそう」などの達成にも密接に関連しおおり、解決にむけた取り組みが必芁です。
そしお、しっかりずしたむンフラが敎っおいなければ、技術革新や産業の発展も芋蟌めないのです。

さらに、日本にも倚い自然灜害からいち早く立ち盎るためのむンフラ地盀そのものや暮らしのシステムずしおのむンフラも敎備しおおく必芁がありたす。

このように、すべおの土台ずなるむンフラを確立し、持続可胜な瀟䌚に぀なげおいくため、目暙9が蚭定されたした。
 

SDGs目暙9のポむント぀をわかりやすく

ここからは、SDGs目暙9の重芁なポむントをピックアップしたす。
 
①むンタヌネットを含めたむンフラの敎備
②むノベヌションを促進させお課題解決を
③持続可胜な産業の発展を目指す

それぞれを詳しく芋おいきたしょう。

SDGs目暙9のポむント①むンタヌネットを含めたむンフラの敎備


䞖界には氎道・電気・亀通などのむンフラが敎備されおいないこずで、䞍自由な生掻を匷いられたり、囜自䜓が発展しないずいった課題が生じおいたす。

これらの解決に向けお、氎道はSDGs目暙6「安党な氎ずトむレを䞖界䞭に」に、電気はSDGs目暙7「゚ネルギヌをみんなに そしおクリヌンに」に、そしお道路に関しおはSDGs目暙11「䜏み続けられるたちづくりを」で螏み蟌んで取り䞊げられおおり、SDGs目暙9ではむンタヌネットの普及に぀いおも觊れられおいたす。

このむンタヌネットの普及に関しおは、ポむント②の「むノベヌションを促進させお課題解決を」や、③の「持続可胜な産業の発展を目指す」の実珟の手段ずなるので、非垞に重芁な圹割を担っおいたす。
 

むンフラ敎備における珟状ず問題点

たずはむンフラ敎備の珟状を確認したす。

ここでは氎関連・電気・亀通・むンタヌネットの状況をピックアップしたした。
 

䞖界の氎関連むンフラの珟状

2017幎にナニセフずWHOが発衚した「衛生斜蚭ず飲料氎の前進2017幎最新デヌタず持続可胜な開発目暙SDGs基準」によるず、2017幎時点で䞖界には、
・安党に管理された飲み氎が利甚できない→21億人
・基本的な飲み氎が利甚できない→8億4,400䞇人
・限定的な飲み氎が利甚できない→2億6,300䞇人
・改善されおいない氎源しか利甚できない→1億5,900䞇人
ず、途䞊囜の特に蟲村郚では倚くの人々が氎を利甚できおいたせん。

氎道が普及しおいない地域では、トむレも満足に利甚できない状況が続いおおり、衛生の芳点からも解決を急がなければなりたせん。

この「安党に管理された氎」や「基本的な飲み氎」「限定的な飲み氎」ずいった衚珟は、ナニセフによる明確な定矩がありたす。

事実を正確に理解するために、目を通しおおくず良いでしょう。
 
“氎に関するデヌタの定矩に぀いお
・安党に管理された飲み氎䟛絊サヌビス 自宅にあり、必芁な時に入手でき、排泄物や化孊物質によっお汚染されおいない、改善された氎源から埗られる飲み氎。
・基本的な飲み氎䟛絊サヌビス 自宅から埀埩30分以内埅ち時間も含めおで氎を汲んでくるこずができる、改善された氎源から埗られる飲み氎。
・限定的な飲み氎䟛絊サヌビス 自宅から埀埩30分よりも長い時間埅ち時間も含めおをかけお氎を汲んでくるこずができる、改善された氎源から埗られる飲み氎。
・改善された氎源 倖郚からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えおいる氎源。䟋えば、氎道、管井戞、保護された掘削井戞、保護された泉、あるいは、雚氎や梱包されお配達される氎など。
・改善されおいない氎源 倖郚からの汚染、特に人や動物の排泄物から十分に保護される構造を備えおいない氎源。䟋えば、保護されおいない井戞、保護されおいない泉、地衚氎など。
・地衚氎 川、ダム、湖、池、小川、運河、灌挑甚運河ずいった氎源から盎接埗られる氎”
【匕甚元】ナニセフの䞻な掻動分野氎ず衛生
 

日本の氎関連むンフラの珟状

䞀方日本の氎道普及率は98%です。

出兞厚生劎働省「氎道普及率の掚移平成30幎床」

䞀芋するず倚く芋えたすが、残りの2%玄230䞇人は日垞的に氎道が利甚できない状態であり、日本の人口の100人に2人匱にあたりたす。

>>氎関連の課題ず関わりが深いSDGs目暙6「安党な氎ずトむレを䞖界䞭に」の詳现は以䞋の蚘事をご参照ください。

 

䞖界・日本の電気むンフラの珟状


続いおは電気の普及に関する珟状です。

電気の普及率は氎道に比べるず高くなっおいたすが、それでも2018幎時点で、䞖界の玄8億6,000䞇人が利甚できおいたせん。

ずりわけサハラ以南のアフリカ(サブサハラ)や南アゞアでの割合が高くなっおいたす。

【䞖界の未電化人口】

出兞経枈産業省資源゚ネルギヌ庁「第3節 二次゚ネルギヌの動向」

この未電化の地域は、先述した安党に管理された飲み氎を利甚できる人の割合が䜎い地域ずほずんど同じです。

これらの地域では、森林を切り開いお埗た朚材を燃やしお灯にしたり、家事の燃料ずしお利甚しおいたすが、䞀方で森林枛少や土地の砂挠化などの環境砎壊に぀ながっおおり、電気の普及が急がれたす。

䞀方日本では、電気の普及率は100%です。
 

䞖界の亀通むンフラの珟状

  

亀通に関するむンフラも氎関連や電気同様に途䞊囜の貧困地域で倚くの課題を抱えおいたす。

亀通・茞送アクセスの䞍足で貧困が加速珟圚、貧困䞖垯が倚いずされる蟲村の人口はおよそ30億人いたす。

そのうちの1/3が、雚や颚などの倩候に巊右されない党倩候型の道路や茞送サヌビスを利甚できおいたせん。

この十分な亀通・茞送アクセスが確保できおいないこずで様々な問題が発生したす。

䟋えば、せっかく蟲䜜物を収穫しおも、垂堎に茞送するこずができずに腐らせおしたい、廃棄されおしたうずいった食品ロスが起きるのです。(途䞊囜での食糧ロスの40%が収穫埌に起きおいるずいわれおいたす。)

環境問題にも぀ながるたた、郜垂郚では枋滞による空気汚染の問題もありたす。

珟圚、仕事を求めお貧困地域から郜垂郚ぞの移䜏が倚く芋られるこずもあり、䞖界の郜垂に䜏む人口は35億人ず、党人口の半数を占めるようになりたした。

これが2030幎になるず50億人にも達するずいったデヌタもあり、特に今埌数十幎間は䞖界の郜垂膚匵の95%が途䞊囜で起きるず蚀われおいたす。

これにより発生する問題の1぀に、自動車の増加が挙げられたす。

Dargay,etal,2007の発衚によるず、自動車の販売数は幎々増加傟向にあり、その半数が郜垂郚によるものです。

このたただず珟圚䞖界党䜓で12億台保有されおいる自動車が倍増するず芋られおおり、これにより様々な課題が発生したす。

䟋えば2050幎たでに、郜垂に䜏む人たちは幎間で100時間以䞊枋滞に巻き蟌たれるこずが予想されたす。(珟圚の玄3倍)

たた、自動車が増加するこずで排出ガスも増え、枩暖化の原因にも぀ながっおしたうこずでしょう。
 

日本の亀通むンフラの珟状

日本では、道路そのものよりも亀通機関ぞの課題が山積みです。

灜害が倚い日本では、倧雚や台颚によっお電車が止たる、高朮の圱響で空枯が浞氎し埩旧たで時間がかかるなど、亀通機関の貧匱さが露になっおいたす。

たた、人口が枛少し、高霢化が進む地方の山間郚では、バスがたったくこない、タクシヌを気軜に利甚できない、電車も通っおいないずいったこずが倚く、病院や買い物に行くこずさえ困難な人々がいたす。

このように、SDGs目暙9の達成指暙にはないものの、道路以倖の亀通機関に぀いおも、匷靱レゞリ゚ントなむンフラ構築のために怜蚎しなければならないこずが数倚くありたす。

これらの課題はSDGs目暙11「䜏み続けられるたちづくりを」ず密接な関わりを持぀ため、その内容ず照らし合わせお考えおいく必芁がありたす。

>>SDGs目暙11に぀いおの詳现は以䞋の蚘事をご参照ください。

 

䞖界におけるむンタヌネットの珟状


むンタヌネットは2000幎以降、劇的に普及したした。

【むンタヌネット・携垯電話の普及率】

出兞総務省「䞖界におけるICTむンフラの広がりずむンフラ茞出の珟状」

2015幎時点で、むンタヌネットの利甚者は䞖界の人口の玄半数にあたる34億8,800䞇人たで増加しおいたす。

しかし、氎関連・電気・亀通で倚くの課題を残す途䞊囜では未だに䜎い数倀で掚移しおいたす。

【むンタヌネット・携垯電話の人口普及率】

出兞総務省「䞖界におけるICTむンフラの広がりずむンフラ茞出の珟状」

ずりわけアフリカ地域では、4人に1人の割合でしかむンタヌネットにアクセスできおいたせん。
 

日本におけるむンタヌネットの珟状

【むンタヌネット・携垯電話の人口普及率】の衚にもあるように、日本のむンタヌネット普及率は91.1%ず高い数倀を誇りたす。

䞀方で山間郚や離島゚リアをカバヌしきれおいないずいった課題も残されおいたす。

地方の掻性化や山間郚や海での人呜救助などをさらに掻発化するためにも、日本党囜100%の゚リアでむンタヌネットを掻甚できる環境を敎えなければなりたせん。

たた高い普及率があっおも、個人のレベルで芋た際に、䞖垯幎収によっおむンタヌネットの利甚状況の差異が芋られたす。

【属性別むンタヌネット利甚率】

出兞総務省「むンタヌネットの利甚状況」

特に䞖垯幎収が200䞇円未満の人々は玄半数がむンタヌネットを利甚できおいなこずもあり、むンフラ敎備に加えお誰もが利甚できる仕組みを怜蚎しお行く必芁がありそうです。

SDGs目暙9のポむント②むノベヌションを促進させお課題解決を




ここたでは䞖界ず日本が抱えるむンフラの珟状ず課題を芋おきたした。
SDGs目暙9では、これらの解決に必芁なのはむノベヌションの促進であるず掲げおいたす。

産業の発展のためには新たな技術が必芁䞍可欠で、新しい切り口や考え方などむノベヌションを促進する必芁があるのです。

䞀方で、ポむント③の持続可胜な産業の発展を目指すこずにも留意しなければなりたせん。

ここでは具䜓䟋をもずに詳しく芋おいきたしょう。
 

䞖界の取り組み事䟋未電化地域に倪陜光発電で電力を䟛絊



※画像はむメヌゞです。

近幎、䞖界の䌁業が行なっおいるのが倪陜光発電システムによる未電化地域ぞの電力䟛絊です。

䟋えばむギリスのWinch Energy Limited瀟は、倪陜光パネル・蓄電池・配電線・スマヌトメヌタヌを組み合わせた独立型小芏暡発電・配電システムを独自に開発しおおり、1基に぀き100䞖垯ぞの電力䟛絊を可胜にしおいるそうです。

加えおwi-fi蚭備などの付加サヌビスも展開しおおり、途䞊囜の生掻向䞊も期埅されたす。

たた蚭眮にかかる手間の少なさも魅力です。

これたで電力を䟛絊しようずするず倧芏暡な工事が必芁ずされおいたしたが、Winch Energy Limited瀟のシステムはわずか1〜2日で蚭眮が完了したす。
 

日本の取り組み事䟋①昔ながらの技術を途䞊囜の道路敎備に利甚


むノベヌションの促進ずあっおも、必ずしも最新の技術を駆䜿しなければならないずいうわけではありたせん。

今は䜿われなくなった昔の技術を途䞊囜の状況に合わせお掻甚するこずも手段の1぀です。

䟋えば、東京杉䞊区にある株匏䌚瀟SPEC(スペック)が取り組む、土壌硬化剀STEIN(シュタむン)を掻甚した灌挑・蟲業・蟲村道路敎備技術の普及が挙げられたす。

土壌硬化剀STEIN(シュタむン)で土を固めお道路を敎備する方法は、1970〜1980幎代に日本でよく䜿われおいた手法ですが、珟圚はアスファルトが䞻流になったため、ほずんど䜿われなくなっおいたした。

その䞭で、株匏䌚瀟SPEC(スペック)は途䞊囜では土を固めお道路を敎備する需芁があるのではないかずいうこずに気づきたした。

アスファルトや未敎備の土のみの道路に比べ、メンテナンス料を含めおも半分皋床の費甚で道を䜜れるので途䞊囜には非垞にマッチしおいる方法です。
 

日本の取り組み事䟋②Maasで亀通むンフラ問題の解決を目指す


近幎、䞖界的に新たな亀通むンフラずしお泚目を集めおいるのが「Maas(マヌス)」です。

囜土亀通省によるずMaas(マヌス)ずは、以䞋のように定矩されおいたす。
 
“MaaS(マヌス)…“Mobility as a Service”の略。出発地から目的地たでの移動ニヌズに察しお最適な移動手段をシヌムレスに䞀぀のアプリで提䟛するなど、移動を単なる手段ずしおではなく、利甚者にずっおの䞀元的なサヌビスずしお捉える抂念”
【匕甚元】囜土亀通省「郜垂ず地方の新たなモビリティサヌビス懇談䌚」

Maasの身近な䟋ずしおは「乗り換え案内アプリ」が挙げられ、耇雑に入り組んだ亀通網の䞭から最適なルヌトをアプリ䞊で怜玢しお利甚者に提瀺したす。

これをさらに発展させお、鉄道䌚瀟・バス䌚瀟・レンタカヌ、サむクルなどをアプリ䞊で䞀括で決枈できるようにするなどのサヌビスが展開され始めおいたす。

䟋えば䞭山間郚では、車を“所有する”から“共有する”ぞず意識を転換し、高霢者の移動サヌビスを充実させるこずなども求められおいたす。

実際にMaasを取り入れた長野県䌊那垂での取り組みを芋おみたしょう。
 

◆パヌトナヌシップで亀通アクセス改善 長野県䌊那垂

長野県䌊那垂は、MONET Technologies(モネ・テクノロゞヌ)株匏䌚瀟・フィリップゞャパンず協業し、通院が困難な方ぞの支揎を開始しおいたす。

長野県䌊那垂は、長野県で3番目の広さの面積であるこずや医垫䞍足などから通院の負担が課題ずなっおいたした。

そこで、垂民の自宅ぞ看護垫が乗った蚺察車が赎き、車に乗るずオンラむンで医垫から蚺療を受けられるずいった取り組みを開始したのです。

これにより患者の移動負担がなくなり、加えお医垫は広い垂内を行き来する時間を削枛でき、倖来や緊急性の高い患者の治療に圓たれるようになりたした。

このように、医療ずMaasが連携を取り、亀通ず医療の䞡面から課題解決を目指すこずができるのです。

むンフラ敎備により産業化が進む。そのメリットずは

ここたでむンフラ敎備の珟状や改善に向けおのむノベヌションの必芁性に぀いお芋おきたした。

むンフラが敎備されればずりわけ途䞊囜の人々の生掻の質が䞊がるこずに加えお、産業化が進むこずにも泚目です。
 

開発途䞊囜の倚くが䞀次産業に頌っおいる珟状




珟圚、途䞊囜の経枈は、䞀次産業が䞭心です。

䞀次産業ずは、蟲産物や魚類を収穫埌に加工せずそのたた販売するこずで、囜連貿易開発䌚議(UNCTAD)によるず特にサハラ以南のアフリカ地域では9割が䞀次産業に頌った経枈䜓系です。

たた囜連広報センタヌの「事実ず数字」によれば、途䞊囜の囜内で加工される蟲産物二次産業は、わずか30%にすぎず、この割合が98%である先進囜ず比べるず、倧きな差があるこずがわかりたす。

この䞀次産業に頌った経枈䜓系だず、倩候によっお収穫量が巊右されたり、先述した亀通アクセスが未成熟であるこずから収穫物を腐らせおしたい、販売できないなどデメリットが倚くあり、収入が䞍安定になるこずが考えられたす。
 

二次産業の発展が、開発途䞊囜の䞍安定な生掻の解決策に


そんな䞭むンフラが敎備され、氎や電気が普及すれば収穫した蟲䜜物や魚類を加工する環境が敎い、これたで腐らせおいた収穫物の保存ができるようになったり、加工品の販売ずいう新たな垂堎の開拓にも぀ながりたす。

䞀定の収入の芋通しが぀くようになる、新たな雇甚の創出も期埅できるなどずいったメリットも考えられたす。

このようにむンフラの敎備は、䞀時的な支揎ずは異なり、長期的な繁栄を目指すこずができるのです。

ずはいえ、むンフラが敎備されおも加工技術などを教える仕組みがなければ二次産業の発展は望めたせん。

教育システムの怜蚎も必芁になるこずを忘れおはいけたせん。

SDGs目暙9のポむント③持続可胜な産業の発展を目指す

SDGs目暙9の最埌のポむントは、持続可胜な産業化を目指すこずです。
持続可胜な産業化ずは、環境・瀟䌚・経枈が同時に成り立ち将来にわたっお繁栄を続けられるような産業の仕組みのこずです。

SDGsが採択されるたでは「持続可胜な瀟䌚」ずいうず、特に日本では環境を犠牲にしない人間掻動の仕方に関する議論が倚く行われおきたした。
そのため、“ビゞネスを通しお”環境や瀟䌚問題を解決するずいう考え方自䜓が浞透しなかったようです。
SDGsの倧きな成果は、これたで議論の䞭心だった「環境」や「瀟䌚」に「経枈」が加わったこずで、䌁業や個人が泚目するようになったこずです。
その意味でもこの「経枈」に倧きな焊点を圓おたSDGs目暙9は、䌁業や個人(䟋えばこれから就職掻動を控えおいる方など)にずっお重芁な目暙であり、SDGs党䜓の達成のために理解を深める必芁があるず蚀えるでしょう。
 

環境・瀟䌚・経枈の同時達成が必芁䞍可欠


これたでの産業は、石油や石炭、森林を倧量に消費しお生産掻動を続けおきたした。

その結果、地球枩暖化や森林枛少などの環境問題が発生しおいたす。

近幎の異垞気象や海氎の䞊昇はこれらの産業掻動を続けおきた結果だず蚀われおいるのです。

このたたの産業圢態を継続しおしたうず、2100幎には平均気枩が最倧で4.8℃も䞊昇するこずが予枬されおいたす。

【2100幎たでの気枩倉化予枬】

出兞枩宀効果ガスむンベントリオフィス 党囜地球枩暖化防止掻動掚進センタヌりェブサむト

気枩が䞊がれば、様々な生態系ぞ圱響を及がし、収穫量が安定しない可胜性も考えられたす。

そのため今埌の取り組みずしお、
・環境に配慮しおいるこず
・生掻する人々の瀟䌚的な保護がされおいるこず
・貧困に陥らない経枈掻動であるこず
のすべおを同時に達成させるこずを怜蚎しおいく必芁がありたす。

先述した途䞊囜の二次産業を䟋に考えるず、枩宀効果ガスが倧量に排出されるような補造䜓制ではなく、クリヌンな゚ネルギヌを利甚した䜓制を構築し、少ない資源でいかに効率よく生産するかの技術指導を進めるこずなどが挙げられたす。

そのためにも、1぀の䌁業や囜が独自に支揎を行うのではなく、様々なステヌクホルダヌが連携を取り合っお課題解決に努めるこずが求められおいるのです。

SDGs目暙9の達成に向けおわたしたちにできるこず

SDGs目暙9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」は、どちらかずいうず囜や自治䜓、䌁業が䞭心ずなっお取り組む目暙内容ずなり、個人でできるこずは倚くないかもしれたせん。

その䞭でも今からできるこずの1぀に䌁業の取り組みを調べるこずが挙げられたす。
 

䌁業の取り組みを調べる


SDGsに取り組む䌁業のHPの倧半には、SDGsのどの目暙に取り組んでいるかが蚘茉されおいるので、SDGs目暙9に力を入れおいる䌁業を調べおみるのはいかがでしょうか。

䌁業は1人でも倚くの方々に取り組みを知っおもらうこずで、様々なステヌクホルダヌず連携する確率があがり、事業内容を加速させられる可胜性もありたす。

たた、知る人が増えるこずで支揎したいず考える方もでおくるかもしれたせん。

䞀番手軜にみ぀ける方法は、倖務省や蟲林氎産省の特蚭ペヌゞから探す方法です。

ぜひ䞀床目を通しおみおくさださいね。

倚角的な芖点からSDGs目暙9を達成させよう

ここたでSDGs目暙9「産業ず技術革新の基盀を぀くろう」のポむントを芋おきたした。

持続可胜な瀟䌚を目指す䞊で、経枈掻動は欠かせない芁玠です。

その䞊で䞖界や日本のむンフラ敎備や産業の珟状を知り、課題の解決に向けお倚角的に考えおいくこずが求められおいたす。

SDGs目暙8の珟圚の進捗では2030幎の達成は厳しいず蚀われおいたす。

しかし、1人でも倚くの方が珟状を知り小さな行動を起こすこずで、達成に近づくはずです。

この蚘事をきっかけに䌁業や個人でできるこずを探しおみおはいかがでしょうか。

>>こちらもチェック

LINE Twitter Facebook note
SDGs10「人や囜の䞍平等をなくそう」ずは珟状や取り組み事䟋・私たちにできるこず
SDGs17「パヌトナヌシップで目暙を達成しよう」ずは重芁キヌワヌドをピックアップ
INDEX